初めて自分で買った文庫と初めての書きもの
相変わらず、とりとめもない徒然なるままの記載です。
今回は遠い記憶を探らないといけない話です。
私が本を読みだしたのは何時だったのだろうと思い直してみました。私は本が比較的好きです。歩きながら本を読んだりしていた時期もありました。今で言うスマホを持ちながら歩くようなものだと思います。とても危ないですね。
子供の時は、学校の図書室にも本はありましたので、それを借りて読んでいた気がします。また市営の図書館にもよく行っていました。本は想像を駆り立てることができたので、よく読んでいた気がします。ギリシャ神話とか面白かった記憶があります。
絵本などは除いて、自分のお小遣いで買った文庫はなんだろうと考えてみました。答えは簡単で家にある古い本を探せばよいのです。その答えは以下の一冊でした。
「きまぐれロボット」 星 新一 角川文庫
星新一先生は有名なSF作家の巨匠です。しかも、クスッと笑えるオチを付けて頂けている作品が多くあります。私がちょっとした笑いが好きなのは、星新一先生の影響なのかもしれません。もし、星新一先生の作品を読まれたことがなければ、とてもお薦めです。古い作家様ではありますが、改稿を積極的に勤められていた先生で、現在でも通じる内容となっております。(例えば、ダイアルを回すを電話をかける等に改稿)
これで、私の一つの疑問は解けました。すると次は初めての書きものが気になります。私は残念ながら理系でしたので、文芸というものには全く縁がありませんでした。もちろん、読書感想文や大学の論文などは書いていますが、それは創作というものではありませんので除きます。
では、今回が初めての創作活動なのかと考えたのですが、そうでもありませんでした。私は子供の頃に脚本を書いた記憶があります。殆ど思い出せませんが、クラス内で2班に分かれて全校生徒に劇を見せるという内容だったと思います。2班ともコメディにしようという話になっていました。
私は何故かその時に脚本を書いたのです。どうして書いたのかはわかりませんが、書きました。それも全校生徒が見ている前で実施する寸劇です。小学校の5年生か6年生だったと記憶しています。今思うと大変ですよね。
何を書いたかというと、ゲームのマリオのお話です。マリオがピーチ姫を助けにいくのですが、ピーチ姫のところにたどり着いたら、ピーチ姫が来るのが遅いと言ってマリオをぶっ飛ばすという物語で、最後に「ピーチ姫が一番怖い!」って叫ぶ内容だったと思います。
同じクラスで2班に分かれていましたので、事前にお互いの寸劇の見せあいをしました。もう一方の班は最新のコメディ番組の要素を取り入れたりしており、明らかに面白い作品でした。その時に自分の才能の無さに愕然としたものです。私が脚本した班の人達は息絶えたように暗くなっていました。でも、練習もしてきましたし、内容を変更することもできません。
さて結果はというと、意外なことに評価が良かったというよりは、明らかに笑いが起きていたのは私の方の作品でした。今思うと観客層の問題だったと思います。私の作品は低学年向け、もう一つの作品は高学年向けだったということでしょう。高学年は年頃なので笑って良いのかなという雰囲気ですが、低学年は面白ければ素直に笑うという部分に違いがあったのではと思います。
ただ、その後で班の立場が逆転して、気まずい雰囲気になってしまい、ちょっとやるせなかったのを記憶しています。まあ、苦い思い出はおいておいても、私は脚本は書いていたことになります。もしかしたら、今回のゲラゲラコンテストのようなものが意外と書けたのも、この影響かなと感じています。
今、私は長編を書いていますが、やはり会話が中心で物語って感じではないかなぁと感じています。今回のが終わったら物語風味のものも書いてみたいですね。色々とチャレンジしていきたいので、生暖かい目で見守ってくだされば幸いです。
皆さんは最初に書いた創作はどのようなものなのでしょうか? 美術などはわかりやすいですよね。