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なろうにとっての影響というものを考えてみます

 今回は小説家になろうをビジネス視点で徒然に書いてみようシリーズです。

 今回は影響という言葉をなろうに当て嵌めながら考察してみます。


 前に話をしましたが、読み手様の気持ちになった場合、お金を払っていないにせよ時間という対価を支払っています。つまり、読み手としては読む時に外れを引きたくないという気持ちが出てきます。


 マーケティング回では注目をされるためには、なろうの機能であるランキングをマーケティングを使っていきましょうという話をしています。少なくともランキング上位の作品であれば外れを引きにくいという事も考えられます。


 自身の作品を商品と置き換えて考えると分かり易くなると思います。いわゆる売れ筋No.1という形になります。その他にはどのような事ができるのでしょうか? つまり読み手様に影響をあたえる事項を少し考えてみます。

・ランキングによる影響

・ブランドによる影響

・口コミやインフルエンサーによる影響


【ランキングによる影響】

 マーケティング回にも話をしていますが、なろう(読もう)の正式の機能でポイントランキング制度があります。ここに毎日ランクインすれば当然ながら宣伝となり、読まれる確率も高くなります。この影響については、今までテーマにしてきましたので過去の回を読んで頂ければと思います。


【ブランドによる影響】

 一番手っ取り早いのは書籍化作家になる事だと思います。「小説を読もう」のページにいけばわかりますが、「ユーザーを探す」という項目で「平均点順作者一覧」というのがあります。つまりポイントを常に獲得している作家様がわかるのですが、上位の書き手様は殆ど書籍化されている先生方で埋め尽くされています。

 ただし、私がビジネスを当てはめるというテーマで話をしているこのエッセイとしては、自身の作品が何故読まれないのかと悩まれている良い作品を書かれている人向けとなりますので、書籍化しなさいという意見は矛盾を抱えてしまいます。


 ではブランドって意味がないじゃないかという話になりかねませんが、もう一つ方法があります。あくまでもランキングインする必要はありますが、自身が書く作品のテーマにぶれをみせないという方法です。ある書き手様の話ですが、あるジャンルに対して大量の作品を投下して日間ランキングの1/4を埋め尽くしたという話があります。作風も強烈だったというのもありますが、これにより自身の名前をブランド化したのです。そして、あるジャンルの作品で年間ランキング10位以内という「常に自身の名前が広告がされている状態」を手に入れていました。


【口コミやインフルエンサーによる影響】

 あまりにも小さなページなのでご存じないかもしれませんが、なろうのマニュアルで「小説の宣伝」という項目があるのはご存じでしょうか?(https://syosetu.com/man/senden/)

 ここで公式に示されている「小説の宣伝」の方法は2つになります。

・Twitter

・活動報告


 Twitterを使うのは所謂「口コミ」の狙いだと思います。私はこのTwitterがどこまで影響があるのかがわかっていないのですが、上手くいけばユーザー登録されていない読み手様にもつながる事が可能となり、宣伝になるのではないかと思われます。よく使われているハッシュタグを設定すればよいのではないかと思います。

 ただし、Twitterはコントロールが効きにくいという問題もあり、下手すると炎上する可能性もあります。フォロワーを増やすのは並大抵の努力では難しいかもしれません。


 一方、活動報告は「なろう」の機能となります。小説を読もうのページの「ユーザーを探す」という項目で「新着活動報告」で一般の人も見る事はできますが、基本的に一般の人が読むとは思えません。誰が対象になるかというと「逆お気に入りユーザー様」になります。つまり、自分の事を気に入ってくださっている読み手様に向かって発信することになります。ユーザーページには登録しているユーザーの新着10件の活動報告が乗る形になりますので、ある意味宣伝にもなるということです。


 ただ、私はこの機能をサークル活動のように使っています。なろうには交流機能が少ない為、この機能を使って書き手同志の情報交換の場として使っています。活動報告をよく書かれる方の中にはレビューをしましたというような内容もあり、活動報告の輪を広げる事は、自身のブランドを固めていくということが出来るのかもしれません。


 少しだけ話題を変えてインフルエンサーを考えてみたいと思います。インフルエンサー(influencer)とは、影響や感化、効果作用を表す「Influence」を語源とし、他者の購買行動に強い影響力を及ぼす人のことを指す言葉です。例えば化粧品などの広告ですが、あの芸能人が使っているからということで購買影響を与える場合もあります。最近では一般人でもSNSやブログによってインフルエンサーになっている人がいます。この購買を読むと置き換えればインフルエンサーマーケティングも使うことが出来るかもしれません。ただ、この言葉を使うには規模が違うため、読み替えながら考えていきたいと思います。


 読む行動に強い影響力を及ぼすものはなんでしょうか? 一つに公募があるのではないかと思います。毎回書いていますが、時間という対価を使っていますから外れを引きたくありません。そうすると公募において選考を通過した作品というのは読んでみたいと思うのではないかと感じます。選考を通過された書き手様の活動報告において作品のPVやPTが増えたという内容がありました。

 あとは書籍化の先生が宣伝をすると影響があると思います。私も一度だけ書籍化の先生からレビューを頂けた事がありますが、PVがあがったという事実があります。だからと言って書籍化の先生にレビューを書いてくださいという行為は失礼極まりない話ですので、やめた方がいいと思います。


 いかがでしたでしょうか? 「なろう」の世界をビジネスとして捉え、「まだまだやれることがある!」と思われた方がいらっしゃえば、書いた甲斐があったかなぁと感じております。

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― 新着の感想 ―
[一言] 今回も勉強になりました! プロの作家様と違って、なろうの場合は宣伝も自分自身でしなければいけないので、宣伝の仕方一つとってもやるべきことは星の数程ありますよね!
[一言] こんばんは。 3度ほど読み返しました。 読み返す度に思考がぐるぐる巡るのですが、やはり着地点は1つです。 周知されなければ無意味で無価値。 これはもちろん、書き手側の事ではありませんよ…
2020/05/24 23:15 退会済み
管理
[良い点] あ~、特定のジャンルにガンガン投稿される方、いましたね(^^) 鷹羽は、書きたいジャンルが固定されていないので、できませんが。あと、あれ、よほど手が早くないと難しいですよね。 [一言]  …
感想一覧
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