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デスゲームをクリアして‥‥現実世界に戻ったら、世界崩壊寸前でした。  作者: 古神龍之介
第一章八番目の英雄七武帝始動編
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第一章8〈崩壊した村〉

「ハァハァ、」体力を使い果たし、荒い息を吐きながら現在自分がおかれた、状況を必死に理解しようと、脳内をフル回転させた。″考えろ″という信号を送り続けていた。

ただ……分からなかった。現状何も、ヒントがないからだ。

そんな、状況でも考える事をやめるわけにはいかなかった。情報戦がメタである……何もわからないまま進むのは、危険でしかない……

「ハァハァ、」と荒い息を吐きながら、情報を得るため、砂漠化が進む悪路を先に向かった。

<三十分後>

目の前に看板が見えた。「……やっと…」ギリギリ意識を保っていた俺は、深く息を吐きながら、看板の先に向かった。

<数秒後>

「……何もないのかよ」砂に向かって拳をついた、

村があっただろう形跡はあったが、そこには何もなかった。″絶望″……そして″死″最悪の未来が脳裏をよぎる中、一筋の光は急に現れた。

人が見えたのだ。

「君、ここは……何処?」一桁台だろう少女に質問した。

「え?……ここは旧サンクス公国領・アークス村だよ、お兄さん誰?」

きいた事がなかった……「そりゃ……わかんねえよ」と言って倒れた。

「……だっ大丈夫、お兄さん」「……大丈夫、ちょっとくらっと来ただけで……」「全然大丈夫じゃないじゃん」と言って少女は、俺を村に招いた。

「マンホールの中に村が、……」「二十年前、帝国軍が反撃を始めた。その日から私たちは、一年の九割以上を地下で暮らしているんだよ」「……帝国軍」

「おー帰ってきたかソラニー」「うん、」「大丈夫だったか?」「平気だよ、もう慣れた」「……そうか、頼もしいなあ」と言った男は俺を見た、「あの男は?」「村の近くにいた、帝国軍じゃなさそうだがら連れてきた。」「……そうか、少年名前は?」「立石……りょうです」と言った瞬間、歓声が上がった。理由はわからなかったが、追い出される事はなくなったようだ。

「……村に泊めてやる。家ないんだろ」

村長は、俺に住む場所を与えてくれた。

「今日はつかれてるだろう、休んでくれ……詳しい話は明日聞く」

「……ありがとう」と村長に言って、ベットに転がった。

<一日目>

村長の娘、ソラニによって起こされた。

「……」半分寝ている状態でおれは村長の一家と朝食を食べた。

朝食後、「立石君は、どこから来たんだい」「……信じられないかもしれませんが」と、これまでの出来事を全てはなした。全てを聞いた村長、ロネッタは、「……たしかに信じられないな、でも俺はしんじるぞ」と話した。「……どうしてですか?」「十年前、大厄災と呼ばれる厄災が帝国で起きた、そのあと、俺も″革命軍″と呼ばれる組織に入り、帝国と戦った。この傷は、その時の傷だ」と言って片腕になったのを見せた。「帝国と戦った事、俺の知り合いに、頭のおかしいやつがいるから、……お前の信じるよ」とはなした。「……ありがとうございます。」

「娘が来たようだ、遊び相手になってあげてくれ」と言って、りょうが出たのをみて、ロネッタは、「……裂空、お前の息子が来たぞ」と旧友に向けてはなした。

「もう、どこにいってたの?」と怒り心頭のソラニを慰め、地下街を周った。

地下要塞と化した、街なみは俺の隠された中二心をくすぐり、凄く楽しかった。

「最後に君に見せたいのがあるんだ。」と見せたのは町から外れた、場所にある集団墓地だった。「ここにこっちに移住してから亡くなった住民の遺体が埋葬されてるんだよね、」「……こんなに」「十年前、帝国の本体が攻めてきた、七武帝・破滅帝の部隊が、そして全てを破壊した。町があんなふうになったのは全て破滅帝のせえだよ」

「……」

「でも、お兄さんが、全てを終わらせてくれるんだよね、」「え?」「だって、″英雄″なんだから」


「……英雄か、」何であんなこと言ったのかわからなったが、その響きに興奮した。

<二日目>

俺は、ソラニと、近所のミラク・レゼンという中年の男と共に食料を上にとりに向かった。

「地上にいくのか」「あぁ、地上じゃないといないからな」

「ミラクさんは毎日上にむかってるんだよ」「……そうなんだ」

地上に行くと、短剣を渡された。二日ぶりの地上はまぶしくて何も見えなかったが、ミラクの声だけは聞こえた。「自分の命は自分で守れ」

<三時間後>

「これだけとれば、一週間ぐらい持つか、」とミラクが言って、地下へと戻る道のりのか、

ミラクが急に伏せろと叫んだ。

ミラクは小声で「帝国軍がいた、視認した瞬間に攻撃してくるだろう逃げてくれ」「……早く」その声にソラニが泣きそうになっていた、それを見て、俺はソラニを抱きかかえ、走った。

その数秒後、爆発が起きた。「え?」「……ミラクさん。」

「ラグニットかよ、今時こんなの使うなんて、」

「え?」「お前ら……は殺す、」爆風によっていた右腕は吹き飛んでいた……「絶対に殺す」


―――――――――――――――――


「ソラニ、走って逃げろ、なんか嫌な気がする。」

「やだ……よ、私だけ逃げるなんて」」「逃げろ……」と言って前に向かった。

「カハッ……」と血を吐いて、ミラクは倒れた。「バカだろ、帝国軍人なめんな、」「片手剣・単発技イーグル・インパクト」

「……お前、どうして」「よかった生きてて、」「くそ、仲間いたのか」「……いいじゃないか、ここで二人殺せば」

「……」

そう言って俺に向かって攻撃してきた敵を冷静に弾き、反撃を放った。「アハッ、お前知らねえの、帝空剣の能力を、二連撃さ」その瞬間、斬撃が見えた。斬撃はミラクの首を捉えていて、……ザシュと聞こえた。「ミラクーーッ」と叫んでいたときには、ミラクの首は落ち、絶命していた。

初めてゲーム以外で人の死をみた瞬間だった。

「絶対にゆるさない……」感情の全てが怒りに染まった瞬間だった。


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