↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/100

監視と新しい索敵とダンジョン情報

休息と称して、気ままにルグランの街を過ごしている。



露店を巡り、武器屋武具店、ポーションや調合薬の店、などなど冷やかし歩いた。

途中、治療院に併設した、指圧のコーナーがあり、ウィルが離れて行った。

アケルも最近、指圧に感化されているらしく、私もと、ついて行った。


その後、冒険者の区域を見て周った後、市民区に向かった、エマはパン屋、セラとジェミは洋品店に行きたいと言ってきたからだ。


パン屋では、焼きたてを待って、ごっそり買った、エマはシナモンロールを買いだめしていた。

洋品店で、俺達全員の服を、そろそろ買い替えようと、こちらもごっそり購入する。


そうしているうちに、いつの間にかエマとジェミが居ないことに気が付いた。


「あれ?エマとジェミは?」


「先に帰ると言ってましたわ。

パン屋さんで見た、新作パンを見て閃いたパンを、今から作るそうですわ」


「そっか、魔道オーブンを空間テントにも設置させられたもんな」


「ふふ、そうですわね。

(ありがとう、ジェミ、エマ)」


二人だけになった俺達は、どちらともなく手を繋いで歩いている。

やっぱり仲間の前では恥ずかしいので。

今日のセラは街の女の子の様に、薄青いフワフワのワンピースに白いオーバー、同色のリボンと可愛い超俺好みの恰好だ。

寄り添って二人、本屋を覗いたり、花屋で小さいブーケを買ってセラに渡したり、デートっぽいことを満喫する。

市民区なら、荒っぽい奴も居ないし、デートには持ってこいなのだ。


早いものでもう12月、カフェでミルクティーを二つ買って、ふうふう言いながら、飲んでいる。

煌めく琥珀の様な金の瞳の超絶美少女が、楽しそうにこちらを見ている。

うん、俺も楽しいよ、付けてる奴さえ居なければ。


「セラ…」


「ええ、そろそろ帰りましょうか。

赤ではなく、緑の点なのでしょう?」


「うん、索敵がそう判断してるけど、なんか鬱陶しいよな」


「そうですわね、もしかしたらカーマイン伯爵家の手の者かもしれません」


「ああ、一度誘われて断ったところか、このルグランを治める領主だな。

関わりたくないから帰ろうか」


どちらにしても、そろそろ夕方、帰って美味い夕飯でもたらふく食いたい。

特に何かするでもなく、ただ監視していただけのようだが、はっきり言って感じが悪い。

宿にゆっくり帰り、カフェで買った持ち帰りのケーキをみんなに手渡した。


さて、のんびり過ごして、体調も万全である。

ダンジョン攻略についてそろそろ話を進めよう。

11階層から20階層ボス部屋までの情報を告知する。




では、階段情報だ。



11階層は、幽霊系が出る。

ゴースト、スペクター、レイス、が出るそうだ。

広い広い遮る物のない洞窟に、大量に、わんさか出て来るらしい。

人の怨念や何かでの幽霊の方ではなく、あくまでも、瘴気の生んだ実体の無い?魔物だという。

ミスリル武器や聖魔法、光魔法が有効だそうだ、倒すと魔石ではなく、アクアマリンを落とすという。



12階層は、街になっていて、街の中にスケルトンが無造作に出て来るらしい。

群れで襲われると、これまたやっかいかもしれない。

カーネリアンを落とすという。



13階層は、石畳と石壁の通路で、ゾンビが出てくる。

耐毒や耐病が必要かもしれない。

火魔法や聖魔法が有効で、倒すと紫水晶を落とすという。



14階層は、夜の森になっていて、デュラハンが出る。

歩兵タイプと首のない馬に乗ったタイプと出てくるらしい。

倒すと、ターコイズを落とす。



15階層はミイラが出る。

全て巨大な石のレンガで出来た部屋や通路で、ミイラは石棺に入っているらしい。

それってピラミッドの内部なの?と突っ込みを入れたい。

倒すとラピスを落とすらしい。



16階層は夜の草原になっていて、バンシーがでる。

幽霊というより邪妖精の類だとおもうのだが、鋭い爪で敵を切り裂くらしい。

倒すとガーネットを落とすという。



17階層は屋敷の内部の様な場所らしい。グールが出る。

こいつはなんでも、一見普通の人間のような姿で出てくるという。

ということは、鑑定必須だ。

倒すとトパーズを落とすという。



18階層は夜の街だ。ヴァンパイアが出る。

こいつにニンニクが効くかは分からないが、十字架は効かないだろう。

倒すとルビーを落とすらしい。



19階層は、ワイトが出る。

場所はまた廃墟だという。

ワイトはネナジードレインというレベルを吸収する能力があると聞いた。

