表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/18

四ヶ月目の朝カフェ

夫と毎朝カフェに行くようになって、もうすぐ四か月になる。

だいたい決まった時間に家を出て、同じ席に座り、コーヒーを飲みながら二時間ほど話す。

特別なことは何もない。けれど、この時間が、いつのまにか生活の一部になっていた。


オープンマリッジでのあれこれを思い出すと、今でも胸の奥がひりつく。

ただ、以前ほど強い痛みではなくなっている。

毎朝、言葉を交わしているうちに、心のどこかに溜まっていたものが、少しずつ薄まっていったのかもしれない。


話せば話すほど、夫の知らなかった部分が見えてくる。

純粋なところ、妙に寛大なところ、考え事をするときの間の取り方。

私は今さらのように、彼を一人の人間として見直している。


私たちは、ようやくスタート地点に立ったのだと思う。

夫婦だからといって、最初から信頼があるわけではなかった。

これから先、積み重ねていくしかない。


いつか、夫と一緒に何かを作れたらいい。

作品でも、形にならないものでもいい。

そんなことを、夢として考えられるようになった自分に、少し驚いている。


嵐のようだった出来事は、なかったことにはならない。

それでも私は、今日も夫とカフェに行き、家に帰り、息子の声を聞いている。

今はそれでいいと思っている。


この話は、いったんここまでにする。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