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しるし(詩集)

かみなりにちょっと言ってみた

作者: さゆみ


ばりばりばりばり


ズドン


めきめきめきめき


大空を破く 破く 破く

殴 る

拳を捻り込ます

君の怒りはただ事じゃない


ばちばちばちばち


ピカリ


きりきりきりきり


閃光が走る 走る 走る

刺 す

鋭利な刃が空を斬る

君の怒りはとても重い



叩きつけられた挑戦状

誰人も知る由もない

立ち向かおうなんて思わない

君の怒りが静まるまで

じっと息を潜めている

君の怒りと悲しみと苦しみの雄叫びを

大空はすべて知っている

大空はすべて受け止めて

大粒の涙を絶え間なく流し続け

痛いだろうに

痛むだろうに

あんなに勝ち誇っていた太陽は

逃避してしまっても

大空は決して逃げることなく

いつでもすべてを受け止める


だから君は安心して甘えてしまうんだ


何度も何度も繰り返してしまうんだ









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― 新着の感想 ―
[一言] この時期の豪雨や雷は厄介なモノですよね でも、そんな雷さえもさゆみ様が描くとこんなにも美しいモノになるなんて……本当に素敵です♪ 擬音語のリズム感と最後に流れ込んでくる感情が合わさって強…
2013/07/09 20:22 退会済み
管理
[一言] なんか雷さんと人間の喜怒哀楽を融合させた感じですね^^ あの怒りは怖いですよね。 落ちないことを願います・・。
2013/07/09 10:22 退会済み
管理
[一言] さゆみ樣。 読ませて頂きました♪ 感激ですね!さゆみ樣の手にかかれば、雷さんも、あら不思議♪ 私は雷が苦手ですが、嫌われ役の雷さんも、苦労してたのですね(x_x;) ♪(*^^*)
2013/07/09 08:01 退会済み
管理
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