ちょっと休憩?
暑い…
バルチスvision
どうも、バルチスです
突然ゼレカさんに「遠征の準備をしろ」と言われ、無理矢理連行されました
「どうしたバルチス?独り言が多いぞ」
「……何でもないですよ」
「そうか?」
「主、右方向に数匹の生存反応だ」
「え?」
「オーケー、じゃちょっとバルチスと一緒にいてくれ」
「承知」
「そういう訳だからアルフォートと待ってろ」
「あっゼレカさん」
……行っちゃった
「主なら大丈夫だ」
「え、あっあの……」
「申し遅れた、我はアルフォート。主のけいや……部下だ」
「あっどうも。フラワーハウスの管理者のバルチスです」
な、何か気迫がすごいひとだなぁ……
「どうした?気軽に接してくれればよいぞ」
「そう?」
「……本当に気軽だな」
「あ、ごっゴメン……」
「いや、それぐらいで構わないぞ。むしろ主と同じ様に我に接してくれた方がいい」
よ、よかった
怒られるかと思ったよ
怖いひとじゃないみたい
なら、もっと僕を知ってもらおう
そうだ
「じゃあ、僕にも普通に喋っていいよ」
これでどうだ
「折角の提案だが、我はこの話し方が普通なのだ。主が話す様な話し方は逆に難しい」
「そ、そうなんだ……」
まずかったかな……
「ふっ。でも、良い提案だと思うぞ」
「そうだった?」
「ああ」
何か、話してみると優しいひとだなぁ
「主」
「よう」
「どのような戦果だった?」
「魔物っつーか機械人形が何体かだった」
「機械人形?神殿防衛人形じゃなかったか」
「神殿防衛人形て……ゴーレムって言えよ」
「ふむ、今はそういうのか……」
お話しについていけません……
「どうだったバルチス?」
「どうとは?」
「アルフォートと話してたんだろ。こいつは初対面の奴には警戒を怠らないから、喋るのも一苦労だったろ」
「いえ、そんな事はないですよ」
「…………」
「ほーう。珍しいなお前が気迫を出さなかったなんて」
「………別段出す必要が無かっただけだ」
「ふーん」
「そっそれより、マリオネットなんて倒したんですか!?」
「あんなの一撃だぞ」
「………」
前々から思ってましたけど、ゼレカさんって化け物クラスですよね……
「そんな誉めるな」
「く、口に出てました?」
「読心術だ」
「勝手に読まないでくださいよ!」
「はいはい、さっさと行くぞ」
「御意」
「ちょ、速いですって!!」
エレスナーグ⇔ソルーティア
エ「頼れるお姉ちゃん♪」
ソ「可愛い妹♪」