社会人になってからの読み物と英語
今回は色々と暴露しています
割烹をみていますと、バトンというものがあり、皆さんの読書履歴などが書かれていて、すごいなぁって読ませて頂いております。前回は私の創作という話でエッセイを書きましたが、今回は社会人になってからの話を徒然なるままに書いてみたいと思います。
皆さんは社会人になってから、どれぐらい物語本を読まれましたでしょうか? 私の場合は有名所で、前に書きました塩野七生先生や北方謙三先生の本だったりします。あとは池井戸潤先生のバブル組シリーズ(昔流行った10倍返しのドラマの原作)などの本も読んでいます。
実はこのチョイスには理由があります。答えは簡単で「仕事のスタンスやモチベーションをあげるもの」を選択しています。あと、いわゆるノウハウ系の本も読んでいます。社会人になるとノウハウ系とか読みませんか? そして、悲しい事実として英語の勉強本もたくさんあります。
ノウハウ系といえば、いわゆるビジネス書と呼ばれるものになります。読んで役に立ちそうなのを羅列してみましょう。山程あるビジネス書ですが、今でも通じるものがあるものを紹介します。
(順不同、敬称略)
・成功への情熱―PASSION― 稲盛和夫 著 PHP文庫
・遺論 繁栄の哲学 松下幸之助 著 PHP研究所
・上司の哲学 江口克彦 著 PHP研究所
・部下の哲学 江口克彦 著 PHP研究所
すこし、PHP研究所の宣伝みたいになってしまいましたね。しかしながら、ビジネス書は面白みがあるものではありません。そんな時に役に立つのが物語系の本です。これは、ビジネス書を物語になぞることによって、頭の中に素直に入ってくる効果を狙ったものです。目的別に特化されていますが、若手の社員に推奨したら、とても面白いという感想を貰ったものを紹介します。
(順不同 敬称略)
・ロジカル・プレゼンテーション 高田貴久 著 英治出版
・餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか? 林總 著 ダイヤモンド社
・黒字浮上! 最終指令 出向社長奮斗の記録 猿谷雅治 著 ダイヤモンド社
・V字回復の経営 三枝匡 著 日経ビジネス人文庫
これらは社会人経験があれば、どれも面白いと思います。ロジカル・プレゼンテーションは仕事の効率が劇的にかわるので、若手に本当に読んでもらいたいです。林總先生は公認会計士であり、書物はシリーズ化されており、どれも面白く書かれています。黒字浮上はモチベーションの立て直しの名書ですね。三枝匡先生の書は、ビジネスのバイブルと言われています。
さて、いきなり話は変わりまして、英語の話に移ります。何故、ここから英語の話なの? と思われるかもしれませんが本の話が続きます。
先に言いますと、私は英語が苦手です。どれぐらい苦手なのかというと、英語の文をみると嫌悪感に襲われ、現実逃避をしたくなり、すぐに眠気がきます。でも、仕事の関係上で英語には触れなくてはいけません。ちなみに私が社会人一年の時のTOEICのポイントは275PTというビックリ数字です。
TOEICについては、575PTまでなんとかしましたが、苦手なものは苦手です。ちなみにこの数字にするまでに購入して殆ど使わなかった本の数は30冊は超えている気がします。そのような中で最も参考になったのは、以下の一冊です。
・TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ TEX加藤 著 朝日新聞出版
たとえTOEICで575ptを取れたからといって、仕事に英語が使えるかというと、そういうものではありません。はっきり言って、ないよりマシという程度です。なので英語の勉強をしないといけないのですが、気がすすまないのです。そこで社会人から英語の勉強をしたという海外営業の人に聞くと、物語の対訳本を読むと良いという話でした。
英語を読むと嫌悪感を襲われる私には、なかなか高いハードルです。英語の文章と訳が載っている本というのは意外とあるもので……ローマの休日とかの対訳本を買ったりしましたが、見事に撃沈しました。なんか肌に合わなかったみたいです。
なんとかならないかということで、ノウハウ系の話なら何とか成らないかと考え、数年前に物語風味のアメリカのビジネス書を見つけました。
・世界最強の商人 オグ・マンディーノ 角川書庫
面白い本です。話の内容としては、大金持ちになったハフィッドが、そのコツを示した巻物を手に入れるまでの話と、その巻物の中身、そして、その後の話を書いています。これならということで、仕事でアメリカに行った時に、本屋に連れて行ってもらって原書を買ってきました。
・The Greatest Salesman in the world OG MANDINO
ずっと、考えていた構想で実行に移せていませんでしたが、そろそろ実行しようかと考えています。まあ、ここで書いたのは、書いたことによって自分にプレッシャーを掛けたという話もあるのですが……
最後に一節を紹介しましょう。(「世界最強の商人」巻物の第3巻より)
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私は成功するまでがんばりぬく。
私は敗北をするためにこの世に生まれてきたわけではない。また、失敗が私の血管の中を駆け巡るわけでもない。私は羊飼いにつつかれて動く羊ではない。私はライオンだ。私は羊と一緒に話したり、歩いたり、眠ったりはしたくない。
失敗という墓場に送られるのは私の運命ではない。
私は成功するまでがんばりぬく。
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I will persist until I succeed.
I was not delivered into this world into defeat, nor does failure course in my veins. I am not a sheep waiting to be prodded by my shepherd. I am a lion and arefuse to talk, to walk, to sleep with the sheep.
The slaughterhouse of failure is not my destiny.
I will persist until I succeed.
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こういう話の内容であれば、何か心に残りそうな感じがしています。皆さんはこういうのは駄目でしょうか? 意外と私は好きなので、もし興味があれば、オグ・マンディーノを読まれてはと思います。