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アロイス・リヒト準男爵

俺達はそのまま、ルグランで新年を迎えた。



その後のダンジョン攻略の件は、まだ保留中だ、今はギルドの様子を確認がてら見守っている。


そうそう、転移だが、人間を2人運べるようになった。

これが出来るようになったのは、とても大きい。

5人運ぶために、1人づつ折り返し運ぶと、1回につき魔力100使う訳なので、合計行き来で10回かかると、1000の魔力を使うことになるのだから。

2人運べるなら、行き来6回で魔力600で済む。

俺の魔力は1200以上あるが、流石に1000使うと、かなり疲れる。


そうそう、セラとジェミとエマだが、風魔法が中級になった。

セラとジェミなら分かるのだが、あのエマが魔法を中級にあげるとはビックリしたもんだ。

だって去年、ラリックダンジョンで精霊から貰った水魔法はいまだに初級だ。

エマの風魔法に対する期待、というか、飛行に対する期待の大きさがよく分かる。


ただ、飛行の練習はルグランではやらないで貰った。

ルグランでは相変わらず監視されているからだ。

例の索敵に名前を付けた、ル1,ル2,ル3,が俺達に張り付いている、鬱陶しい。

練習する時は、ロラン騎士団の練習場を借りてやっている、勿論転移で連れてっている。


変わった話と言えば、伯爵にアケルを連れて来る様に言われたことだった。

ついでなので、セラも連れて3人で、伯爵邸を訪ねた。


アケルが伯爵と話している間、セラと2人、お茶を飲んでいたら、取り乱したようなアケルが部屋を出て来た。

心配したセラが、アケルに付き添い、俺は伯爵から事情を聞かされた。


アケルが元子爵令嬢だという話は前に聞いたことがあったが、去年の金カード、銀カードの王宮でのお披露目の時に、父親の子爵がアケルに気付き、使えると思って接触して来たそうなのだ。


その父親と母親は、闇魔法を持ってるというだけで、アケルを虐げ、挙句の果て殺そうとしたんだよな?

それを知って逃げたアケルに、使えるからと戻そうとしたって?

ふざけんなよ、腹立つな。


まあ、伯爵は虐げてた件をほのめかし、王家に知られたくなかったら手を引けと、逆に脅したそうだ。

ただ、また接触があるかもしれないので、伝えるだけ伝えようと呼び出したそうだ。


ちなみに、アケルの本名は、アーシェル・グレイッシュ、北にある小さな領地の子爵家だ。


ルグランに帰った後、アケルの了解を得て、パーティーメンバー全員に事情を話し、接触があっても無視する様に伝える。

みんな怒ってたが、珍しくウィルが本気で怒ってたので驚いた。


そして、年が明けるまでいたルグランだが、ラリックに帰ることにした。

そう、何をするのにも監視がウザい、デートにも付いて来るあの厚顔無恥さにブチ切れたのだ。

それと、ラリックでの俺達の家が出来たので落ち着こうと思ったのだ。


ラリックでも監視はあったのだが、あの街はルグランと違って小さく街の住人は皆顔見知りだし、ロランの騎士が、覆面騎士として監視人を洗い出し、尋問してくれたお陰で今は監視もなくなってくれた。

監視人は、尋問にも答えず証拠不十分で解放されたが、その後殺されたようだ、ひどいね全く。


ラリックの大きな店舗付き5階建て住宅は、ウィルが呼んだ指圧師の指圧のコーナーと、俺が作った空間テント、アイテムバッグなどを売る店になってるのだが、何故かテラスがあり、喫茶コーナーまであって、なんかいつも賑やかになっている。

ちなみにお茶は銅貨1枚、クッキーは銅貨3枚だ。


上の2階から5階の階層は、各階層ごとに5部屋ある。

そして各部屋には、風呂、トイレ、キッチン、居間、寝室が完備されている。

それらの部屋が、合計20部屋もあるので、6人が各部屋に住んだとしても、まだまだ部屋が余ってる状態だ。

将来的には貸し部屋にするといいと思う。

その前に、管理人を別に雇うことにした、何しろ俺等は、留守にしがちなので。

勿論、1階の店舗には店員も雇っている。



あ、そう言えば忘れてた。

アケルの件で伯爵邸に行った時、俺にも用件があると言われて聞いた話に、今度こそビックリ仰天した。


なんと、苗字が必要だから、名前を考えろというのだ、何故に?

そうだった、去年王宮で準男爵位を授かったんだった…

でもアレ、肩書だけで、平民のままって言ってたよね?

