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蚊帳の古い天津飯

作者: ぬがびて

「ブォッヘッフォフォ...ハアァゴホッゴホッ」

粘り気のある液体と形ならざる咀嚼物とが口の中で混ざり合い、一気に放出された。

敷布団の一部が吐しゃ物で覆われる。それを一瞥すると、もう一人の俺が脳裏に登場してどこの国かも分からないTap danceを始める。この現象は蚊帳の古い天津飯を食べたことが原因に他ならない。

「くそっくそぉお!!! 空腹に負けちまった、プライドを捨てちまった...今の俺は、道端に凛として佇む犬の糞みたいじゃねえかよ」顔のありとあらゆる穴から透明な液体が滝のように流れ出る。その表情はまるで、鼻をかんだ後のティッシュのようにくしゃくしゃだ。

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