炎竜の幼体
前書きに何を書こうかなー♪
………おかしい
これだけ騒いで暴れているのに、全くと言っていいほど補喰する意思がみられない
「どうしたゼレカ?」
「やっと言葉が出たか。喋れるようになるまで待ってたんだからな」
「お前が変なこと言うからだろ!!」
シェイドの言葉は聞こえないふりをするとして、真面目に敵意を見せてこない
「……ИЙψБЦЧШ?」
『ψШБнщЮФ』
「やっぱりそうか」
「何だって?」
「簡単に言うと『私達は今逃げている最中ですが、成体はともかく幼体はとてもひとりでは逃げられません。保護してもらいたいのです』と言われた」
「あの短い言葉の中にそこまでの意味があるとはな。自分に驚かないって驚いてただろ?」
「まあ一番驚いてたのは、『私の言葉が分かるんですか!?』だったけど」
「ああ、そっちか」
「Жμξο……φυ?」
『!!ЖКЛБπτШ?』
「τШ」
『КτЛ』
「どうだった?」
「今はマグマドラコの大移動期だから、次にここに戻って来るまで保護してあげるって言っといた」
「それで?」
「『ありがとうございます!!私達は悪魔から危険視されてますが、迷惑はかからないですか?』って言われて俺は魔神だと返答したら…」
「ストーップ!!簡単に魔神だとばらすな」
「大丈夫だろ。ともかく、『それでしたらお願いします』と言われたからマグマドラコの幼体を引き取る事にしたから」
「どこで育てるのか見当はついてるのか?」
「フラワーハウス」
「フラワーハウス………大丈夫なのか?あそこはAランクないしSランクの魔物達が住家にしている所だぞ。よくお前も魔王もどうにかしようよ思わないな」
「それは俺が管理っつか、俺が創った場所だから何の心配もない」
「………うん、もうお前が神だって言われても疑えない」
「魔がつくけど神ではあるからな」
なーんて話してる間にマグマドラコに連れられて『巣』のような場所にたどり着いた
『ΔΓΟΩκΧ』
「днпёж」
『ピィイイ』
そこには炎が小さく形どった竜がいた
「こいつが……」
「『炎竜の幼体』……マグマドラコの中でも一際潜在能力の高い幼体か」
『ндТУ……夢幻の遣魔よ。汝に任せるぞ』
「!!」
「何だ、俺の言葉が分かっのか」
『汝達の言葉は遥か昔に覚えていたのでな』
「遥か昔……か。お前は一体どのくらい生きてるんだ?」
『確か……何千年単位だったな』
「何千年て……」
「まぁ、それよりも」
幼体に近づく
『ピィ』
「確かに保護したからな」
『ありがとう……』
デ「いやー昨日は助かったよゼレカ」
ゼ「全く、俺に押し付けやがって」
エ「そのわりにはやる気があったよね」
ゼ「頼まれた事は全力で取り組むのが俺の信条だからな、と言ってみる」
デ「照れなくていいぞ」
ゼ「照れてない」