いいから考えろ?仕方ないなあ、セラと2人、考えた。


全く思い浮かばなくて、困ってたら、セラが付けてくれた。


リヒトにしたらどうか?と。

光とかそんな意味を持つ古語だという、うん、セラが言うならそれでいいよ。

という訳で、俺の名は、


アロイス・リヒト準男爵になった、なんか大層な名前でちょっと恥ずかしい…


なんと、ステータスにも、苗字が乗ってて、ドン引いた。


今回も色々上がったので、ステータス鑑定をして皆に見て貰う、では、




『ステータス鑑定』



名前:ウィリアム


種族:人間


体力:172

魔力:179

知力:49

筋力:45

素早さ:43

攻撃力:59(+30、杖、+5技能)

防御力:90(+80革鎧、籠手、ブーツ、マント、ダンジョン糸のシャツ、効果)

器用度:173(+100制御)

幸運度:35


スキル:身体強化・制御・瞑想・杖術・体術・乗馬・索敵・知覚・直観・マナー・マップ


魔法:生活魔法

  :風魔法(上級)※精霊の加護付き

  :火魔法(中級)

  :水魔法(中級)※精霊からの贈り物


称号:なし




見るたびに凄く上がっている、スキルも体術とマップが生えている、大したもんだ。

今回ポーションでの件で、体力もちゃんと+100になってるのを確認。

紙に鑑定結果を書き、ウィルに渡す。

よし、次!




『ステータス鑑定』



名前:エマ


種族:人間 (獣人)


体力:168 (203)

魔力:137

知力:32

筋力:65 (92)

素早さ:76

攻撃力:120(+30,手甲、+5技能)

防御力:107(+80革鎧、ブーツ、籠手、マント、ダンジョン糸のシャツ効果)

器用度:34

幸運度:26


スキル:剣術・体術・身体強化・瞑想・索敵・乗馬・マナー


魔法:風魔法(中級)※精霊からの贈り物

  :水魔法(初級)※精霊からの贈り物


称号:なし




エマのステータスで、( )の部分は表示されないようにしてある。

風魔法が中級と、体力+100確認、よし。

紙に書いてエマににも渡す。

次!




『ステータス鑑定』



名前:セラフィーネ・ロラン


種族:人間


体力:168

魔力:171

知力:63

筋力:148

素早さ:61

攻撃力:98(+30、剣、+5技能)

防御力:100(+95革鎧、籠手、ブーツ、ダンジョン糸のシャツ、マント、効果)

器用度:157(+100制御)

幸運度:28


スキル:身体強化・制御・剣術・瞑想・知覚・索敵・鑑定・マップ・歴史学・地理学・社交・マナー(上級)・乗馬


魔法:生活魔法

  :風魔法(中級)※精霊からの贈り物  

  :無魔法(中級)


称号:家門の誇り



セラ、凄いな、筋力+100、体力+100と、制御のスキル獲得で、器用度+100

風魔法も中級だ、飛行の訓練、頑張って続けよう!

紙に書いてセラに渡す。

次!




『ステータス鑑定』



名前:アケル


種族:人間


体力:162

魔力:181

知力:54

筋力:47

素早さ:70

攻撃力:58(+30短剣、+5技能)

防御力:100(+90革鎧、籠手、ブーツ、ローブ、ダンジョン糸のシャツ効果)

器用度:57

幸運度:33


スキル:身体強化・体術・短剣術・槍術・瞑想・乗馬・索敵・知覚・隠微・マナー


魔法:生活魔法

  :風魔法(上級)※精霊の加護付き

  (:闇魔法(中級))※表示されない


称号:なし



アケルの闇魔法の部分は人には見えないようにしてある。

体力+100確認した、よかった。

紙に鑑定結果を書き、渡す。

よし、次!




『ステータス鑑定』



名前:ジェミ


種族:人間


体力:167

魔力:142

知力:38

筋力:74

素早さ:64

攻撃力:89(+30短剣、効果+5技能)

防御力:90(+85革鎧、籠手、ブーツ、マント、ダンジョン糸のシャツ効果)

器用度:44

幸運度:27


スキル:短剣術・体術・槍術・身体強化・瞑想・索敵・乗馬・マナー


魔法:風魔法(中級)※精霊からの贈り物

  :無魔法(中級)


称号:なし



ジェミも体力+100と風魔法が中級確認。

飛行訓練頑張ろう。

紙に書いて渡した。

次は俺だ。




『ステータス鑑定』



名前:アロイス・リヒト


種族:人間


体力:1176(+10ペンダント効果)

