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推理小説風に考える「大ピラミッドの石を積み上げることは不可能なのか?」  作者: 田丸 彬禰


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7/10

大ピラミッドの石を積み上げることは不可能なのか?  ⑦

奈良県明日香村にある石舞台古墳。


さすがに大ピラミッドの建造時期までは無理だが、これは6世紀まで遡ることができる。

当然重機もない。

といっても、大阪城の蛸石が岡山から大阪まで運ばれ据え付けをおこなわれたときにも重機などないのだが。

ついでに言っておけば、江戸時代における石垣に使う石の運搬方法が記されたものがあるのだが、これはまさに古代エジプト人と同じ手法である。


さて、話を石舞台古墳に戻そう。

この古墳は約30個の花崗岩が組み上げられたものなのだが、その総重量は2300トン。

単純に30で割れば平均76トン。

平均2.5トンなどで大騒ぎしていては笑われてしまう。


まだある。

このとんでもない重さの石材であるが、切り出したのは石舞台古墳から東に数キロ行った山の中。

つまり、飛鳥時代の日本人はその重さの花崗岩を数キロの悪路を使って運搬したのである。

人力で。


わずか2.5トンの石を動かすのは超古代文明の不思議な力がなければ不可能というならば、この石を運搬したことについてもそう主張してもらいたいと思うのは私だけではないだろう。

だが、不思議なことにピラミッドの石材運搬についてあれだけ声高に主張する者たちだが、石舞台古墳をネタにその手の話をすることはない。


切り出し場所

奈良県明日香村上 地図ソフトで検索の場合(34°27'58.0"N 135°50'53.2"E)

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