円卓会議
こんなに広いのに、家具に加算できるのはテーブルといすだけ!?わあ、空間ろうひですね。
「みどりは好きな場所選んで、座って。」
冬弥さんはテーブルに囲んだいすを指してわたしに言った。
「あの、上位とかなにのか?」
「みんな好きの様に座るのさ、遠慮しないで。ぼくと冬弥は君の両側に座るよ。」
加久良さんは笑いながら答えた。
えっと、どこに座るのかな?円卓だから、どこでも同じのような…よし、ここにしよう。正西の座を選んだ。
「やっばりね。」
冬弥さんと加久良さんはお互い一瞥して、笑い合った。
「さすが赤彦の妹さん、そこはあいつの定席さ。みんなは度々その時の気分やなんかで違う席を選らんで座るが、なぜか赤彦だけはいつもその席に座ってるのさ。まあ、みんなも共通として、いつも空けしてくれるのさ。まったく、どこに気に入ったのから、その席の?」
加久良さんは顎に手をつき、じっとその席を見つめた。
「いや、それほど深く考えてなかった。ここは兄さんの気に入りの席か、じゃなおさら。」
断然とそこに座り込んだ。その時、大部隊も到着した。みんな次々に席に腰を下ろした。わたしから左に行くと、冬弥さん、リオ君、蛍ちゃん、史呂さん、ピエロさん、紗綾さん、空席、そしてわたしの右にいる加久良さん。
改めて考えると不思議な光景ですね。ここにいるみんな一人ひとりは特有なオウラに包まれている。
冬弥はこの中で一番まともなひとだと思う。わたしは言うまでもない、まだ状況分からない替え玉だ。リオ君はその胸に抱かれてるリサちゃんに負けないほど人形みたにな少年。蛍ちゃんはまだ幼い少女ですが、どこのテレビに見た巫女さんの雰囲気。どうして目隠しするのかな?その隣の史呂さんはもっとこの世に離れるそうな人、人の魂がみえるっとリオ君は言ったが、どう言う意味かな?ピエロさんも乗りがいいみたいが、なんか場違い?やっばりその身なりのせいかな?そして紗綾さん、赤彦さんに気があるらしいが、拒絶された。なんでこんな美人をふったのか、赤彦さん?お陰に、わたしを恨まれたじゃない!現に睨まれている、美人の怒りの視線は痛いよ。
「来た来た!みどりちゃん、この人が小ボスですよ、よく覚えとけ。」
小さな声で耳打ちする加久良さん、そう、この人、一番理解不能。「ゲームなら、あんたが大ボスの可能性だって大きいのよ。」と心の中で言いながら、その残した空席に向かう人に目をやった。片めがねの紳士が優雅にいすに腰を下ろした。わたしの真っ直ぐな視線に察して、温和な微笑で目礼した。わあ、慌てて目を逸らした。
「君は赤彦君の妹のみどり君ですね。」
「はい!始めまして、みどりです。」
「わたしはこのメンバーを率いる星村和則と言います、今後お見通し。」
「和則さんはやさしいから、大丈夫ですよ。」
おのおのするわたしを見て、冬弥はわたしの肩を優しく叩いて言った。
「みどり君は新入りなので、分からないことも多いでしょう。その分、みんないろいろ教えて。紗綾も親切にしてね、女同士の間でお互い話やすいと思う。」
「はい、お兄様。」
ええーー紗綾さんと和則さんは兄妹!?和則さん、あなたの好意はありがたいのですが、おそらく紗綾さんはわたしのことよく思っていなくて……
「ここに集めるのはあの件以来かな?みんな前同じように任務をこなしたことに感謝します。今回はみんなを呼び集めたのは緊急事態です。今ふたつの任務をわたしの手元に回された。どちも緊迫なので、同時に遂行すると決めました。故に、ここで二手わかれ、それぞれの実行に行う。その分け方についた、みんなに意見に伺いたい。」
「自由に組んでもいいですか?」
加久良さんは一番目に聞いた。
「それはいいのですが、なるべく能力の相性も選択に入れてほしい。」
「それほど危険の任務ですか?」
今度は冬弥さんは質問を出した。
「うむ、いつもより少々難しいかもしてない。」
はは、和則さんも案外はっきりしない人かも。
「お兄様が決めれば?わたし達はこういう自選択は苦手だから。」
なんだ?紗綾さんの提案に、周りのみんなの顔に賛成の表情が覗ける。まさか、そこを狙っているのか、和則さん?
少し困った顔した和則さんは頷いた。
「では、わたしの考えを言おう。冬弥くん、加久良くん、みどり君と蛍君は一組、残した紗綾、史呂君、ピエロ君にリオ君はもう一組にしよう。異議あるものは遠慮せず言ってください。」
まあ、冬弥さんも加久良さんも一緒だから、わたしは文句はないのです。ほかのみんなも沈黙で異議なしを示した。円卓会議なのに、騎士のみなさんはあんまりやるきはないのね。もっと盛りやがるべきじゃんないか?
「では、任務内容について、ひとつは不運を食い尽くすキーホルダー、もうひとつは人殺しの監視カメラ。」
人殺しの監視カメラは聞くだけ不気味で問題品物っぽくですが、不運を食い尽くすキーホルダーはそんなに悪い品物ですか?食ったのは不運だろう?
「みどり君は質問ありの顔するな、言ってください。」
どうやらまた自分の表情に裏切られた。この考えることすぐ顔に出すくせは直せないかな?もういいや、こうなったら、直球だ。
「あの、不運を食い尽くすキーホルダーは不運を消し去るのでしょう、人にとって害がある品物ですか?」
「あのね、ものごとにはバランスという理に従ってる、不運が尽きたら、幸運もなくなる。それは生き物にとってどういう意味だと思う?」
紗綾さんは当たり強いな、やっぱり嫌われた。でも分からないよ。
「どういう意味ですか?」と聞き返した。
「終わりの意味です。」紗綾さんは爆発前、和則さんは冷静に答えた。
「紗綾、行儀が悪いぞ。みどり君はきたばかりなので、分からないことも多いでしょう、親切にしてね。」
「もうしわけありません、お兄様。」
全然誠意が込めてないが、どうやら紗綾さんは和則さんの言うことを聞き入れたらしい。
「そうか?だからその組合に分けたのか?要するに、文系組と武系組ですね?」
加久良さんは自分に言ってるように囁いた。
「なら、ぼくたちは不運を食い尽くすキーホルダーの方を受け付けるね。」
冬弥さんも相槌を打った。
「うん、飲み込みは早くて話安いな。もう一組の意見は?」
「異議ありません。」
紗綾さんはその代表として答えた。
「では、今日はこういうことで。」
と言う訳で、完全燃焼しなかった円卓会議が終わった。
和則さんはわたしの傍に歩いて来ていたのを見て、席から立ち上がった。
「大きくなったね、みどり君は、君と会ったのは初めてじゃないよ。覚えてないかもしれないが、君がまだ幼いころここに来たことがあった。その時、偶然か何か君は転送を発動し、こっちに繋がる門を潜って、会議中のわたしたちの前に現れた。ああ、別に責めてるわけではありません。君のこれからの活躍に期待するよ。」
言い終えた和則さんは部屋か出ていった。
「よかったね、頭に気に入れて。」
加久良さんは意地悪い笑みを浮かべて言った。
分かってるよ、早くみどりさんの能力を見つからないとまずいって。