結界があれば大丈夫だと思うのだが、嫌な敵だ。

倒すとシトリンを落とすという



20階層はあのリッチが出て来る。

城内のような場所らしい。

だが、ボスはリッチキングだ。

倒すとエメラルドを落とすらしい。

ボスの宝は不明だ。



うん、11階層から20階層ボス部屋までの敵は、アンデット系なんだな。

で、魔石ではなく、宝石を落とすのか…


正直あまり行きたくないと思ってたら、ウィル他、女子も全員嫌がっている。

そうだよな、嫌だよな。

ミスリルの武器はあるけど、聖魔法や光魔法が使えるのは俺だけだし、火魔法は俺とウィルだけ。


宝石を落とすと言っても、それがどのくらいの品質で、値が付くのか分かんないしな。

ワイトのネナジードレインもやだし、リッチが多数の上、リッチキングとか、超嫌だわ。


もう一つ嫌な理由は、1階層から10階層までは、途中の5階層に、帰り用の転移の魔法陣があったのに、11階層から20階層は、ノンストップで突破しないと、転移で帰れない。

途中離脱したら、また一階層ごと戻って行かないと帰れないし、次回チャレンジする場合、また11階層から始めないとならないのだ、そりゃあ、嫌になるよ。


取り合えず、階層情報を把握したところで、いったん棚上げになった。




俺は此処ルグランにいる合間に、グランツ領の開拓村や、伯爵邸にも、転移で通っている。


開拓村には、冬の必需品、暖かいオーバーや毛布、ショール、など、大量に持って行った。

先日ルグランの街歩きをした時、冒険者区にある古着屋で、大量の冬の衣服を買っておいたのだ。

これを安く販売しようと思う。

販売場所の集会所には、お茶やクッキーや串焼きを大量に配り、食べたり飲んだりお喋りしながら、ゆっくり買い物をして貰っている。



セラの実家のロラン伯爵邸では、馬車の空間カスタマイズを依頼されており、改造したりしていた。

その際、魔力が大量にいるので、代わりに魔石を付けて代用して貰うことにした。

魔石はミノタウロスキングのでっかい魔石を使ったので、広々とした居住空間、風呂付きが出来た。

狸親父とミカエラ様が大喜びしていた。


他にもテントの空間改造も頼まれてて、テント20張り分も作らされた、騎士団用だったので、騎士達に超感謝されまくった。

こちらの魔石は、ミノタウロスやミノタウロス戦士やミノタウロスソーサラーの魔石だ。

これも、普通の魔物の魔石よりも十分デカいので、十分に使える。

伯爵邸で使うと思ったので、大きい魔石を売らずに取っておいたのだ。



ルグランでは、ダンジョンにまだ行かない代わりに、ギルドの練習場で、新しく得た風魔法の練習を、エマ、セラ、ジェミにしてもらってる。早く中級になれるように、頑張ってほしい。

そうすれば、飛行の訓練が出来るので。


俺はというと、転移で2人運べないか、時々試している。

2人運べれば大分楽なんだけどなあ。


後は、ダンジョンへ転移出来るかやってみた。

階層へ転移すると危ないので、隠微で姿を消してから、2階層へ降りる階段の途中の踊り場へ転移出来るかやってみた。

出来た!すごいぞ。

そして、ルグランの街に転移出来るか試したら、出来た!

おお、これなら、アンデッド階層も怖くない?

いや、仲間を、一人づつしか運べないうちは、やめといた方がいいのかな?迷うな。



その代わり俺は、面白いことが出来るようになった。

それは、索敵の点に、マークを付け、名前も付けられるようになったのだ。


例えば、索敵を開始して、後を付けている奴がいるとする、それが敵認定の赤い点でも、敵ではない緑の点でも、どちらでもいい、その点に、例えば、≪追跡者≫とか、名前を付けられるようになった。

一度付けてしまえば、どこで会っても、あの時の追跡者だと分かるのだ。

一応、仲間達の点に、それぞれの名前を付けてマークしておいた。

これって識別だよな。


それでだ、俺を付けてる奴は3人居た、名前を付けて、こちらも監視している。


その点は、ル1、ル2、ル3、と名付けた、それらは貴族区に入って行ったので、セラの言う通り、ルグランの領主、カーマイン伯爵家の者なんだろうと思う。

何の目的かは分からないが、金カードになった冒険者を、隙あらば囲い込みたいのだろうなあ、面倒くさい。

俺はもっと力があった方がいいだろうなあ。

セラ達にも、力を付けてやりたいし、自身でも頑張ってほしい。

全員が金カードを、やはり目指した方がいいと思う。



それには、嫌だけどアンデッド階層に挑戦してみるか!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。