古民家より
やはり古い木造建築であった。私は摩子に手伝って貰い木造のきの縫い目がお化けで無い事を真鍋へ説明した。
木造の家には大黒柱が有り家の隅には支える頑丈で太い木がかかっていた。木目に亀裂が無い事から一本の木で建てられた木だと推察できる。
「妖怪だ!」と田村が言った。言たとしても夕べの夜に成るのだが、有る木の木目が私のこと話していた晩のことだった。
両者ともコンクリート造りの家に住んでいたことも有りまた、親戚等全員が東京へ住んで居たことから木目を見たことがなかったのである。
宗助は親友と呼べる存在が居るのだが、その友人が老舗では無いにしろ年期の入った比較的新しく建てられた同じ造りの家で有ったため要点を熟知していた。
説得に真鍋は平静を取り戻しつつあった。タバコを火に付けてくると言い家の外に出て煙草を吸う。煙草から帰ると宗助達に煙草を吹かず様を見せつけていた。しかし、彼が話していた「お化け」は頭から離れることは無かった。
私たちに平穏と平和を与えてくれた。
鉄筋コンクリートから土が剥き出して見える場所へ発破する発掘調査は困難を極めると考えられていた。しかし、発破した部分は呆気に取られるほど簡単に崩壊した。
田村は洞窟の冷気に夢にまで見た鍾乳洞の岩石に見えた場所が話していた所に私が捕捉した所では住人は苦い顔をしていたが結果を見るに納得する他無かった。
雷、雷、雷雲に何か丸い皺の有る球場の物体を入れる様が書かれていた。疚しいことも無く唯呆然と壁画を見ていた。
壁には楕円形の型に納められた物体の後ろの穴排泄期間から二回り小さい物体が排出されていた。排泄部を手で左へなぞりながら左へ歩を進んだ。
そこには丸々太った物体が同様の物体に囲まれていた。翼は広がっており体が飛び上がるものである。
羽が広がった物体より真ん中に居る物体がより多く体の力を加えられていた。術書より見た神話の生物学であった。
私は本能的にそれが出産であると感じた。私は嘔吐感と下劣な出産を見ていたことよりその場を去った。
「それが私立探偵を辞めた理由ですか」
「それから私は私立探偵を辞めて、田村さんの研究所へ入社したのだよ」
暗雲立ち込める家の向かいにはあの時見た絵巻の物体が立ち込めていた。雨の日の頭痛は私に話しかけているようだった。




