019 王妃無双でした。
今更ですが、クロレッツ殿下は赤い髪です。
国王様も赤で王妃様は金髪です。
『よくきたアンジュリカ』
『久しぶりですねアンジュリカ元気でした?』
『お久しぶりです。国王様王妃さま』
と淑女の挨拶をすると
『もぅいまは公務じゃないんだから お義父さま(パパ) お魏母さま(ママ)ってよんでいいのよ?』
『いえそうゆうわけには・・』
『アンジュリカがよければ、早く嫁いでくれてもいいのに。ねぇあなた?。』
『そうだな~私も早く娘がほしいな~』
『そうそう クロレッツに会ったかしら?あの子アンジュリカに会いたくていつ来るか?いつ来るか?って聞いてくるのよ~もぅ愛されてるわね~』
(それは違うと思いますが・・・)
と共に、〝ドン“っと勢いよくドアが開いて
『嘘を言わないでください。母上』
と速足でこちらに向かってくる。
『まぁ 公務中は王妃でしょ?クロレッツ皇太子』
(ん?先ほど公務じゃないといわれたような・・・?)
『先ほど今は公務じゃないと聞こえましたが?』
『あら覗き趣味?そんなにアンジュリカにあいたかったの?』
『だから嘘をいわないでください、俺はまだ認めてません。』
クロレッツ殿下は認めないと言うが婚約破棄とは絶対言わない。
言ったらすぐ破棄なので、色々と負けてるのが嫌らしく自分からは言わない。自分が色々勝ってからだそうだ。
私は公爵の時点で拒否権はないから殿下が言った時点で終了という趣旨を婚約の時の条件にいれてる。
その場合、どっちもダメージなしでの趣旨いりで、
いや 私に拒否権あるならすぐにでも破棄しますよ?
『国王様発言しても?』
『よい。というか今は公務じゃないのでどんどん発言していいぞ』
『ありがとうございます。』
『殿下。毎回認めないじゃなくて 破棄だって言ってくれれば、すぐ終わりますわよ?』
『ふん。そうやって勝ち逃げする気か。』
『勝ち逃げも何もわたくしは、いつでも負けを認めてますわ。』
『そうやって、負けを認めていても、俺がいないところで笑ってるくせに・・』
『いえそんなことありませんわ。 あ ほら殿下わたくしより身長伸びましたわ。目線がちょと上ですわ。殿下すごいですわ。今何センチなのです?』
前まで軽くつむじが見えてましたからだいぶ大きくなりましたね。
クロレッツはすごい嬉しそうにドヤっと
『ふん、今は168㎝だ。』
王妃が扇で口元を隠して
『本当大きくなったわね。クロレッツ ふふふ アンジュリカはこれからはハイヒールで来城してこないといけないわね。』
(訳:おおきくなったけど。アンジュリカがハイヒールはいたらまた抜かれるわね(笑))
クロレッツが固まった。
本当はハイヒールを履かないといけないが、私は疲れるのでドレスで足元が見えないことをいいことに、ヒールのない靴をはいてる。
何故か王妃にばれてたわ・・
(※一応、淑女は妊娠や病気や年齢以外はハイヒール (5㎝以上)が当たり前の設定です。)
『俺は認めない。』
(王妃様 そんなこと言ったら殿下は余計苛つくと思うのですが・・。)
『ふふふ そうそう アンジュリカは学園の休みから 社交界デビューの予定よね。』
『はい。学園の休みからデビュー予定です・・・』
殿下そんな変な顔しないでください・・・
『が、その、私だけで、考えての発言なのでお許し頂きたいのですが』
『いいわ、おっしゃって』
『エスコート役は一応 (仮)婚約者のクロレッツ様にお願いしたいのですが、その殿下はまだデビューされてないので、もしよければ来年一緒にデビューしようかと、思いまして』
『あら そうよね。確かに、デビューしてないクロレッツには荷が重いまわね。それにクロレッツの方がね・・・』
