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銀色の槍(前編)

 紛いなりにも魔法を納めている京子は魔法を使い丁、月、真にさらわれそうになる。そこを不知火に発見され、助けられることとなる。






「頭が痛い」

 京子は頭を抱えながらその頭痛を取り除こうと目頭を押さえた。

「私のことを話している」

 頭痛を起こした頭は熱を奪う。冷たいのだ、京子は頭が痛いと思うところは、案外冷めていた。

「丁捕まえろ」

 丁はお嬢ちゃんに優しく声をかけた。

「お嬢様、ちょっと宜しいですか」

 京子に丁は声をかけた。

「どなた」

 丁は斜に構えていた。

「私は丁と言うものです」

 胸に手をあげて彼女に手を渡す。

「誰よ貴方」

 京子は頭を抱えながら上を向いた。そこには太陽の光に照らされ顎の主張が強い男が立っていた。

「貴方を誘拐しに来ました」

 丁は厚い皮の手を差し出した。

「貴方は正気?」

 彼女が氷嚢を頭に当てながら訴えかける。

「正気ですよ」

「違うよ、貴方がそのまま」

「止めろ」

「辞めろ?寒い言葉だね、こいつを助けてヒーローになれよ」

「そうか?それよりお前らを雇った人と名前を言え」

「お前が言える立場なのか」

「違うのか?」

「やっちまおうぜ、こっちは人殺しても良いって、言われているんだ」

「やれやれ、ブラックジャク一個、拳銃一丁、拳が二つか」

 不知火は拳を固めた。



京子は『解放呪文』の成長していた。私はひたすらに杖を振っていた。

 不知火はベットの上で手足をバタつかせていた。私は彼女の杖を振る動作を見ていた。

 私は必死に『羽よ浮けば』と言っていた。しかし、反応した杖は私に魔法を使わせてはくれなかった。

「本当は浮かせないじゃないの」

 不知火は京子に言った。そして京子はとうとう涙を流してしまった。

 不知火は京子がどうしないているのかわからなかったが、凄く傷つけてしまったことは分かった。不知火はとりあえず謝った。

 しかし、彼女は泣き止むことはなく、とうとう杖を投げ出してしまった。

 また、不知火は投げ出した杖が地に落ちないよう、手で掬う。私は彼女に話していた。

「ごめんなさい」

 不知火が謝ると彼女は途端に泣くのを辞めた。

「わかったよ京子と一緒に考えようか」

 私は彼女の肩を抱き締めた。私は彼のことを見た。

「京子の言う『羽よ浮かべば』はどんな呪文なんだい」

 不知火が聞いた。私は京子が泣きじゃくり終わるまで見ることはできなかった。なぜなら彼女の涙に歪んだ顔は湾曲しておりとても見れないからだった。

 しかし、彼女は未知を言う。

「フワフワする魔法だよ」と言う。

 すると羽毛はフワフワと舞い、その夢を実現させたのだ。

「これは解放呪文ではなく、開閉呪文であったか、いや間違えていた。」

「開閉呪文は解放呪文と違い相手と通じ合い了承を得ないといけない」

「今回は羽毛と言う小さい分類ではあったが本当は説得が必要な場合があるので難解な呪文であるはすなのだが」

「しかし、本当はこう言う小さい無頼の方が小さなものこそ頑固な人であるから、同化できるのは素晴らしいことだ。」

私たちは泣きじゃくりながらその場に崩れた。

登場人物(暫定)

丁、月、真

不知火

星野京子 

⭐最後にお願い⭐

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