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012

次の日、怒られた。

久々に頭をフル回転させたのだ、小さい私にとってパンクしたのかそのまま眠ってしまった。

そのせいで、ドレスがしわになってメイドさんたちに怒られた。

この世界ではメイドっていうものがいない。

侍女っていわないと話が通じないので、私もそろそろ侍女って呼ばないと、間違って呼びそうになる。

メイドの方が分かりやすいのに・・・




こってり絞られた後、私宛にきたお茶会の招待状をみてた。

一応きた順でも爵位順からいかないと 変な言いがかりなどつけれらると聞いたことあったので、とりあえず一番にきになるファンタクト公爵家のお茶会に行こうかなと兄様に言ったら、まぁ 招待状の中で一番最初にいくとしてはいいね とお墨付きをもらった。


私はまだ爵位と家名場所が一致してない なのでファンタクト公爵家に関してはあまりわからないがファンタクト公爵家には娘さんがいるみたいで、その子の名前を聞いたら、興味がわいた。

ルールゥリフレ=ファンタクト  

私と同じ悪役令嬢のルールゥ 私はいじめやら禁書に手を出す予定はないからもし手をだすとしたらこの子だけ・・。

なんとか、この子と友達になって、禁術に手をださないようにしなければ・・



お茶会にはもちろん兄がきた。兄は私からみても、イケメンだし紳士なのに・・なんで、こんな残念男子になるんだろうか・・ってぐらいシスコン。

 そりゃ 女性でもひくわ・・。


『どうしたんだい?僕の顔になにかついてる?』

『・・いえ・・』

馬車に乗るのが慣れてない私の為に、兄は酔わないように馬側のほうに座ってくれた。

『兄様は今日から婚約者さがしですか?』

『ん~そうだね~まぁ色々目星はついてるから~僕の事は気にしないで遊びなさい』

(目星はついてるって・・・どの基準でつけたのか気になる。)

『そうなのですね~』

ちょうど馬車がとまったみたいで

『ついたみたいだよ。』

先に降りた兄が私に手を差し出した。私は手をとり馬車をおりると、ファンタクト家の執事さんみたいな方が

『ようこそおいでました。わたくしファンタクト家執事長のローレンといいます。本日のご案内係になります。以後お見知りおきを』

とお辞儀した。

『フレデリク=セラフィーヌだ』

兄は私をみた。 

あ 私も言うのね

『アンジュリカ=セラフィーヌですわ』

『セラフィーヌ公爵家のフレデリク様とアンジュリカ様ですね。どうぞこちらへ』

案内された場所にはすでに到着済の子供たちが和気あいあいと遊んだりお話をしてた。

執事の方がまずファンタクト家の当主の場所につれていて、挨拶を交わした。

この間の王家のお茶会に怒ってたお嬢さんがいたが・・まさかこの子がルールゥ?。


『ファンタクト家当主のルーズベル=ファンタクトと申します。』

『妻のルーリィア=ファンタクトと申します。』

『ルールゥリフレ=ファンタクトと申します。よろしくお願いします。』

『本日はよくおいでくださいました。ごゆっくりおつろぎください』 

『フレデリク=セラフィーヌです。よろしくお願いします』

『アンジュリカ=セラフィーヌですわ。よろしくお願いしますわ』

兄は紳士の挨拶でお辞儀をして私は淑女の挨拶をした。

『本日はお招きありがとうございます。また、妹の招待に私を無理やりいれてもらって申し訳ございません。』

『いえいえ。フレデリク様が来ていただけるなんて、光栄でございますわ。』

なんと この間のお嬢さんだった。

『アンジュリカ様、よろしければご一緒にお話しでもしませんか?』

何気にほっぺが赤い。

兄をチラっと見て

(あぁ 兄に一目惚れってやつかな・・?)

『アンジュ行っておいで、僕はゆっくり観察しておくから』

と、見送った。

何を観察するきだよ! と内心突っ込みをいれつつ ルールゥリフレについていった。



『アンジュリカ様、先日はどうもありがとうございました。』

『いいえ どういたしまして。』

『あの後、ユリアローネ様と仲良くなれましたの。』

助け出した女の子の名前かな?

『すみません。わたくしお名前を聞いてなくて、あの方ユリアローネ様っていうのですね。』

『あら、名乗ってなかったかしら・・もぅまったく、今度会ったときにちゃんと言っておきますわ。あぁそうそう、お礼も言いたかったそうですわ。また会ったときでにも、声をかけてさしあげてくださいませ。』

『そうですわね。そうしますわ。』

紅茶をうけとり一口飲む。

彼女はちょっともじもじして

『あの・・アンジュリカ様』

『なんでしょうか?』

『あの お姉様ってよんでもよろしいでしょうか?』

ぶっ 紅茶が出そうになった。

『え えぇどうぞ。』

『ありがとうございます。アンジュリカお姉様』

『アンジュでいいですよ。みんなアンジュって呼ぶので』

『アンジュお姉様。』

中学高校大学といい 共学だったのに、お姉様とよくよばれてたが、ここでもか・・と半分びっくりしたわ。

でも このまま 仲良くなってれればバットエンドにいかないかも?

仲良くなって損はないはず

『あの アンジュお姉様 わたくしのことはよければ、ルールゥとお呼びくださいませ』

『よろしくルールゥ』

お茶会では色々ときかれて、一緒におでかけする約束までした。


ルールゥとはあれから程よく仲良くしていった。


いつの間にか兄に婚約者ができ、よく一緒におでかけするようになった。

途中 逃げようとしても、必ずつかまるし、兄がいないときにもなぜか遊びにくる。

前世では一人子だったから姉がいたらこんなかんじなのかな?

とおもったり・・

クロレッツ王子 もといクロレッツ殿下とも程よく?距離たまもちつつ仲良くした。

相手はなぜかライバル視して、なにかと勝負をもちかけてきたがが、

当然『はいはい すごいですね。 (棒読み)』と言うと 次は負けない という。

それでも段々 べそかいて帰る。 

こっちは勝っても負けてもどうでもいいのに、そんな関係も続けつつ、学校へ行く年になった。


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