PV35000 ユニーク5000記念番外編 『零花の一日 後編』
零「あれ、会議は?」
ソ「会議は明日ですよ。日にちが変更になったとお伝えした筈ですが」
零「……」
――回想
ゼ「じゃ、会議が終わったからいくぜ」
ソ「ゼレカさん、次の会議は八日後になりましたから」
ゼ「八日後な、オーケー分かった」
――回想終了
零「あぁーそういえばそうだったな。会議がないならゆっくりできるし」
エ「ゼレカ、暇だったら後で部屋行ってもいい?」
零「構わないよ」
エ「書類だけ書いたら行くからね」
零「あいよ、じゃ部屋で待ってるな」
――自室
零「はぁー、最近物忘れというかど忘れというか忘れることが多いぜ」
トントン
零「どうぞ」
ガチャ
エ「まった〜?」
零「全然」
エ「ゼレカに聞きたいことがあって」
零「聞きたいこと?」
エ「あんまり大きな声ではいえから」
零「ん」
俺は自分の隣を指す
エレスが座ってるイスからベッドはそんなに遠くないけど、内緒話ならこっちの方が近いからだ
エ「よいしょっと、それで話しっていうのは」
そこまで聞いたらわけもわからず俺の口を塞がれた
塞いでいるのはエレスの口
エ「はっ……ん…ジュル」
零「ふっ……ヌル…ゴクン」
ん?ゴクン?
明らかに何かを飲んだ気がする
零「ん……エレス、何飲ませ…!?」
ガクン
そのままベッドに力なく倒れる
エ「ふふふ、作戦せいこう♪」
零「まさか……これって」
エ「前に零花が飲んで動けなかった薬だよ」
零「じゃあ俺をゼレカって呼んだのも…」
エ「モチロンわざと。ソルにも口止めしてあったし」
零「はははー。ところでこのあとは如何お過ごしで?」
エ「ふふっ」
零「ですよね♪」
……覚悟を決めろというわけですか
零「どんな姿でも忙しく騒がしい一日だったなぁ」
デ「終わりましたー!」
ゼ「……殴らせろ」
デ「まあまあ落ち着いて」
ゼ「一発でいいから殴らせろ」
デ「身体だって元に戻してやったんだからいいだろ」
ゼ「……戻さなかったら、俺の最強魔法で消し炭にしてやったぞ」
デ「わあー、戻しておいてよかったです。それはさておき、連載してから無事一ヶ月を迎えることができました」
ゼ「こんな駄目野郎につきあって頂いて感謝です」
デ「口が悪くなってきたなおい」
ゼ「どうだっていいだろ。それより聞こうと思ったんだが、何であの薬をエレスが持ってたんだ?」
デ「俺があげた」
ゼ「……『邪なる福音…」
デ「詠唱中失礼しますが、宣伝しときます。次回も番外編です」
ゼ「…交わりし…』って、何時になったら本編進むんだよ」
デ「また企画物……ゼレカ、これは俺の中で会心の出来だと思う」
ゼ「期待しないで待ってるさ」