プロローグ
初めまして、Ryouto4989(リョウトシクハック)と言います。
最初に年齢バラします。中3です。もうすぐ高1になりますが。
そんなちんちくりんの書いた小説です。妄想の塊です。はっきり言って酷いです。
そのことを踏まえてお読みくだされば幸いです。
因みに夢はライトノベルを書くことです!
というわけで、ここはこうしたらいいとかここはおかしいとかバンバン言ってください。もうバンバン。
よろしくお願いします!!
プロローグ
俺のことを蒸し鶏にする気かと思ってしまう暑さの中、俺は目覚めた。
季節は夏序盤。序盤でこの暑さなら、中盤、終盤はどうなるのだろうか。
俺の家にはエアコンがない。あるのは錆び付いた扇風機と大量のプラスチック製の団扇だけだ。後は窓を開けていれば海風が入ってくるので問題ない、はずだった。
「何で今日に限って無風なのかねぇ・・・」
人差し指に唾をつけて突き立ててみても、何も感じない。完全なる無風。
「そら暑いわけだわ。無風じゃ意味がねぇ」
とにかく汗が半端じゃないので、冷水シャワーを浴びようと、俺はシャワールームに向かった。
俺の家はオンボロアパートだ。
階段は赤茶色に変色し、アパートの名前が書いた看板は、もはや何が書いてあるか一切わからないぐらいにボロボロだ。
当然、外がこれで中身がすごく綺麗なんてことがあるはずもなく、中も相当ボロっちい。
シャワールームは共同で、トイレも共同(但し男女別)。こんなボロっちいアパートに住むやつなんて俺ぐらいだ。
いや、実質俺しか住んでいない。このアパートは4つ部屋があるのだが、一つは俺の部屋、もう一つは荷物置き場、もう一つは炊事用とシャワールーム、そして空き部屋。
おそらくこの空き部屋は埋まらないだろう。値段は格安だが、あまりにも不便すぎるこのアパート、一体誰が住むというのか。俺も今すぐに抜け出したいが、家賃が魅力的すぎて出ていけない。
俺が来る前はこれよりもっと酷かった。炊事場は蜘蛛の糸が張り巡らされ、風シャワールームは土足で入ったと思われる足跡、俺の部屋なんて済む環境ではなかった。
俺が色々手を加えたおかげで住めるようになったと言ってもいい。とにかく酷かった。
シャワーで身体を冷やした後、朝食を摂るため、炊事場に行くことにした。
因みに、シャワールームと炊事場は表裏一体、シャワールームの扉を開ければ炊事場になっている。なので、裸のまんま料理ができるわけだ。ものぐさボーイにはオススメだ。
もう一回言っておく、炊事場とシャワールームは表裏一体の関係だ。
炊事場で音がする。野菜を洗う音だろうか、何かをしている。
おかしい。ここには俺しかいないはずだ。大家さんは都会に暮らしているはずだし、俺以外の住民もいない。
じゃあ誰だ。空き巣か、泥棒か、野菜を洗う泥棒?聞いたことがない。
とにかく、真相を突き止めるべく、シャワールームの扉を思いっきり開けた。
「誰だ!こんな朝っぱらから泥棒かっ!」
叫んだ後、目にしたのは・・・、ポケっとした顔をして「はぁ?」と言った一人の少女だった。っていうか・・・。
「何でお前がココにいる」
その少女は、俺の幼稚園からの腐れ縁、幼馴染のチエリだった。
「何でって、遊びに来ただけだけど。ついでに朝ごはん作ってやろうかなーって思っただけだけど」
と言って、彼女は視線を下に向けた。そして顔を一瞬にして赤く染め上げた。
何事かと、俺も下を向く。
そこには、黒いジャングルに一本のバオバブの木が立っていた。
あー、そういやシャワー出たてだったなーと、思い出して、目の前の少女を見る。
顔を真っ赤にして硬直していたと思ったら、拳を作り、殴りのモーションに入る。
そこまでいって、これから何が起こるか悟った俺は一言言った。
「あー、朝から一発ゴッソーさんです」
「72回地獄に落ちて死ねぇ!!!!」
ゴキっと顔に拳がめり込む。
今日の朝食は、結構重かった。