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風蘭

4時には活動を開始していた。朝食は炒飯に鶏肉を湯煎してたものである。新聞を読みながら指に手を当て目を反らしながら考えた。

 カナリアを起こすため宗助はカナリアの居る寝室に入った。10時の日が日の出からずいぶん経つ昼であった。

 チョコレートを食べながらコーヒーを飲む。朝食は既に食べており昼食は必要なかった。暖かい緑茶を飲み息も絶えながら暖かい日を浴びた。

 水を飲んでいるとカナリアが赤色のローブに衣装を着ていた。

 戸を開けた衝撃で彼女息も絶え絶えに夢を見ながら日を浴びた。空を見ていると京子がカナリアにチケットを渡した日が目に浮かぶ。

 床は檜木でできた木造の床である。漆が塗られている床は変色することなく30年前と同じ色であった。


 カナリアは杖を振ると足が離れ浮遊している感覚がした。前に進もうとして意地悪な誰かに足を払われているようである。

 質量が無いより体の総量は変わらず体積だけが失くなるようだ。視界は歪み重力が逆転して体が揺れながら足の重さが失くなる。

 浮遊した感覚は体が飲み込まれているにも関わらず体全体が歪んでいるよう感じないのだ。

 体が横になったので手を地面に付いた。時間は一分も経って居ないのにも関わらず地下の施設に居たのだ。

「脳の発作がもうそろそろ来る」

 私は彼女に話しをしていた。私は彼女を見ていると彼女に話している。

「水を飲みたいな」

 グラスに氷を入れると浄水器で浄化した水を入れた。彼女を見て来るから私は水を一気に飲むと腹の中に納めた。

「彼女は道を話すと」

 新月は相変わらず自身の時計を見ていた。時計の長針と短針が設置しているガラスの格子の部分を指で叩きながら歩いていた。

「宗助に話しをしていた」

 宗助は彼女へ水を飲むとカナリアが持っていた短針を見た。短針が11時に当たるとカナリアの耳打ちをする。

「宗助は彼女に見ていた」

 長針が12を過ぎた頃にカナリアは杖を左右に振ると体が歪んだ。凭れている手が離れると正中線が歪み誰も居なくなった。

「魔法の準備はできているわよ」

 新月が研究所からペンダントを開けた。佳代子の写真が挟まっているペンダントだった。佳代子の写真を指でなぞる。少しでも力を入れれば破れてしまう程張りつめた用紙を割れない程の力で撫でたからだった。

