プロローグ 〈n度目の甦り〉
俺は、英雄になりたかった。
でも、なれなかった。
これは、"英雄"に一歩届なかった男の物語である。
俺は、きっと英雄になりたかったのだ。だがその夢が叶う事は、なかった。その前に死んだからである。″英雄″は、役職などではない……″人類の希望″なのだ。だから、世界を壊そうとする敵に負けた男が名乗れるわけがないのだ。だから俺は……英雄になれなかった。
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「さぁ……終わりだ。南域の王いや立石りょうよ」そう言って男は、それを放った。全てを無にするその技を「『宝具』〈クロノス〉第二十四承・邪業神話剣 ヴァーエンタル」「……超動」全身が傷だらけで体中が痛み動けなかった俺は、男の技の前に無力でしかなく、嗚咽を漏らしながら立ち上がろうとするだけだった。「俺……は……まだ、」「………ザシュッ」下腹部に強烈な痛みを感じた。「……っ……ガハッ」口から大量血を吐き、一気全身の力が抜けた。そしてそのまま俺は、立ち上がれず。
そのまま俺は首を男に斬られ……生涯を閉じた。
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「また来たんだね……」
真っ白い小さな部屋にいる彼女はそう言った。
俺は彼女を知っている……
「神になったのか」「……そうだよ、」「全部君の為、君が受けた呪いを君1人に背負わせない為……」だから私は"神"になった。だからさ、遠慮しないでよ」と新たな神は言った。
「遠慮ね……してないさ」と言い、「なー神様」「……」「無視か、」「本当にいいの?」「……しょうがないじゃないソレが"僕の呪い"なんだから」「"世界の器"」それは彼の二つ名の1つだ、彼は色んな二つ名を冠している、そんな姿をする彼は最も”英雄"に最も相応しいのだ。
「英雄を皆待ってるって言いたいの?」と舌を噛みながら言った。「……きっとな」と笑みを見せながら返した。いつも通りすぎる返事に私は「……分かったよ」とそんな言葉が咄嗟に出た。本当なら、彼を止めないといけないと分かっているのに、そんな私の返事に彼は「……ありがとう」と返した。そんな満面の笑みで笑う、英雄を私はまた殺した。
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「ねぇ……」「……」"英雄"を目の前で殺した男は、私を無視をした。
弱者には興味がないって事か、「君が殺した男は、ただの王じゃない”全てを可能にする存在”==”英雄”だ、だからさ、私達は、彼が、この地獄を変えてくれると思ってる。だから私達は戦う」そう言い剣を上に掲げると仲間達は呼応した。「全員突撃」
「馬鹿な奴らだ、死ぬことぐらいわかってるだろうに……」そう言うと男は剣を再び鞘から抜いた。
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「グー」寝息を教室中に響かせる俺に対し、担任はチョークを投げた。
まるでチートを使ってるかのように目標に対し吸い付いた弾は、机に突っ伏した俺に当たった。
「グー 」それでも起きない俺に対し担任は、キレた。
「立石廊下に出ろ…… 」その野太い声で、流石に俺も目覚めた。
「グー」俺が起きてもなお寝息を聞こえている。寝息を出すもう一人もまた廊下へ出された。「朝倉お前もだ……」「へ……」
散々怒られ俺はクタクタになりながら、家を目指し走った。
「5分後」
「ハァハァ……体力無さすぎるだろ俺 」分かりきっていた事だが、体力を使い果たし、ぜぇぜぇと息の荒い俺がいた。
背に腹はかえられず財布を取り出し中身を見る、財布の紐は固くしたはずだが、「コンビニ行くか……」と発し、近くのコンビニを目指し最後の力を振り絞った。
「ありがとうございましたー」店員の声に後押しされコンビニを出た俺をニヤニヤしながら見る者がいた。「学校から帰る時、コンビニよっちゃいけないんですよぉー先生に行っちゃおうかな?」
「……はぁ……」ため息を吐くと、
「よく見ればいいの食べてますね……」
「……○ルムだ。」「……一口ください」「言わないなら……」「……ぐぬぬ……いいでしょうそれのります!」「ホレ」と言い食べかけの○ルムを渡すと、
口を大きく空け一口で……○ルムを食った。
そして数秒後に絶叫……
彼女は知覚過敏だった。
「……うっうっどうしてこんな事に……」「自分の責任だ。○ルムは悪くない」「……、○ルムが悪い」「悪くねぇよ……」と頭を○ルムの入ってた袋で叩いた。
「ねーりょう?」「……」「今日楽しみだね?」「……そうだった……早く帰るぞ]
……思い出した俺は、家を目指し走った。
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「本当に生き返るんですね」「呪いだからね」「永遠に生き返る呪いか、いいなぁ強くてニューゲームって事でしょ?」「……最も酷いよあの呪いは、」「だって、生き返る度に、記憶にロックをかけられてるんだからそして今回は全てロックをかけられた。」「……うわ……それじゃ天下の英雄様も、クリア不可能では?」「元からクリアしてないけどね……でも彼なら……」「愛されてるなー、うらやま……」「よっこらしょ……」「以外と早かったの」「そうですね神様」「今や君も神様と聞いたけど?」「私は完全な神では無いので」「へぇーそうなんだ、で彼は?」「これで最後だと」「流石に限界か……」
「記憶全部持ってかれましたらね……」「ついにか……」と言い神は、「んじゃ帰るわ」「へ?」「私達干渉できないし、干渉したらタイムパラドックス起きるもん……」「それは、そうだけど…… 」「んじゃ……」と言い神は帰った。
「あほらし、私達も帰るよ、」「そうですね……」
「まだ、最終章には、早いよ……」
第三次天破戦争まで残り三十年
死ぬほど内容変えた……こっちの方が良さそうなので、
原作が中2の時に書いたやつなので、ちょくちょく変えます(最新話と調整する為申し訳ありません)