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暗殺の世界  作者: 黒川律
1/1

死神様が捕まった!

パン パン

暗闇の中で男性が銃を向けられていた。

「うわ!頼むもうやめてくれ。俺が何をやったと言うんだ。」

男は、銃を向けられている恐怖のなかそう聞いた。そしたら銃を向けていた一人の人が笑いながらフードを外して、

「君みたいな金持ちがいるから、俺みたいな子供が一人になるんだ。」

フードを取ったらそこには、少年がいた。男は、少年の顔を見た瞬間に青ざめた。

「き、君は血の悪魔!頼む俺を殺さないでくれ!お金とか払うか・・・」

パーン

「さっきも言っただろ。君みたいなお金で解決する金持ちが嫌いなんだよ。」

「血の悪魔、全員片付けたか?」

赤い悪魔に近づきながら青年が聞く。赤い悪魔が笑いながら

「もちろん今回もMission成功ですね、先生。」

そう赤い悪魔が言うと青年は、

「先生ではなく死神と呼びなさい。黒木海斗」

黒木海斗。それがこの赤い悪魔の名前だった。

「はい。死神様。」

死神は、笑いながら

「では、警察が来る前に帰りましょうか。」

海斗は、死神に笑いながら

「わかりました。死神様。」

ー次の日ー

「おはようございます。」

パジャマのまま海斗が階段を降りてきた。

「おはよう海斗くん。昨日のことがニュースになっているよ。」

死神が朝ごはんを作りながら答えた。

「本当ですか!」

海斗がニュースをつけるとちょうどそのお話がやっていた

{ニュースです。昨晩2:00頃に〇〇財閥の△△✕✕さんが家で死亡されているのが確認されました。遺体の近くの床には、弾痕があったため、銃殺として警察が捜査しています。現場にいる山本さんよろしくおねがいします。はーいこちら・・・}

海斗がニュースを切ったら

「海斗昨日どんな事があったんだ?」

食卓に座ってご飯を食べている青年が海斗に話しかけた。

「拓人!今日は起きるの早いんだな。どうした?なんかあったのか?」

拓人は、不満そうに

「俺が早起きしたらだめなのかよ。昨日暗殺の依頼無かっただろ、だから早く寝て早く起きたってわけ。」

そしたら死神が笑いながら

「そしたら早寝早起きしてもらいたいからもう依頼は海斗くんに任せようかな?」

拓人は、慌てたように

「死神様それだけは、おやめください。」

死神は、

「するはずないじゃないか。さあ、拓人くん、海斗くんご飯食べて、いってらっしゃい。」

海斗は、時計を見ると、

「7:30分!やばい時間がない。死神様ごちそうさま。拓人早く学校行こうぜ!」

拓人はつまんなそうに、

「今日は、休む。」

そしたら死神が、

「行かなかったらもう拓人くん用の依頼持ってこないからね。」

そしたら拓人は、

「行きます!行きます!」

拓人が準備をしに行ったその後に

「死神様。拓人待ってたら遅れそうなので先に行きますね。」

海斗が階段から降りてきた。

「わかった。 拓人くんに言っとくから。海斗くん行ってらっしゃい。」

死神が見送った2、3分後に、

「死神様。行ってきます。」

拓人が慌ただしく出ていこうとしたが、

「拓人くん。屋根を飛びながら登校してはならないからね。」

「はい。」

拓人は、返事をしながら家を出ていった。

「早くあの子達を卒業させて家から追い出さなければ。」

死神は、パソコンを見ながら呟いた。パソコンに書いてあったメールは、

{とうとう君の家がバレたみたいだよ気をつけてね!}

だった。

ー海斗の学校ー

「おはよう!」

海斗が友達に挨拶しながら席に着こうとしたらスマホがなった。

「誰からのメールだ?拓人からだ。」

海斗がメールを開くと、

{死神様が警察に連れて行かれた。家がバレたみたいだ。家に侵入したら手紙が置いてあって、

「拓人くん、海斗くんへ

おめでとうふたりとも!卒業だよ。ふたりとも、カバンの中に手紙が入っている。君たちが行く場所だよ。君たちの親となる人だよ。その人達は暗殺者の仲間だからそのまま依頼が来るからね。手紙に住所と電話番号書いてあるからね。拓人は佐々木さん。海斗は山本さん。最後にほんとにありがとう。

死神より。」

こんな手紙を置いていって警察に連行されたとかまじ信じられねえ。俺らの荷物は、もう手紙に書いてある住所のところに運ばれているみたいだ。俺たちがいた痕跡がない。確か学校の住所は自分ちにしているよな。

拓人}

「嘘だろ。死神様が連行された。」

海斗が絶望していると、

「かーいーとー!」

一人の女の子が、海斗に話しかけてきた。海斗は、急いでスマホをしまうと、

「梨奈どうした?」

梨奈と呼ばれた女の子は、

「ビ、ビ、ビッグニュース!水公園の近くに毎日家の外で掃除している人がいる家があるじゃん。その男の人殺しだったんだって。昨晩の事件もその人がやったんだって。あんないい人が人殺しなんて。」

