夢の中?
久しぶりのラブチュッチュ話です
いやー、甘いです
「いつの間にか夜になっちまったな」
フラワーハウスの世話係であるバルチスに『マグマドラコの幼体を預かったから』って言って置いてきた
だから安心して城に戻れるってわけだ
………まあ『ちょっとゼレカさん!これ以上僕の仕事を危険にしないで下さいよ!!』という声がした気がするけど、気にしたらまけだょね♪
――城・露天風呂
「ふぅー」
あぁ、気持ちいい
汗はかくは体は痛い(熱気で)はで大変だったぁ
「……シェイドの奴、喜んで貰えたのかな?」
あれからふたりで街まで戻って、あいつはマリーヌの所に、俺は報告に別れたからどうなったのか知りたいな
「いやー、若いっていいね」
とは言っても俺もまだ高校生だけど
「…………」
ハッ!!寝かけてた!
心の中ではイロイロ思ってるけど言葉にはしてないから、『ゼレカさんてあまり喋りませんよね』と言われることがある。心では喋りまくりですけど♪
「そろそろでるか」
ぱちゃ
ガラガラ
――自室へ続く廊下
やっぱりこの時間じゃ警備隊ぐらいしかいないよな
当然っちゃ当然だけど
とゆーか、警備隊の隊員て何時休んでるんだろうか?
ガチャ
電気もつけずにベッドにいく
流石に疲れた
「………」
よくよく自分のベッドを見ると、何故か膨らんでいる
それはそうと、朝起きた時も毛布に魔力を染み込ませた覚えはないし、風系の魔法を使った覚えもない
……大体の、いやほぼ絶対と言ってもいい程予想はついてるけどね
「………」
ブックライトに手をかける
カチッ
本を読む為のライトだからそんなに明るくはないが、何があるかを知るためには十分すぎる
………やっぱりな
「寝ぼけすぎだろ……エレス」
小声で言う
「………ん?ゼレカがいる?まだ……夢かな」
「そうだよ。まだ夢の中だよ」
「まだ夢?じゃあ起きたらゼレカいる?」
「もちろん。でも、もう少し夢の中にいよう」
「うん」
そのままエレスを正面から見える位置に移動する。その体勢が押し倒したような格好になっているけど、まあこれは『夢』だから♪
「……クチュ……ジュル……」
「ん……はぁ……あふぅ」
「……は……エレス、いつもと違うことしてみていい?」
「いつもっていうか、起きてる時でしょ?」
「そうだったね」
「痛くないことだったらいいよ」
「そんなことはしないさ」
と言いつつエレスの服を前だけあける
ああ、ご心配なく。見えてる部分はないから
「ん、ゼレカ///」
「ペロッ」
「ひぁっ!!」
鎖骨に舌を這わせる
「ペロペロ」
「ん……はぁ……にゅ///」
「恥ずかしい?」
「こ、こんなことされて恥ずかしくないわけないよ///」
「それもそうだね」
「むにゅ、現実でも夢でも意地悪して」
「ふふふ、ネローン」
「(ビクッ)ん!」
「はぁっ、そろそろ覚めてもいいよ」
「じゃあ……そろそろ起きるね」
「うん、おやすみ」
「おやすみじゃなくて……おはようだ……よ」
「そうだったね」
そのまま寝ちゃったみたい
「ふぁー」
俺まで……眠く……なって……きた
「……おやすみ」
「ん」
「おはよう、エレス」
「ゼレカ、おはよう。今日は夢にゼレカがでてきたよ」
「君の夢に?」
「うん。………ちょっと積極的だったけど///」
「へぇ、夢でも君に会ってたんだ。どんなことしてたの?」
「……鎖骨……///」
「鎖骨?」
「な、なんでもないよ///」
「ふふふ、もう覚めてもいいよ」
「!!ゼレカ」
「はっはっは、じゃあ俺はちょっと出かけるから」
「ちょっ、ゼレカ!あれ夢じゃなかったの!?」
「はっはっは」
デ「はは、ちょっとした事情があってゼレカとエレスさんはいません。ということでバルチスの紹介だけします」
バルチス
いろいろあってゼレカに捕まった中級悪魔。
茶色の髪で緑の瞳。
身長はゼレカより少し小さい。
性別は男。
バ「えーと、バルチスです。一応ゼレカさんの部下です」