平和な朝
また救えなかった…。
一面氷で埋め尽くされた王室で少女を抱え少年はひっそりと呟いた。ついさっきまで賑わっていたこの場所は少女の才能の発現によって一瞬にして地獄絵図へと変わっていった。そこには死しか存在せずタレントを発現した本人すらその反動に耐えきれず死んでいる。少年は恨んだ。こんな運命しか与えない神を…
その日ある国が何かに食べられたようになくなり、この出来事は後世まで知られることなった。
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『れい様!れい様!起きて下さい!』
春風が吹きを気持ちよく感じている立見零を小さい体で必死に主人を起こそうと頑張るメイドの姿がそこにはあった。
「ふはぁ〜、リンおはよう。どしたのそんなに焦って。」
あくびをしながら、焦ったをリンを見て零は尋ねた。
『あ、おはようございます。ってそんなにゆっくりしてる場合ですか!?今日は学校の入学式ではないんですか?』
零は状況整理の為に時計を見るとすでに入学式が始まる10分前だった。直ぐにベットから起きると、クローゼットの中にある新品の軍服の様な制服に着替え、リンが作ってくれた朝食を素早く口の中に放り込んだ。
「行ってきます!」
零はメイドに見送られながら急いで学校へ向かった。
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この零が通う国立秀蘭高校はタレントを持つ子供達を集めて、育成しようとする学校である。そしてタレントを持つ子供は右手の甲に数字が刻まれており、神が決めた順位の様なものだ。この学校ではこの【ナンバー】で上下関係が決まり、大会などで優秀な成績を上げたりすると数字が上がっていき、数が10位内にもなると国レベルの待遇になる。