『快適な自立構成』・・・『詩の群れ』から
『快適な自立構成』・・・『詩の群れ』から
㈠
俺はいつの間にか、快適な人生を送っていたようだ、だろうだ。
そうか、たいしたものじゃないか、それは人生の目標だよ、だろうだ。
だろうだ、しかし、俺は、その快適を、壊すことが芸術だと思うんだ。
成程な、芸術で壊して、それを更に快適な人生へと変容させるんだろ、だろうだ。
㈡
快適な自立のことだよ、小説で食って居るなら、痛みだってあるだろう。
だな、身体の崩壊すら、芸術にするのが、芸術至上主義だからな、だろうだ。
それは、果たして幸福か、ということは、さほど問題ではないな。
だろうだろうだ、芸術至上主義とは構成されたものなんだよ、だろうだ。
㈢
つまり、快適な自立構成ってことで、言葉の優位性が、異常に高まるはずさ、だろうだ、え?
だろう、俺もお前も、芸術の前では、詩人であり、小説家さ、だろうだ。




