意味がわかると怖い話 少年
雪が深々と降り積もる北国の街に一人の孤児がいました。
1年前の冬、父親が運転する車がスリップして対向車線をはみ出して、対向車と正面衝突して、対向車は大破した。
運転席の父助手席の母は即死、後部座席の少年一人が奇跡的に助かりました。
助かった少年は事故直後は、親せきの家に預けられていたのですが
事故のショックで言葉数少なく、ショックからかたびたび奇行に走る少年を疎ましく思い、
ある日この親戚は街のはずれにある孤児院の前に捨ててしまいました。
少年は孤児院に保護されて日々を過ごすことになりました。
その頃から少年には不思議な力が宿り始めました。
不思議な声が聞こえるようになったのです。 外で雪遊びをしていると何処からか
・・・ねぇ・・○○(少年の名前)・・・と聞こえてくるようになったのです。
ある日寝床についた少年はまたしても不思議な声を聞きます。
・・・ねえ・・・○○・・・○○・・・作ってよ、雪だるま・・・。
少年は不思議と怖くはありませんでした。声のする方へ防寒着を身につけ外へでました。
街灯が照らす雪山から例の声が聞こえます。
ねぇ・・・作ってよ、雪だるま・・・。
少年は無我夢中に雪だるまを作りました。
ちっとも怖くありませんでした。だって声は母親の声だったのです。
少年は凍える手で雪だるまを作りました。
雪だるまは優しく少年に語りかけます。
・・・○○、ありがとう・・・体を作ってくれてありがとう・・・。
・・・ねぇ○○あなたのお願い一つだけ叶えてあげるっていったら、あなた何を願う?・・・
少年はもちろん「パパとママに逢いたい」と願いました。
すると雪だるまは
・・・そう、よかったありがとう・・・私もよ・・・○○・・・
すると、さっきまで穏やかだった風が急にビューー!と吹き始めたと思ったら
次の瞬間、死んだはずの両親が笑って立っていました。
少年は感激しました。「パパ!ママ!!・・・あいたかった!・・・」
パパ「○○久しぶりだな・・・大きくなったなぁ・・・パパは嬉しいよ」
ママ「ママの声に気が付いてくれてありがとうね○○・・・」
少年は、目に涙を浮かべて、ただただ両親を見つめています。
「パパ!ママ!あの時僕は・・・」
それを聞いたパパ?が・・突然・・・
「知っているよ、あの時はよくも・・」
さっきまで優しいパパではありません・・。
オマエノセイデ・・オマエノメカクシノセイデ・・オヤジガ・・・!
次の日の朝、恐怖に怯えた顔の少年が凍死していた。