魔力:1253/1259(同)

知力:1032(同)

筋力:1022(同)

素早さ:1044(同)

攻撃力:129(+50体術・剣術・杖術・ペンダント効果・各所持武器等効果+5技能)

防御力:122(+120各武術、衣服上下、鎧、籠手、ブーツ・ローブ・ペンダント、ダンジョン糸のシャツ総合効果)

器用度:238(+100制御・ペンダント効果)

幸運度:155(同)


スキル:幸運・制御・瞑想・体術・剣術・杖術・身体強化・マナー・索敵(中級)・知覚・錬金・馬術、薬師・マップ(中級)・察知・逃げ足


魔法:生活魔法

  :火魔法(中級まで使用可

  :風魔法(上級まで使用可)※精霊の加護付き

  :水魔法(上級まで使用可)※精霊の加護付き

  :地魔法(上級まで使用可)

  :光魔法(上級まで使用可)

  :闇魔法(中級まで使用可)

  :聖魔法(上級まで使用可

  :無魔法(上級まで使用可)

  :空間魔法(上級まで使用可)


称号:賢者未満+45



体力+100と、スキルに察知が生えたのを確認した。

幸運度と賢者未満も相変わらずあがってる。

ん?索敵とマップが中級?特定し名付けしたり、宝の位置表示したりしたせいか?

しかし、苗字付きは照れる… 

俺のも書き留めておく、じゃあ、隠すか。



『ステータス、隠微発動!』



名前:アロイス・リヒト


種族:人間


体力:177(+10ペンダント効果

魔力:184/185(同)

知力:79(同)

筋力:82(同)

素早さ:79(同)

攻撃力:99(+50体術・剣術・杖術・ペンダント効果・各所持武器等効果+5技能)

防御力:117(+110体術・剣術・杖術・衣服上下・鎧・籠手・ブーツ・ローブ・ペンダント・ダンジョン糸のシャツ総合効果)

器用度:178(+100制御、+10ペンダント効果)

幸運度:37(同)


スキル:身体強化・制御・体術・剣術・杖術・瞑想・馬術・マナー・索敵・知覚・薬師・マップ


魔法:生活魔法

  :風魔法(中級)※精霊の贈り物

  :水魔法(上級)※精霊の加護付き

  :地魔法(上級)

  :無魔法(上級)


称号:無し



これが表向き公表する俺のステータスだ、常に発動させている。

周りに合わせて毎回微調整する。

そして、今回も、皆の幸運度も上がっていた。



うん、パーティーメンバーみんな、順調に上がっている。

金カードへのポイントもかなり貯まった、と言っても、半分ほどだ。


ただし、ルグランの冒険者ギルド長は、36階層まで攻略した上で、最終層かそれともまだ上の階層があるのか確認してくれたら、全員金カードにするなんて、言って来た。


その件はまだ保留中だ。


俺は転移でルグランダンジョン各階層の踊り場休憩場に転移で行って、帰って来るということを試している。

これが確実に出来るなら、途中で、中断しても、またそこから攻略を開始可能なので、半分位は乗り気だ。







さて、俺は今、何故か早春を祝うという、王宮の夜会にセラと出席している。



「アロイス・リヒト準男爵様、セラフィーネ・ロラン伯爵令嬢様」



ほとんど最後の方で呼び上げられて入場するも、すげー注目されまくってる。


セラは伯爵令嬢なので、こうして俺を婚約者として見せる必要があるそうだ。


俺も、平民のはずだが、肩書ゆえ、出席しないといけないというのだ、理不尽である。


早春ということで、春の空のような水色のドレスに、白いレースと小花と真珠が散りばめられている。

胸元には大きく輝くブラウンダイヤのネックレス、輝く金の髪にもブラウンダイヤの髪飾りがキラキラ煌めいている。

うう、日々美しくなっている、春の女神や~、こんな絶世の美貌の美少女が俺の嫁に?

脳内で混乱するも、そこは前世の賢者たるユリウスが、上手く立ち回ってくれた、ありがと師匠!


セラと踊っていると、何故か頬を染める令嬢達の視線が痛い、粗は見ないでね。


「セラが一番綺麗で可愛いくて美少女だよ」


「アロイスもとても素敵よ、嬉しいわ、アロイス・リヒト準男爵様♡」




夢の様な夜会の翌日、俺は筆頭聖人ロルフのじいちゃんに呼び出された。



ああ、また厄介事の匂いがする…

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