連合会議
構想を練るのが楽しいです
「では、魔界連合会議を始める」
「今回の議題は……」
あぁー怠い。今はエレスの付き添いで連合会議に来てる
空撃部隊の皆も魔王か付き添いかで全員揃ってる
一応空撃部隊といっても、単なる飛行隊ではない。時空間にまで衝撃が届くことからこの名前がついたらしい。とりあえず説明してみました
「…………とまあこれを如何に処理するか?」
「私達が片付けてもいいですよ♪」
「……その程度なら自分達でも処理できるだろ」
わぁ、兄妹なのに言ってることが真逆。流石としか言えないぜベルゼブ
「………」
ほら議長も黙っちったよ
「……異論が無ければ決まりだ」「まて、大魔王よ。お前には『紅月の荒野』を調べてきてもらう」
「……『紅月の荒野』?聞いたこともねぇ場所だな」
「本来なら魔王しか入れない場所なのだが、何者かが侵入した形跡があるのだ」
「貴殿にはその調査を頼みたい」
「……アスタノト、どうする?」
「私はいいよ〜」
「行ってくれるのか。それでは……」
しっかし、うちの『ニンブルケティック』をはじめ合計十ヶ界の魔王が手をくむなんてな
……その内三つはうちと友好関係にあるけど
「誰が処理してくれるかね?」
『………』
ボソッ
(エレス、今何決めてんの?)
(『地獄海岸』の魔物の退治だよ)
(『地獄海岸』っていうと……ああ、『フルーリエドロ』のか)
『フルーリエドロ』は議長……マクステリアの世界だったな
「議長、自分で行ったらいいじゃないですか」
「なっ!?」
「あんただって魔王なんだからそのくらいはできる筈だ」
「……同感だな」
「あの程度の魔物ならあんただけでも十分ですよ」
「………そうなのか?」
「おそらくは」
まがりなりにも魔王なら大丈夫かな
「ならそれはおいといて…」
『……』
『!?』
ガタッ
「ん、どうした?」
「俺いくよ」
「そう?結構な数いるよゼレカ」
「アラクネ、俺が負けると思うか」
「ううん、『あの時』みたくかっこよく倒すと思う」
「じゃ皆エレスのこと頼んだよ」
「気をつけてねゼレカ」
「行ってきますエレス」
剣を二本創造して跳んだ
デ「それでは今回は人物紹介二人目エレスさんです。」
エレスナーグ・デルト・ネメス・ニンブルケティック
白の強い水色の髪に紅い瞳の魔王兼魔王姫。
とある事情があり兼任している。
争い事が嫌いで、城や城下街の住人達の評判も良い理想の魔王。
ゼレカとソルからはエレスと呼ばれる。
エ「まだあまり力を使っていませんが、魔王です」
ゼ「その実力は魔王の中でも上位ランクに入る程だからな」
デ「補足ありがとう。補足ついでに前回の補足をしておくと、エレスさんが『血を飲んで酔う』のと『酒で酔う』のは別の酔いですからお間違いなく」