(訳: 確かにデビューしてないクロレッツに無理だわ。 しかも婚約者より小さいなんて(笑))
殿下は恥ずかしそうにプルプル震えて怒ってます・・・
(もうやめてあげて下さい 殿下がかわいそうです。)
毎度のことながら、王妃は息子がかわいいのか、よくいじる。
『お父様にお願いして、来年からご一緒でもよろしいでしょうか?』
『そうね。それでいいと思うわ。』
『では、今の王妃の勉強もあわてなくてもいいですよね・・?』
『・・・そうね・・』
『わたくしまだ、学校で学ぶことが多くて、一か月ここで勉強だと学園での成績キープに差し支えがあるので、できれば後半は学園に戻って、勉強したいのですが・・』
怒ってますね。ダメだったかな・・・
『学園での成績は上位ときいてるわ・・そうね・・今度アンジュリカのドレスの仕立を決めていいならいいですわよ』
(訳:成績キープならしょうがないか・・でも今度私の着せ替え人形になってくれるならいいわよ)
(怒ってない・・? あぁよかった。休みの為なら着せ替え人形くらい我慢するわ)
『はい、それでお願いします。』
『クロレッツも来年にむけて、今から勉強しとかないとね~ふふふ。クロレッツも見習いなさい。一か月しか離れてないんだからね・・・』
最後色々含んだ言い方に
(訳:あんたも来年にむけて、勉強しなさい。あと見習いなさい。一か月しか変わらないのに身長も勉強も貴方よりすごいんだからねぇ~)
王妃様心の声が聞こえます。
『・・・精進します。』
私は遅生まれで殿下は早生まれなので一つ学年が違うが、一か月しか変わらないので、婚約に決まったのも決定打だった。
『そういえば2学期からダンスの実習があるのよね。』
『はい、2年生の先輩方と一緒にする予定になってます。』
『なつかしいわ。ねぇ貴方。』
2年の先輩方にエスコートしてもらってダンスの練習をする。
女の先輩は一年の男子生徒に男の先輩は1年の女子生徒ともちろん婚約者がいる場合で、どうしても嫌な場合は人形と踊る練習になるみたいだが・・
国王さまと王妃様は学年が一緒だったので、大変だったみたいです。
『そうだな 一緒の学年だから、最初はお互い人形でな~もうどうせ婚約者がいるなら二人で踊れってな~』
『アンジュリカも人形と踊るのでしょ?』
『いえ・・別にその人形とでは練習にあまりならないので、割り当てた方と踊る予定ですわ』
『あら・・じゃ 初のダンス相手とられちゃうわね~クロレッツ・・』
(あれ だめだったかな・・?)
『そうだわ、今年はまだ詰め込まないでいいんだからクロレッツ来週からの公務なしでアンジュリカとダンスの練習しなさい』
『は?嫌です。』
クロレッツは条件反射のごとく拒否をした。
『あら そんなこと言って、また負けちゃうわよ。』
『・・・・』
『アンジュリカの夏休みにはいるころに貴方の講師も用意しておくわ』
『まだ するとはいってないのですが・・』
『さぁ 今日は、勉強はなしでお茶会でもしましょ。』
王妃様は私の手をとり
『え?あの』
『貴方も今日は予定あけてるのでしょ?きなさいクロレッツ』
『儂は・・?』
『ふふふ貴方はもちろん仕事。また後で来るわ~』
『・・・・・』
私は王妃様につれていかれてその後を、めんどくさそうな顔してついてくるクロレッツ。
彼は王妃に逆らっても倍に言葉で帰ってくるので、半場あきらめている。
王妃様は王政にはあまり言わないが家では立派なかかぁ天下ですね・・国王様も息子も尻にひかれてるわ。
久しぶりの更新すみません。起承転結でいy 転結はできてるのですが・・起承が難しいです
(´;ω;`)




