出会い〜アスタノト&ベルゼブ〜
今回の話は視点を決めてないので地の文がないですよ
「姫様、次の謁見です」
「レイレイ、確かに私『困ってる民のお願いを直接聞く!!』っ言ったけど、こんなに多いなんて聞いてないよ」
「明日までですから頑張って下さい。それより次の謁見ですよ」
「むぅ〜」
カツカツ
「どうも。お初にお目にかかります、ゼレカ・ステイルと申します。我が主より託された書状をお持ちしました」
「主って?」
「我が主は《ニンブルケティック》の魔王です」
「あぁ〜エレスの」
「はい。今回の同盟締結に賛成するとの事です」
「姫様、いつの間にそんな約束を?」
「ちょっと前に『敵対してるわけじゃないし、同盟結んじゃお』って約束した」
「………そうですか」
「えっと、ゼレカだっけ。書状を見せてくれる?」
「はい」
「では、私が受け取ります」
「いや、私が読むからいい」
「ですが…」
「私が読む〜」
「………わかりました」
「…………うんうん、………よくわかった。じゃあ私がサインして同盟締結だね」
「よろしいので?ベルゼブ様に報告しなくても」
「魔王は私だよ」
「そうですけど……」
「じゃあこれで同盟…」
「……待て、アスタノト」
「!!ベルゼブ様……」
「うゆ?どうしたの」
「……同盟なんか結ばなくても大丈夫だ」
「でもいざって時に…」
「……強いのか弱いのかも分からないのに『いざ』って時どうなるか分からないだろ」
「………」
「………ふぅ、あんまし他の世界の事情に首突っ込みたくないけど、同盟を認めてもらえないか『幻惑の大魔王』ベルゼブ」
「……俺を知ってるのか」
「そりゃ普段は表にでなくても、『大魔王』なら魔力で分かるさ」
「……お前誰だ?」
「俺はゼレカ・ステイル。『夢幻』のゼレカって言えば分かるかな」
「『夢幻』!?あの男が!?」
「へぇ〜」
「それで、話しを戻すけどどうやったら認めてくれるんだ?」
「……そうか、『夢幻』か。……バハムートを殺った……なら話しは簡単だ。俺と闘え」
「なっ、ベルゼブ様何おっしゃって!?」
「ほぉ、分かりやすいな」
「……いくぞ」
城の使い魔に聞いてみた
「とても冷静で忠実に主にお仕えする姿が、正に私達の鏡です」
「頼まれた事は最善・最速で処理する能力の高さ」
「主様に負けず劣らず信頼が高いです」
ゼ「………」
デ「凄いな、ソルの人気」
ゼ「俺、何かした?」
デ「さぁ?」