 新月は彼女に話したくとも源が映写した画面に銃が写っているのを知り慌てた。

「缶詰を見ていなくても私は映っているかもね」

 カナリアは再度『姿眩まし』を使用し歪んだ間に消えた。

 カナリアの投げキッスがをすると新月は弾丸を射出した。銃弾を受けたカナリアだが頭は呆気なく割れた。

「後ろだよ」

 後ろを見るとカナリアが丸い顔を新月を覗き込んだ。新月は「このわっぴども」と言うと銃の引き金を引く。

 銃を彼女の頭へ突き付けたのだが奇天烈な爆発音がした時に彼女の姿は無かった。

「お疲れ様」

 無造作に撃った弾は彼女の頭の丁度真後ろに在る支柱へ着弾する。弾丸の消炎は微かに宗助の鼻先でも香っていた。

「マジかよ」

 消えたカナリアの後ろには宗助が居た。宗助は膝を立て拳銃の銃口を向けていた。新月は拳銃を宗助に向ける。

 宗助は拳銃を撃った。

「打って」

 宗助は拳銃を打つと弾丸は頭より奥を弾丸が通過した。通過した弾丸は遠く先に行くと鉄の悲しい声をあげた。

 遠くから彼女を見ていると、新月の頭部を狙ったのではなく、遠くの吊り照明の金具を撃ったのだ。宗助はニヤリと笑った。

「無駄だよ後頭部の髄の部分に当てたんだ。意識を持っていたのだ」

 新月は宗助の顔を見ていた。宗助は銃口を此方に向けていた。此方を向いているがしっかりと私を捉えていた。

 しかし宗助の顔はハリネズミに刺された人に良く似ていた。

「どうしてそんな」

 宗助は右側から回るように近づいた。右側から回ると宗助はふらついた新月の手を持ちその手から拳銃を取り上げた。

「大人しくしろよ」

 正直に言うと攻撃することはできた。しかし暴れて宗助にダメージを与えるより大人しくした方が得だと考えたからだ。

 付属されたタッチパネルへICチップを翳すと研究室の白い通気孔が携えられた扉が開く。三面鏡が乱反射し私と言う私の体を写した。

「やっぱり散らかっているわね」

 研究室は以前来た時と変わらず。散らかっていた。

「これ掃除しなかったの?」

 横目に丸くなっている新月を尻目にガラス扉へ目を向けた。カナリアは手を叩きながら残った埃を吹いた。

 カナリアそこから最下層に行くためのバスコードを手に入れようとした。「何か知らない」と言うと近しい床を見ると唇を紡いだ。

「この研究棟と地下施設は爆発されるその兼ね合いで人や重要な資料やモノが無いか調査しに来たんだ」

 彼女は再度研究棟に行こうとする時非常階段の向こうに一つ真新しい扉を見つけていた。

「つまり新月は鉄の柵錠網を通り抜け脳の缶詰が敷き詰められている地下の施設へ提示通り点検をしに来たのね」

 カナリアは辻褄が合っていたので一応は納得した。

「重要な文献や史料が有るのなら初めに持って行きなさいよ」

 カナリアは柵錠網をすり抜けると天板が有る研究室のブレイカーが在る場所まで行き分電盤から電力を供給した。

「どうして携帯の電話に出るんだよ」

 大地が割れると彼女を支えていた鉄のコンクリートが中心から割れたので足を離し空中に飛ぶ勢いで分電盤のレバーを上げたる。

 宗助が開幕して直ぐカナリアの言葉を無視そ話した。

 カナリアはそれが地震の予兆であった。

「カナリア気を付けろ」

 大地は真っ二つに割れていた。小さな鉄粉が割けた研究棟の研究室から吹き出てガラスが地面に落下する。

 彼女ら自身に防御の呪文を掛けていたので私は迷うことは無い。カナリアがレバーを上げるより先に新月へプロテクターを施していたので大事にはならなかったからでもあったからだった。

