ちょと不思議な話し
肩の力を抜いて、あっと言う間に読めます。
ちょと不思議な話し(その1)
会社帰りの道筋に公園がある。
そんなに大きな公園では無いが、ブランコや鉄棒、滑り台と遊具は揃っている街灯もある。昼間は親子連れがよく遊んでいる。
「遅くなった、また23時を回ったか!」
俺はこのところ残業が、続いていた。
公園を通り掛かった時にある事に気がついた。
「おや、あれって人か?」ブランコに誰かが座っている。「子供……?」
街灯はあるがブランコの辺りは薄暗く、なんとなく見えている感じだ。
「いやいや〜、こんな時間に子供って……絶対おかしい!だったら見えてはいけないやつだ……!」
俺は見ないフリをし、自宅マンションに足早に戻った。
次の日も同じ時間帯になってしまった。
やはり公園に差し掛かると、また人影がある。
ブランコに男の子が……?
「エッ、こっちみてる?」
薄暗い影の目の部分だけが光っている。
俺は怖くて、やはり早足で通り過ぎた。
「やばい…絶対にやばいやつだ」
それ以来、残業はなくなりブランコの子供の姿を見る事は無くなった。
残業の日は絶対に公園を通らないと、俺は決意した。
ちょと不思議な話し(その2)
会社の帰り道に用水路がある。幅は4メートルぐらい、そこまでは深くは無いと思うのだが。
「遅くなったわ!」
わたしはこのところ残業続きで、帰りが23時を回っていました。
駅から用水路沿いを進むとわたしのマンションがある。街灯があり比較的道は明るいが、用水路は暗く水が流れる音が時々聞こえる。
ある日、ふと気がついた!
「おや、あれって……手?」「手だよね……?」
用水路の水の中から、腕が伸びている。
よく見ると手のひらが動いていて、おいでおいでしている。
「あれってやばいやつよね……見てはいけない!」
わたしは見なかった事にし、早足で駆けでマンションにもどった。
心臓はドキドキし、その日は一晩中眠れなかった。
次の日同じ時間に恐る恐る通ったが、あの手は見なかった。
それから一度も見ていない。
水死体が発見されたという報道も無かったようだ。
たぶん見間違いだったのだろう
……大騒ぎしなくてホッとしてる……?
おしまい。
ありがとうございます。




