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仕事の後の喜び

前回とタイトルは違いますが、前回の続きです。


―――数十分程前


「ん……ソル、……ふぁ……何して……」


「何って、身体を隅々まで洗ってるだけよ?」


「それは……わかって…るけど……」


「ああ、エレス、なんて可愛いの」


「ふぇっ!ソル待っ…」


―――『禁断の花畑中』

――

―――現在


「………」


二人とものぼせたまま起きないな


大体の予想はつくけど、何してたのかな?


「……ん、あれ?私」


「目が覚めた?ソル」


「ああ、ゼレカ。はい、起きましたよ」


「風呂場でのぼせてたけど何があった?」


答えは解りきってるけど一応聞いておく


「エレスを可愛いがってました」


「………」


予想通りというか何と言うか……


「報告書、机に置いておいたから」


「報告書?……まさか、もう片付けたのですか!?」

「ああ」


「……今更ですが、仕事が早いですね」


……あれ?さっきから話してるけど、ソルがいつもと違う様な……


「………ゼレカ。一応聞いておきますが、私とエレスを部屋まで運んできたのって貴方ですよね?」


………あれ?やっぱり怒ってる様な……


「そうだけど……!?ああ、そういう事か……」


理解した


「理解が早くて助かります。それで?」


………やばい……めっちゃオーラでてる……


「もちろんの事ながら目隠しをしてました」


「……………そうですか。まあ貴方ならそんな下劣なことはしないと、信じてますので」


「当然。二人が意識を失ってる間にやましい事をするなんて、そんな俺に反する事はしないさ」


……心の底から思っていることだ

「今日城下街で何をしたんですか?」


「ん?珍しいな、俺に聞くなんて」


「たまには貴方から話を聞いてみたいと思って」



今日城下街であったことをソルに話した



―――

――

「……って具合かな」


「………やはり、貴方に聞くとエレスに聞いたのとこうまで違いますか」


「?」


「いぇ、エレスに聞いた話とはまた違ったように感じられましたので」


「……確かにな。エレスは今日何を想っていたのか?、なんて考えてみたけど分からなかったよ」


「それはそ…」


チャリン


「……?」


「『エレスが渡した方が喜ぶだろ?』って言ったら、『ゼレカが渡して』って言われた」


「……」


「さっき話した俺のイヤリングとエレスのペンダントと同じデザインのアミュレットだよ。さっき渡そうと思ってたけど、時間がなかったから」


「……ありがとうございます」


「ふふっ、どう致しまして」


「…///」


「ふぁー、……あれ?ゼレカ?」


「あっ起きた?」


「うん」


「なら、風呂行ってくる」

「うん」


「まだ完全に起きたわけじゃないの?」


「うーんと、まだみたい」

「エレス、ならもう寝ましょ?」


「うん、そうする。お休みゼレカ、お休みソル」


「お休み、エレス」


「……じゃあ私も寝ますのでごゆっくりと」


「ああ、お休み」


カチャン


……さっきのソル、とても嬉しそうだったな


あんなに喜んでもらえるなんて、あれを選んで良かった


「……風呂に入るか」


そう言って風呂場に行く

デ「はぁ…はぁ…」


ゼ「ちっ、カペロから逃げ切るとはな」


デ「当たり前だ……俺を誰だと……思っている?」


ゼ「まぁいい、今度こそ終わりに…」


デ「頭上注意」


ゼ「は?」


バーシャン


零「………はぁー!?」


デ「よう、零花」


零「はめられた……」


デ「次回の後書きは『零花ちゃん』でスタートな」


零「くっ……悔しいー!」

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