進化していくスカイフイッシュ
動きは超高速、サイズはミクロ……拠点地は人が近付かない崖っぷち付近。だからこそマイナーな種族として暮らしてきたスカイフイッシュ。彼らはそろそろ人間サマの暮らしに入り込み、静かに脳内からの侵入を試みようと計画をたてていた。まず、一体のスカイフイッシュ(登録ネームタツノオトシゴ)が高速で人間サマの世界を視察し、彼らの生きざまを仲間に報告する。タツノオトシゴはスカイフイッシュの中でも優秀な頭脳を持ち、体を透明にする事に成功した……実に高レベルの進化形なのだ。『タツノオトシゴ……今夜あたり、人間サマの暮らしを視察すべく大都会トウキョウへと足を踏み込み知力を調査してくるのだ』『はっ!承知しました』スカイフイッシュ帝国の上官命令を受け、タツノオトシゴは人間サマの世界へ飛来した。超高速で人間サマの世界に入ったタツノオトシゴ。早速第一人間サマを発見。人間サマは髪質は艶が素晴らしく、肌は光り輝き、表情の動きは完全無欠という感じだった。『流石は人間サマ……我らがスカイフイッシュ族が一目置くだけはある!知能は高そうだ』タツノオトシゴが第一人間サマに近づくと、第一人間サマの目から高速ビームが発射された。『?』タツノオトシゴは高速でそれを避けた。第一人間サマはタツノオトシゴを追いかけ、またもや目からビームを発射する。夜の大都会で何時間も逃走を続けた末、タツノオトシゴはテレパシーで上官へ報告した。『人間サマの知力は無限で、とても我々スカイフイッシュの進化では勝負になりません』『了解した。帝国へ戻れ!人間サマの脳内侵入は先送りとする』『はっ!』西暦70000年……進化は進み、AIが人間サマを越える時代に変わっていた。