死神様のことだ。

「で、それが?」

梨奈がつまらなそうに、

「何その反応、つまんな」

そう言って梨奈は、グループの子に話しかけに行った。

「死神様が連行だなんて。」

ちょっと待てよ。死神様は警察など瞬殺できるはずなのになんで?もし死神様はなにか知っていて警察に連行された?いやそんなこと死神様でもやるはずはない。ほんとに死神様でもやるはずはないか?・・・

キーンコーンカーンコーン  ガラガラ

「みんな席につけ。朝礼始めるぞ。」

やっべ。先生が来た。

「この問題わかるやつい・・・」

ブーブー

なんでこのときスマホが震えるんだ?拓人からメールだ。

{俺が学校に電話して学校早退できるようにする。だから帰る準備しとけ。

拓人}

拓人め。学校サボりたいだけじゃねえか。

わかった。

海斗

ブーブー わかったと打った瞬間教室の電話がなった。

「すまん。ハイ2年3組ですが?はい。はい。おい黒木親が帰ってくるようにだって。  はい。はい。わかりました。」

拓人ほんとにやりやがった。

「準備して帰りますか?」

きちんと聞かなければ

「ああ。準備して職員室行って帰れよ。」

先生何も不思議に思っていない。まあ。拓人の声真似は、プロだもんな。

「さようなら。」

「はいさようなら。はいみんな。授業続けるぞ。」

よっしゃ!授業抜けられたぜ。確か職員室行かないといけないんだよな。

「失礼します。2年3組の黒木海斗です。水崎先生に職員室よってから帰りなさいと言われたので来ました。」

緊張しながら言うと

「黒木くんだね。」

国語の崎口先生が話しかけてきた。

「はい。なんで僕は職員室に?」

俺が質問すると

「拓人くんから電話がかかってきたからね聞いておこうと思ってね。なぜ拓人くんが?」

あいつ声かえていなかったのかよ。

「親が拓人に電話して拓人が学校に電話してきたんだと思います。」

先生の殺気に俺の殺人衝動抑えながら答えると

「だったらなぜ親から電話してこなかったんだ?」

それは、親が死んで死神様に育ててもらっているなんて言えない。

「親は、学校の電話番号を知らないので。」

絶対ごまかせない。

「じゃあ。親御さんの電話番号は?親御さんに電話するから。」

どうしよう。電話番号だなんて・・・待てよ確か手紙に書いてあるってメールに書いてあったよな。

「ちょっと待って下さい。今確認するんで。」

そしたら先生が呆れて

「親御さんの電話番号ぐらい暗記しとけよ。」

先生に言ってから手紙を見た。そこには山本さんの電話番号が書いてあった。

「先生。親の電話番号は、〇〇〇ー✕✕✕✕ー△△△△です。」

山本さんの電話番号を言ってみたが山本さんが出るという保証はない。もしこれで嘘がバレたら?自分の生活を伝える?うーん。どうすればいいんだ?

「はじめまして。お世話になっております。私、桜庭学院の中等部の国語担当の崎口です。黒木海斗くんの親御さんで間違いはないでしょうか?」

山本さんが電話に出た。

「はい一応。海斗の面倒は見ています。」

山本さんの答えた回答がおかしかったのか先生は眉間にシワを寄せた。

「すみません。あなたのお名前は何ですか?」

そしたら山本さんは少し笑い

「山本湊ですよ。」

山本さんが名乗ったら

「すみません。ご自宅はどちらでしょうか?」

先生が聞くと

「あー!そうだ。海斗くんの住所変更をお願いしたいんですけど。」

突然大声を出されたため先生がビビっていた。

「えっと海斗くんの住所登録は、親御さんにしていただかなければならないのです。」

先生が答えると山本さんが呆れて

「海斗くんの親は13年前に行方不明になってるよ。」

それを聞いた先生は、

「えっと、海斗くんの親はいまだにいらっしゃいますよ。」

先生は、不思議に思いながら聞いた。

「崎口さんは、全員の家庭訪問を把握していますか?」

突然山本さんは訳のわからないことを言った。

「ええ・・・まあ。」

先生はびっくりしながら曖昧そうに答えた。

「海斗くんの家に家庭訪問に行ったことはあるかい?」

山本さんに先生がそれを言われた瞬間に

「あー!そういえばまだ言ったことない。」

先生が突然大声を出した。

「だろなぜかという海斗くんは親がいない。」

「そういうことで・・・

「おーい海斗ー!」

拓人が手を振りながら走ってきた。

「海斗さっさと逃げるぞ。」

そう言ったら俺の腕を掴んで走り始めた。

「拓人腕痛い。折れる。」

俺に言われて初めて拓人は、俺の腕を掴んでいることに気づいたらしく

「すまん」

といって俺の腕から手を外した

「別にいいよ。それよりどこに行くんだ?」

俺は不思議に思いながら拓人に聞いた。

「もちろん山本さんの家だよ。」

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