有名漫画家と結婚に至った経緯
今日は、私と夫が結婚した経緯について語ろう。
私と夫の出会いは、十二年前。
私も夫も、とある主宰者のオンラインコミュニティに参加していて、
お互いに名前だけは認識している仲だった。
夫は漫画の連載が忙しく、
日記を公開したり、コメントを残したりすることはほとんどなかった。
それに対して私は、
日記で男女論を語ったり、
誰かの日記にコメントを残したり、
オフ会に参加したりと、
かなり積極的に人とのつながりを求めていた。
そんな中、私が簡単な漫画を描き始めたことをきっかけに、
彼から「面白かった」とコメントが届いた。
そこから、一気に距離が縮まった。
そして私のほうから、DMで食事に誘った。
漫画家専門学校が終わったあと、
某居酒屋チェーン店の前で、ドキドキしながら待っていた。
彼の漫画を読んだことがなかったので、
待ち時間の三十分ほどで、さっと目を通してみる。
どうやら世間では人気らしい。
でも、私の興味のない分野で、
内容はほとんど頭に入ってこなかった。
――うーん、どうしよう。
「漫画」と「同じコミュニティ」という共通点があるから、
なんとか会話できるかな……?
風俗や水商売で、
男性との「初めまして」は何度も経験してきたけれど、
それでもやっぱり緊張する。
待ち合わせ時間ぴったりに、彼が現れた。
その姿を一瞬見たとき、
私の中に高揚感が一気に湧き上がる。
「顔が、めちゃめちゃタイプ……!!」
居酒屋では、三時間ほど、
お互いにしゃべり続けていた。
帰りのタクシーの中で、
私はもう、彼のことを好きになっていた。
次に会ったとき、
私は「好き」と告白し、付き合いが始まった。
プロポーズは、その三ヶ月後。
私のほうからだった。
「結婚してほしい。
できないなら、別れる。」
その後、彼の両親にも会い、
とんとん拍子で、結婚に至った。




