番外編『狼と七人(?)の子山羊』
ユニーク10000突破記念です
デ「昔むかーし、あるところに一人の親山羊(悪魔)と七人の子山羊(悪魔)がいました。山羊なのに一人?って疑問はスルーでお願いします」
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ソ「じゃあみんな、私はお買い物に行ってくるからお留守番をよろしくお願いします」
エ「はーい」
アス「きをつけてね♪」
ソ「はい」
メ「私も行こうか?」
ソ「私一人で大丈夫ですよ。でもありがとう、メフィスト。それと、最近はこの辺りに狂暴な狼がでるから気をつけてください」
アル「凶暴ではなく、狂暴なのか?」
アラ「なんかおもしろいわね」
ソ「私以外の人に扉を開けてはいけませんよ。それでは」
ガチャ
アス「狼か。恐いね♪」
メ「恐がってないよね」アル「鍵を掛けなくてはな」
アラ「どんな狼だろうね」
ベ「……興味は無い」
ゼ「………」
エ「どうしたの?」
ゼ「誰が狼役だろうって考えてた」
エ「たしかにそうだね。後出てないのは……」
コンコン
扉を叩く音がします
アス「はーい」
メ「アスタノト、あけちゃ駄目って言われたでしょ!?」
アス「おもしろそうだから開けてみようと思ったの」
アラ「それはそうね」
アル「と言いつつ開けようとするのはどうかと思うが」
するとエレスナーグが聞きました
エ「誰ですか?」
アシ「世界一美しい狼です」
ゼ「………お前か!」
アシ「さぁ、子山羊達。僕の胃袋を満たす為にこの扉を開けてくれ給え」
ベ「……偽るどころか正体丸だしできたな」
ゼ「基本バカだからさ」
アシ「聞き捨てならないね。なら、待ってなよ」
タッタッタ
アス「帰っちゃったね」
ゼ「まだいると思う」
アラ「私達を狙ってるみたいね」
メ「ど、どうしよう?」
ベ「……恐いのか?」
メ「恐くない、って言ったら嘘になる」
ベ「……」
ギュッ
ベ「……だったら、俺の傍に居ろ。……俺が守ってやる」
メ「ベルゼブ……」
アス・アラ「…………」
バンっ
アシ「お楽しみ中失礼する」
べ・メ「!……///」
アル「なに!?」アス「わぁー、狼が入ってきた」
アシ「鍵が開いてたから失礼させてもらったよ」
ベ「……どうする?」
アル「ある…」
ゼ「エレスが恐がってるみたいだからさっさと追い出す」
とゼレカが剣と銃を手にしていました
アラ「よいしょ、っと」
アシ「ん?なに……を!!」
アラクネが扉を開けたらゼレカが狼と一緒に外に行ってしまいました
エ「あっ……」
バゴン!
ガギン!
パンパーン!
アル「派手にやってるな」
アス「何してるんだろ」
アラ「見なくても分かるけど」
ビチビチビチ、バスーン!
ベ「……」
メ「ベルゼブ、どこ行くの?」
ベ「……手伝ってくる」
ガチャ
ガタン
パンパンパン!
ドキャーン!
外の音は更に激しさを増しています
エ「ゼレカ……」
ガチャ
ゼ「はぁ……はぁ……助かったぜ、ベルゼブ」
ベ「ふぅ……ふぅ……と言ってももう終わりかけだった」
エ「狼は?」
ゼ「ボロボロにしてやった」
家の外――
アシ「きょ、今日のところは負けを認めますよ」
と言って帰っていった
家の中――
エ「ゼレカ、怪我してない?」
ゼ「大丈夫だよ。心配かけてゴメンね」
エ「よかった……」
こうして、七人の子山羊達は狼を倒しましたとさ
そして帰ってきた親山羊と幸せに暮らしましたとさ
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――
―――
デ「ふぅ、疲れた」
デ「ゼレカ視点からエレス視点へ、という時に解析してみたらユニークが10000突破してました!」
ゼ「またうまい具合に区切りがよかったな」
デ「ホントですよね。本編はドシリアスなのに、そんなのお構いなしでふざけてたからギャップありすぎ」
ゼ「直前まで真面目だった奴をふざけて出したしな」
デ「ホントはあの役ヴァジラにやらせようかと思ったんだけど、流石にそれはなぁーって事でアシュラにしたんだ」
ゼ「………それはまずいよな」
デ「それでは」
ゼ・デ『ありがとうございます!!』