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死ノ狂乱  作者: フクロウさん
2/6

2話

投稿します

(ん?地震か?)


なんとなく揺れている感じがする。しかしすごくちいさいのでノートを書くためにみんな集中しているため気づかないのだろう。しかし、ヤタは一人、杖につっぷしているためわかった。しかし……


(あれ?いつもと違うような……なんだろう、下から揺れている感じじゃない。)


そんなことを頭に巡らせていると、


先生「ん?これは地震か?最近多いな。まあ、これくらいなら大丈夫だろう。」


そう。最近は細かい地震が多く、不注意になっていた。このとき、生徒全員が学校から出ていれば一体何百人の命が助かっただろうか。


(だんだん大きくなってきたぞ?ヤバくないのか?)


先生「おー久しぶりに大きい地震だ。一応机の下に隠れとけ。」


生徒たちは不満そうに机の下に隠れ始めた。それはそうだろう。ノートを写していたときだったのだから。しかしここが日本人のいいところなのか、みんなしっかりと隠れている。


(うーん、なんか違うな)


ヤタはまだ変な感じがぬぐえなかった。何だかわからない変な物に飲み込まれているような感じだった。しかしまだまだ地震と思われる物は続いている。しかもだんだん大きくなってきているようだ。


先生「全員静かに!これから放送があるだろう。静かにしておきなさい。」


ザワザワザワ

生徒「なんだよー」

生徒「まだ書き終わってないのに……」

生徒「なあなあ、ヤバくね?」

ザワザワザワ


などなど。事実ヤバいのだろう。どんどん地震は大きくなってきている。しかしヤタはというと……


(うーん、やっぱりなんかちがうんだよなー)


まだ不安感をぬぐえなかった。何だか嫌な予感が全身を駆け巡った。先生はヘルメットをかぶりはじめたし、生徒達もかなり不安がっている。気の弱い女子生徒は泣いているような声が聞こえる。しかしここで……


放送(先生)「皆さん。地震です。地震です。まだ正確な情報はわかっていませんが大きな揺れが襲ってきています。落ち着いて行動してくだ ザッ さ ザ ザッ かえ し 」


プツンと音をたてながら放送が止まってしまった。これがまたいけなかった。生徒たちは不安が煽られたように大きくなってしまった。そして生徒の一人が言った言葉に生徒全員が思考停止してしまった。それは……


生徒「外を見ろ!」


(外?……………………………………はぁ?なんじゃこりゃ?)


生徒「なにあれ?」

生徒「壁?」

生徒「暗くなってきたんだけど?」


そう。学校を取り囲むように石壁がせりあがってきているのである。

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