面白いと感じて頂くことの考察
笑いのとり方と物語の作り方をかけ合わせて、面白いと感じて頂くということは何かを考えています
皆様は「笑い」を、どのように考えられていますでしょうか? 基本的には笑いには「タブー」はありません。それを受け取る聞き手様や読み手様が面白いと思えば、それで良いものでもあります。
ただ、笑いのネタを作る側には色々と法則があるようです。それを何処まで書き手として応用できるかがポイントになるかと思います。
ネタの話の前に、笑いのとり方について話をしてみます。
http://geinin-club.net/study/words/comedy.html
元の記事は上のURLですが、私なりにピックアップしたいと思います。
1.出ハケは命
2.笑いをつくるということは、優越感、勘違い、錯覚というギャップを見つけることからはじまる
3.笑いは方程式だ
この3つは私が大切にしている言葉です。私も書き手となった時には気にしていませんでしたが、少し勉強して当てはめてみました。
1は最初の掴みの部分です。最初の掴みで興味が持てるという所まで書く必要があると思います。ただ世界観や前提条件が難しい場合があるので、逆にあらすじ紹介でしっかり書いておけば回避できるかと思います。私は読み専だったので思うことは、この最初の掴みをされていない書き手様が多いのかなと感じます。せっかく面白いのですから、あらすじを含めて、私はこういう事を書くよっていうアピールして欲しいと感じています。
2は私がとても好きな言葉です。ギャップを作り出すことができたら、面白いということになります。つまり、ストーリーギャップでも性格のギャップでも、ギャップがあるから物語が楽しくなるということです。面白いというのは笑いだけではなく、読んでいて楽しいという事に通じると思います。読んでいて楽しいの中には、文章が読みやすい、心情描写が素晴らしい、情景が思い浮かべやすい、なども含まれると思います。どの読み手様に対して楽しいと思わせるかが重要ではないでしょうか?
3はプロットですね。計算されたプロットでないとツッコミを受けてしまいます。どこに話のオチをもってくるか? 起承転結をどうするのか? どこにギャップを作り出すのか? そして立てたフラグを何処で回収するのか? 私はアバウトですが、これを考えて物語を書いています。少なくとも始まりと終わり方については書き出しの時は決めています。
意外と笑いのとり方が、書き手としてのスタイルとして当てはまるのではないかなぁと考えています。面白いを課題解釈すれば、十分に書き手のヒントになるなぁといった感じです。
それでは次にネタの話に移ります。
https://monzzy.tokyo/post-1889/
元の記事は上のURLになります。18個もネタの作り方がありますが、書き手として使えるものは何個あるのでしょうか? とりあえず、ネタの作り方を列挙してみましょう。
①ストーリーがあるものを崩していく
②ベタシュチュエーション
③緊張の緩和
④2人の会話の中で作っていく
⑤日ごろから世の中に思う事
⑥自分の特徴をネタにする
⑦やりたいこと先行で考える
⑧時事ネタ
⑨ことわざ、四字熟語
⑩もしも○○だったら
⑪二つのものを掛け合わせた”星新一先生”スタイル
⑫新しい遊びを開発する
⑬自分の特技をネタにする
⑭常識をあえて覆す
⑮コラボ
⑯2人にしかできない
⑰あるあるを誇張
⑱ギャップ
あくまでもネタ作りなので、書き手のヒントには当てはまらないものもあります。私的には色々当てはまるものがあるなぁって感じます。
①ストーリーがあるものを崩していく
悪役令嬢のギャフン系や、シンデレラ等のパロディをやられている方が既にいらっしゃいます。
②ベタシュチュエーション
王道と言われる部類ですね。ここでは笑いのお話ですが、ベタなお話は安心してみることができます。恋愛系の心情描写の持ち方で物語が面白くなるのもここに当てはまると思います。
③緊張の緩和
これは緊迫したシーンを迫らした時にオチを作るやつですね。登場人物が死んだと思わせておいて、生きていたなどもこの部類に入るかもしれません。
⑦やりたいこと先行で考える
これは物語を作る上で重要なファクターになるのではないでしょうか? 私が尊敬する書き手様は「自分が勇気づけられたり、感動できる物語を作ることが、私の創作の基本」と言われています。
⑩もしも○○だったら
かの有名な、なろう界のチャップリン様がよく使われている手法です。コメディの基本として素晴らしいと思います。
⑪二つのものを掛け合わせた”星新一先生”スタイル
これが異世界転生/転移の基本ではないでしょうか? 文化差があるところに対して、掛け合わせることで主人公が有利になるというものです。
⑭常識をあえて覆す
すごい難しいと感じますが、これが出来る書き手様は凄いと思います。そして、そのスタイルが逆に常識になってくるので、また覆す必要がある。輪廻みたいですね……
⑮コラボ
私は最近になって知りましたが、リレー小説というのがあるみたいです。また、テーマを募って小説を書くというのもありますね。私は書くのが遅いので参加は難しいかもしれません。
⑱ギャップ
ここは基本だと思っています。ギャップがあるから面白い。笑いをとることもネタを作ることも共通であることが分かります。
考察をしてきましたが、やはり笑いのとり方と物語の作り方には共通事項があったかと思います。勉強することが多くありますね。書き手として頑張りたいなぁと改めて感じました。