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禁術・毒沼
地を穢し 我が身千歳に 呪われど
それすら歓喜 神刺せるなら
詠み人 ただのぎょー氏
エルフにより神殺しの猛毒『死汚危神』を生み出す禁忌の魔法について詠んだ句。
本当に神すら殺せる猛毒である。
が、神殺しの代償は甘くない。
『我が身千歳に 呪われど』
と詠まれているように毒が消えるまで死ぬこともできず苦痛に苛まれ続けるのだ。
それを承知で使う時とは……いったいどのような時なのだろうか。
地獄が待っていても、我が身を犠牲にしてでも、守りたいものがある時なのではないだろうか。