「全く困っちゃうわ」

 脳が埋め込まれている部分が先に割れていた。カナリアは目視でそれを確認してからレバーを上げたため遅くとも新月を持ち上げるのに十分だったためである。

 受話器を手に取りながら浮遊し大きな地割れを回避したのだった。

 溪谷は地面に割れ目が入り真ん中が一番裂けていた。亀裂の中心に近づく程裂け目の鋭利な断裂する面が明らかになる。

「全く私に手間取らせないでね」

 カナリアは研究所から持って来たパーソナルコンピュータの画面に映像が映る。拳銃のトリガーを引く映像が流れた。

「宗助行け!!」

 宗助が弾倉を変えると銃弾は彼女へ話しをしていた。弾倉が変わると銃を撃つとコッキングした銃で撃つ。

「あと、七発」

 射出された弾丸は甲殻を貫通すること無く凹ませるだけに留めた。

「くそったれ」

 彼女が見ている画面に、炭酸飲料を飲みながら彼の活躍を見ていた。

「後は六発」

 彼女は見て甲殻類に話しをしていると弾丸ではだめであると知ると宗助は拳で当てた。甲殻類は後ろへのけ反ると氷の塊を表面に纏う。

「痛いな」

 甲殻類に殴ると氷の表面をすべるよう奥へ滑った。

 甲殻類は手を繋ぐと手として使っている部分をギュッとすると宗助は目を丸くしていた。

「待て、」

「どういうこと」

「私は君たちが来るより前に地球に飛来している。」

 私は目を見るとギュットして力が分散し堕落したよう項垂れた。

 しかし、これは悲しい思い出ではない。むしろ宗助はそいつを受け入れた。

「いや、そいつは良い」

 甲殻類は弾丸を射出されると黄色い液体を体から出し表面に纏う。弾は射出された位置から大きく逸れて石でできた支柱と岩の合間に突き刺さった。 

 岩の微かな震動が石の表面を神経質に振動していた。

 液体が垂れた骨格の内側が開いた。宗助は気になり甲殻の内側を覗き見るよう近づいたが中に鉄心が入っていることに気がついた。

 宗助は急いで体をのけ反り銃口から離れた位置へ身を置こうとした。三発の射出された銃弾は頭と肝臓と足の内腿に向かって甲殻類の手より発射される。

 宗助は内腿を内股に寄せて弾丸が射出された時には弾の腹に入り縦断を躱していていた。

 接近すると甲殻類の頭に弾丸を一発入れて胴から生えている腕の器官を根元から折ろうとした。

 軸と成る骨を振り上げた足で左腕を壊し肉の奥から中心に向かい力が伝わるのを感じた。壊したはずの腕は重い甲殻を振り上げた。

甲殻類との会

「断裂した女性に何を言っても仕方ないわよ」

 私はカジュアルな服装を心がけていた。私は彼女の話している部分に緩やかな緩急を入れていた。

「込めた弾を打ち込んだ」

 弾丸は額に打った。

「俺らは争いをしに来たわけではない」

 甲殻類は兼ねてより彼女を見ていた。私は彼女に話していた。

「弾を当てて君の左腕まで持って入ってしまった」

 残念に思えているとカナリアは甲殻類を話していた。

「それなら大丈夫だよ」

 甲殻類の生物は手を大きく広げ見せた。

「弾丸が当たったのも甲殻だしそれに私たちは軟体動物だ」

 弾丸があたった部分ゆ有る弾の尻の部分から逆回転に抜けた。

「そりゃあすごいね」

 上から叩いたと直感で感じると銃を乱射しながら後方の岩影に凭れた。宗助は目に振りかけられた黄色い液体を手で拭う。

 油は体を溶かす処か体の余分な角質までも取り去り綺麗な肌へ戻った。

 端末場ではあるがそれを見たカナリアは息を撫でながら端末の画面を撫でた。

 端末の情報を見ながら彼女は渓谷の裂け目に腰をかけて足をバタつかせている。

「視覚を共有する魔法をかけた」

 彼女は一足先に魔法をかけていたのかも知れない。どうでも良いことが起こる。地震が夢見心地のカナリアを襲ったのだ。

 地下に居座る甲殻類と宗助も余波を感じていた。カナリアは直ぐさま『姿眩まし』を使い京子と身を隠した。その場所は彼女がよく知る宗助の場所であった。

 カナリアは宗助の手を引っ張ると再度『姿眩まし』の魔法を行使する準備をした。

 甲殻の手をカナリアの手に乗せた。彼女を見ていると私は驚いているよう見え彼女は初めて認知したよう感じた。

 甲殻類は彼女達に楓の伊吹が掛かった。今日を見ると彼女を見ているようでもある。地表の壁に氷の幕を張った。

 周りが冷気に満ちるなか氷は落下物を弾いていた。落下物は通りや鉄橋が落ちて来た。落下物は固い氷に弾かれて横に滑り落ちた。

「彼女に話しをしていた」

 甲殻類の手には彼女のことを見て花束を渡した。その花束は摩子が大好きな花束であった。私は甲殻類が用意したエレベーターに乗り上部に登場する。

 そこは暖かい日の光る道で有り周りには根を掘られた花畑が有った。振り返り後ろを見ると、地下の施設から帰還した後に探索した、滝壺の横に有る橋の奥に在る小さな墓標が投げ捨てられていた。

 私は手を合わせて合掌すると右京たちと一緒に家に帰った。宗助は後ろを振り返りながらカナリアの手を引き夕日が西日の向こう側に見えるまで歩いる。

 宗助は恥じていた、巧妙の光は滝壺に光る緩やかな水の音を讃えていた。従来より発達した樹木の質感を再現しながら彼は私の言う自然の中に溶け込んだ。もう短針は11の部分に掛かっていた。

「夢の中」


「何よりも実感が有るわ」

 カナリアは彼女の言う素晴らしい未来に共感していた。竹の林が光に多い被さりながら喜びで体を擦る音が聴こえてくる。

「ホトトギス」

 白い白鳥がひとしきり鳴くと予想より大きな鳴き声を鳴らした。恐らくは駅より酔っぱらいの怒声に似た大きな声を真似たのだろう。

「私の魔法に掛かれば造作もないことよ」

 夢の中で彼は奇妙にも木で出来た橋の森から樹木の枝を擦る音がした。それに合わせ冷夏の風が東から強く吹く。カナリアは木製の杖を振ると宗助の鼻先を回った。

「じゃあ帰りましょうか」

 カナリアは杖を降った。『姿眩まし』と言うと体は白い靄に包まれ消えた。

 

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