表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
127/136

勇者と共闘 混乱

アス「雲りになったなぁ」

アスタノトVision



「あっ」


雨降って来た……珍しいねこんな時期に降るなんて


「……」


「……」


うぅっ、この居心地の悪さ嫌だな。今私達はケラギアさんに借りた部屋の前でゼレカさんの回復を待ってるの。さっきの悪魔が使った魔法を直接受けたんだから当たりまえだけど、中々終わらないんだ。だから今ここには私とお兄ちゃんとアラクネしかいない


カチャ


扉が開いて、中でゼレカさんを回復していたメフィストが出て来た


「どうだった?」


多分、二人とも同じ事が聞きたいよね。メフィストも聞かれると思ったんだろうけど、顔をしかめてるところを見るとなんとなく答がわかっちゃう


「うん、何て言うか、結論から説明するとどこにも外傷は無かったわ」


なんだろう、怪我してなかったのにあんまり良くなさそうな結果しか考えられない……


「でも、全くって程意識は戻らない。それに加えて魔力もすっからかんになってる」


「魔力が?」


自分で呟いた言葉。あれ、何か引っ掛かるな……


「今はエレスナーグが看てくれてるから、私達は少し休んでてくれって」


「そっか……」


多分、私達の中で一番ゼレカさんが心配なのはエレスだよね……


「……なんでさっき避けなかったんだ?」


今まで(いつも?)ずっとだんまりだったお兄ちゃんがいきなり問い掛けた。その問いは尋問とかそんなのじゃなくて心配した感じだけど、お兄ちゃんが聞くと尋問してるみたい


「……え?」


アラクネはその問いが自分にだと少しおいてからわかった風にキョトンとしてた


「いつものお前なら、あの程度はギリギリかわせただろ」


確かに今日のアラクネはあんまり元気が無かったね。魔獣を倒すのも一番最後だったなぁ


「あ……、ごめんなさい……」


すごく小さな、いつものアラクネからは考えられない程小さな声


「俺に言われてもな……それに、近接タイプのお前でギリギリだ。こいつらじゃ絶対かわせなかった」


不器用だね〜


「へぇ〜。私じゃかわせなかったって事?」


「俺や隊長で間に合うんだ、エレスナーグ含めたお前らじゃいなせるかどうかだろ」

「よーし、かかって来なさい」


「馬鹿か。この非常時にんなことやってられん」


「にゃにぉー?」


思いっ切り噛んだね


「……ふふ」


アラクネ、さっきよりは元気出たみたいだね

魔力ランキング



アスタノト>>ベルゼブ≧ゼレカ≧メフィスト>エレス>>アラクネ



メ「あれ?私ってゼレカとベルゼブと同じ魔力量なんだ」


ゼ「俺は魔力を節約してるだけで、保有量はそんなに多くないぞ」


アス「私が一番多いんだね♪」


ベ「……お前の魔力は俺と隊長とアラクネ合わせてやっと同じぐらいだからな」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