表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/136

悪戯夢(あくむ)┨壊れる日常┠

もっと甘い話を考えたいです

「はぁ……はぁ……」


行かなきゃ


「はぁ……くっ……」


行かなきゃ、皆が


「はぁ……はぁ……」


早く、早く!




「あれ?皆帰んないのか」

「あっ零花。今日はそれぞれやらなきゃいけない事があるから」

華娜衣かなえ以外はな」

「華娜衣に変な事しないようにね」


「しないって。全く、相も変わらず梨絵は心配性だな」


「親友として心配なだけよ」


「そうかよ」


「そういえば多矩夜は何処行ったんだ?」


「………ヒント、お前が渡した物」


「ああ……」


「じゃ、またな」


「おう、また明日」


華娜衣を迎えに教室に行く


「………また、『明日』か」


「………英司」



「あっ零花」


「悪い、待った?」


「ううん、今来たとこ」


「ならよかった」


……何だろう?


……何か胸騒ぎがする


「ねえ、零花」


「なに?」


「ちょっと、話があるの」

そう言い机の上に座る


「話って?」


「………もし、もしだよ。もし……私が……零花のことが好きって言ったら……どうする?」


「どうするも何も、今まで気付いて無いと思ってた?」


「え?」


「というか、英司にも梨絵にも多矩夜にも全員に気付かれてたよ」


「ええー!!」


「ふふ、俺も君が好きだよ。君と出会った時から、ずっと」


……何言ってんだ、俺


この空気に押されて本音がでちまったな


「……零花///」


………俺を呼ぶその声に照れと……悲しみの表情があるのはなんでだ?


「……ありがと。零花、零花」


華娜衣の両目からうっすらと涙がでる


「おいおい、泣くなよ」


「零花、ありがと。……幸せに……生きて」


「?何言って…」


バタン!


「………ごめんね零花、……さよなら」





「ハッ!」


華娜衣は何処に?


……胸騒ぎがする


「くっ!」


急いで走る


何処にいるか分からないけど、とにかく走る

「華娜衣…英司…梨絵…多矩夜」


何処に行こうとしてるのか自分でも分からない


だけど、足が勝手に進む


「はぁ……はぁ……」



『……ラスト一日』

城の使い魔に聞いてみた


「エレスナーグ様?魔王様はとても優しい方ですよ」

「民にも私達にも誰でも分け隔て無く接して頂けますし」


「御側にいられて幸せです」



デ「お前とは真逆の評価だな」


ゼ「当たり前だ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