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城下街でのデート

今回はいつもより長めです

いろいろと疲れました。

―――三時間後


「………………」


意識を闇から引き上げた。

寝てる間に来たかと思ったが、気配も物音も立てず来るはずが無いからまだ悩んでいると思う。


「………もう少し待って来なければ、様子見に行こう」


再び意識を沈めた。



―――………更に二時間後

「………寝てるのか?」


流石に心配になったから様子を見に…


「おまたせ〜」


……やっと来たか。


「待った?」


『凄い待った』


と言いたいところだが、


「いや。俺も今来たとこ」

……このセリフは最早デフォルトだ。


「!」


改めて見ると……///ヤバイ。今のエレスの格好、凄くカワイイ。


ピンクのパーカーに赤いチェックのミニスカート。そしていつもはただ垂らしているだけの髪を右に結んでいる。


「///」


「どうしたの?あっ、もしかしていつもとぜんぜん違うから見とれてるの?」


「……否定はしない///」


「にゅひゅ♪早く行こうよ」


「ああ」


自分がどれだけ待ったかなんて、忘れた。



――城下街


「久しぶりだな」


「うん!」


なんて言ったけど、俺は昨日来たばっかだ。


「何処に行く?」


「んーと……まような〜」

「だったら、ギルドにでも顔出す?」


「ギルドになら一昨日いったばかりだよ」


「………ん?」


「あっ!………なんでもない……」


「……なら、服でも見に行く?」


「うん!じゃあそうする」


――服屋『地獄の衣』


「いらっしゃっ!?エレスナーグさんとゼレカさんじゃないですか!!」


「おう。久しぶり、ミラル」

「しばらくぶり」


「なんだ!前もって連絡してくれればよかったじゃないですか」


「いや、今日たまたま仕事が無かったから城下街に行こうって事になったから」

「いわゆる『デート』ってわけ♪」


「デートですか。それで城下をぶらついているんですね」


「ミラルは、彼をつくらないの?」


……おいおい。


「いやあ、私にはそんな人できませんよ」


そう言ってるわりにはよく告白されるじゃないか。


「あっ!それで用事のほうは?」


「新しい服でも見ようかと思ってな」


「ゼレカさんのですか?」

「いや、エレスの」


「そうですか。では、こちらの棚です」



「エレス、どんな服が良い?」


「ローブかキャミ」


またピンポイントな注文で……。


「ローブだったらこのちょっと短めので、キャミソールだったらリボンが着いてるのかな」


「ん〜……ローブは色がそんなにすきじゃない。あっでも、キャミは色も好き」

「じゃあキャミソールだけ買うか」


「そうする」




―――城下街


「次はどうする?」


「おそろいのアクセサリーが欲しいから装飾店に行きたい」


「装飾屋か……。だったら」



――装飾屋『魅惑の小物』


店のベルが店内に響いた。

「どうも!『魅惑の……』ってエレスナーグとゼレカじゃねえか」


「おう、ディユタ」


「こんにちは」


……ディユタもミラルも基本エレスに『様』を付けて呼ばない。


理由はエレスが『様』付けで呼ばれたくないからだ。

魔王としての器が高いから、ってわけではないと本人は言ってるが、十分だと思う。


「ほぉ、お二人さん。もしかしてデートかい」


「うん!デートの真っ最中」


「それはそれは。好きなだけ見ていってくれよ」

「揃いのアクセサリーか。どんなのがいいか……」

「やっぱりおそろいの物は恋人同士は持たなきゃね♪」


「恋人って……///」


「あっ!!このイヤリング。ゼレカににあうと思うよ」


それは『羽』がモチーフの緑のイヤリングだった。


「ん?……ああ、良いんじゃないか。だったら、同じデザインのペンダントがいいと思うな」


そういって同じく、『羽』がモチーフの緑のペンダントを差し出した。


「わぁ〜!!すてき!うん、これにする!」



「決まったみたいだな」


「ああ、イヤリングとペンダントにする」


「分かった。包装するか?」


「いやこのまま着けるからいいや」


―――城下街


このイヤリングは耳に穴をあけなくても大丈夫らしい

「ふっふ〜。にあう?」


「似合うぜ」


「///ありがとう。ゼレカもすてきだよ」


「これはどうも。………さて、このあとはスイーツ店にでも行くのが普通だけど……」


「どうしたの?」


「……人気の無い所に行こう」


「?いいけど」



――路地裏


「何しに来たかわかる?」

「わかんないよ〜」


「……つまり、こういうこと」


そういって、俺はエレスの口に自分の口を重ねた。


「!?」


「…ふっ…んっ…クチュ…ジュル…」


「んっ…ふぁあ〜」


口を重ねる前に唇を少し切っておいたから、程良く血が出てる。


「クチュ…んっ……はっ」

「ん?もう出ないみたいだな」


「………いきなり…」


「君にとっては俺の血は最高のスイーツだろ」


「///……一言言ってくれればいいのに」


「サプライズがあったほうが面白いからな。っと……もうこんな時間か。じゃあそろそろ帰るか」


「……///ありがとう」


エレスが小さい声で何かを言ったが、聞こえなかった

「ん?」


「なんでもない。また来ようね♪」


「ああ、また暇な時にでも来ような」


そして俺達は城下街を後に、城の帰路についた。

デ「どうもー♪」


ゼ「復活したのか……」


デ「復活もなにも、あんなことがあって寝てられるかー」


ゼ「何があった」


デ「PV 8000

ユニークPV 2000 突破!!

これが寝てられるかー」


ゼ「そうか。それは嬉しいことだな。今まで読んで下さった皆様、本当にありがとうございます。これからも何とぞよろしくお願いします」


デ「それを記念して次回は特別企画をやろうと思います」


ゼ「特別企画?」


デ「はい。なので次回は本編をやめて外伝にします」

ゼ「……嫌な予感しかしないが……」


デ「というわけで次回、お楽しみに」

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