009
昨日あげようとおもったのにあげれなかった・・(;_;)
お茶会が終わった次の日、父に呼ばれてもう一度王宮に行くことになった。
父は
『体調不良でいかなくてもいいんだよ。』
とか必死にいかないように言うが、行かなかったら不敬になってしまうのは目に見えてるので
『大丈夫ですよ。父様。今回も猫かぶりでちゃんといきますから』
と素でいいながら まじめんどい~ってオーラをまといながら言うと。
『アンジュ~~すまない。お詫びにお前の欲しいものを買ってあげるから』
と抱きしめてきた。
はいはい といいながら王家からの手紙をみた。
色々かいてあったが要約すると
是非、また来てほしいとののこと。
まじ めんどい
(どうゆうことだ・・これ)
謁見の間には国王 妃がいるのは当たり前だが そこには国王の一人息子がいた。
王様と王妃が話をしてるのが、一向には話がみえない。
(話がみえない・・てかここに何で王子がいるの?しかも睨んでるし・・)
『ってことでいいか?アンジュリカ=セラフィーヌ。』
突然話しかけられたので
『あ はい。』
とうなづいてしまった。
(やばい 話聞いてなかった。)
王妃がニヤリと笑った扇でかくしてえるがチラってみえたし
『ではここで、アンジュリカ=セラフィーヌをクロレッツ第一王子の婚約者とする。』
『え あ 婚約者??・・でしょうか・?』
『そうよ。これからはよろしくね。アンジュリカ。』
王妃様が微笑んだ。
『さぁ後は大人同士の話あいよ。クロレッツ 貴方はアンジュリカをエスコートして春の園につれていってあげなさい。』
『はい 母上』
私のところまで歩いていき膝をついて
『いきましょうか アンジュリカ様』
と手を差し出した。
差し出された手に手を置き王子のエスコートで春の園に連れていかれた。
その間もちろん大人は色々と話をつめていた。
春の園に行く中私は
(この世界って・・こうやって婚約して結婚していくのね・・まぁ私は公爵家だから自由恋愛もできないか・・
もともと長続きしない恋愛なら偽装夫婦として生きていくほうがいいのかもしれないのかな・・)
自分が恋愛が続かないことに半分あきらめがついてた。
(でも王妃って言うのは嫌だな~TVで見る限り、いつでも制約があったしパパラッチとかあるし)
前世の世界の皇室の話をみて、縛られるのはな~と考えてたら ボンとぶつかった。
春の園についたのか花と木々のにおいがした。
『失礼しました。』
と一歩下がって謝ったら めっちゃ不機嫌な顔だった。
(あ 怒らせたかな)
『俺は、お前などみとめない』
『は?』
『お前耳悪いのか?俺はお前など婚約者として認めない。』
『さようでございますか』
(あほか・・お前の一存で決めれるわけないだろ)
『ですが、国王様と王妃様が決まったことですから、わたくしとが嫌でしたら、貴方様からご両親にいってくださいませ』
と秘儀猫かぶりの顔でいってみた。
『ふん。後で俺と婚約できなかったことを後悔すればいい』
『そうですね きっと後悔するでしょうね 』
後悔なんてしするわけないでしょと笑顔オーラで言うと。
キャンキャンとうるさい そのたんびに『そうですねー』とか相槌していたら、泣いて出て行った。
(王子の癖にレディを置いていくなんて紳士としてのマナーならってないのか?)
とか思いつつ茫然としていたら
(クロレッツっていったけ・・これもどこかで聞いた名だな・・私といいどっかで聞いた名前ばっか・・)
(う~~ん)
(あっ競争相手バカ王子と同じ名前か)
と思いつたけど ん? んん???
(え~とたしか 競争相手バカの名前はクロレッツ=リア=トゥール・・・さっきのバカ王子は・・・・)
(クロレッツ=リア=トゥール・・・・・)
・・・・・・
頭が混乱してきたので整理してみよう
(えーと、私が アンジュリカ=セラフィーヌでバカ王子はクロレッツ=リア=トゥール・・・あの乙女ゲーの世界か‼)
(いや 私とバカ王子の名前が一致したとしてもその二人だけの名前で乙女ゲーの世界ってわけがない・・)
(ほかに誰か・・誰か)
乙女ゲーについていくるキャラクター紹介の紙を頭の中で思い出す。
フレデリック=セラフィーヌ の文字をみつけると
(いた・・・兄だ・・・・・兄がいた・・)
フレデリック=セラフィーヌ 私の兄で攻略対象者だ。・・・
(なんてことだ・・ここは あの乙女ゲーの世界か‼)