憎い憎い新たに生まれたもの
なぜだ。いつもいつも祈りを捧げてきたのになぜ神は人間を助けない。なぜだいつも見守っているのに悪人を裁かないなぜだなぜだ。
俺にギロチンの刃がせまってくる。とても遅く感じた。処刑所に集まった者達からすればほんの一瞬だったと思う。
そして俺の首は、確かに落とされた。
「ハァハァ」
俺は、汗だくで目を覚まして驚いた。
「俺は、確かに処刑されたはずだった。だが俺は、生きているなぜだ。」
あの時のことをはっきり覚えていった。
「おや一人言かい。」
そう話かける者がいた
知らない者が俺を不適な笑みで見てきた。
「誰だ。」
「珍しいね君復活したばかりで話せるなんてね。」
復活?どういうことだ?
「何僕はネクロマンサー死について研究している者でもある。」
ネクロマンサー何だそれは?
「君が死んでから1000年ぐらい経っているからね。ネクロマンサーはここ200年前に生まれた者達だ。」
「お前は、俺の心が読めるのか?」
「いいやただ睨んで見てくるからね。それに君の肉体を修復するため記憶を覗かせてももらったからね。神や貴族への恨みなんかのせいなのか。君は、完全な肉体と記憶を引き継いだまま復活してしまったのさ。」
「俺以外の村人は」
「残念だけど魂がない者は復活できない。」
「魂?」
「僕達ネクロマンサーは、本来死んですぐの人間しか復活させられないのさ、魂が肉体から離れてしまうからね。でも君は、1000年間魂が離れていなかった。初めてのケースなんだ。そして僕が見つけたから復活させるのが僕になったさ。」
「そうか。あれ」
俺は、目眩少しふらついた。
「まだゆっくり休みなよ。リハビリもまたする事になるけど、言葉は、復活させる時に伝わるようにしといて本当によかたよ。」
「そうか。」
俺はそれだけ言って眠りについてしまった。