憤っても罪を犯してはなりません
結末はまだ本編では先なのですが、物語の流れを示唆するようなネタバレに際どい発言が多いです。そして、推測をかき乱すような発言も多し 笑
読む方はご注意ください。
エフェソス4章26節
憤っても,罪を犯してはなりません。あなた方が怒り立ったまま日が沈むことのないようにしなさい
☆☆
どんな理由があろうとも、罪を犯してはいけません。そして、感情的に高ぶっている時は、冷静になった後で後悔することをしてしまいやすいのです。
今の閉じ姫を書き直す時に、悩んだきっかけのような聖句です。数年前のプロタイプぽい話では、旦那様の目を盗んで、2人で逃げたんですが。よく良く考えたら、主人公は旦那様の私物を盗んで行ったことになるのだから、つまり罪を犯してるんじゃないかと。
許可なく攫うならいつだってできるけど(追われて、逃げきれずに捕まる可能性もある)
主人公とヒロインには、罪を問われない正当なやり方で打破できないかと悩んで悩んで……。
おかげで、フロンはなかなか腰の重い子になってしまった。
聖句を持ち出して偉そうこと言ってるけど、「そもそもどうして早く、フロンはライアを連れ出さないの?」という疑問に対して、あれこれ理由を付けてみただけだったりします。笑
☆☆
コリント第一10章13節
人に共通でない誘惑があなた方に臨んだことはありません。しかし,神は忠実であられ,あなた方が耐えられる以上に誘惑されるままにはせず,むしろ,あなた方がそれを忍耐できるよう,誘惑に伴って逃れ道を設けてくださるのです。
コリント第二 4章8節
わたしたちは,あらゆる面で圧迫されながらも,動きが取れないほど締めつけられているわけではなく,困惑させられながらも,逃れ道が全くないわけではなく,
9 迫害されながらも,見捨てられているわけではなく,倒されながらも,滅ぼされているわけではありません。
☆☆
この押し込められた状況は、いつまで続くのか。終わりはあるのか。不当なことをしても、逃げ出すべきじゃないのか。
できれば正当なやり方で、解放させて欲しい。
手を汚さず、ひたすら信じて待っていれば、助けて下さるでしょうか?
そんな祈りと願いのようなものを作中に込め(る予定にし)ています。
今の時代は奇跡は起こらないので、紅海が二つに避けることもありませんが 笑
それでも思ってもみない方法で、スムーズに事を運んで貰えたことはあります。
とは言っても、リアルでも祈ればなんでもかんでも叶えてくださるかと言えば、そうでもなく、願う内容とか、その人が怠惰だったり虫が良すぎる、叶えるにはまだ時ではない、など聞き遂げられるかは、絶対ではないです。(小説の技術が向上しますように、といったら私欲な祈りは聞き遂げられません(><)
第一、私は神ではないので小説内と言えど、神の真似事は恐れ多くてできないっ。
このエッセイの1話に出てきたヨセフのように、主人の妻に虚偽の訴えをかけられ(私と寝てちょうだいって誘ったのにヨセフに断られた払いの背に)、投獄させられた中でも神を信じていた。その結果、事態が動きエジプトで第二の地位に着くことができた。
そんな記述からも、苦しくても罪を犯していい理由にはならない。自分には非がない立場で居続けるなら、神に報いてもらえるって思ってます。
主人公とヒロインが、もたもたしてる感じなのはこんな理由が書き手の根っこにあるのかもしれません。旦那様の私物だし、もし逃げ出したら孤児院が責任を負わなければならないのを知ってるから、2人は動けない。正直、2人は諦めかけているかもしれませんね。
もし、旦那様に買われることに同意した責任を負わなければならないとライアに言ったなら、ライアは此処に快く居続ける。当初から、そのために屋敷に来たのだから。
☆☆
ハバクク3章17節
いちじくの木が花をつけず,ぶどうの木に実がならなくても,オリーブの木が不作に終わり,段丘が全く食物を産み出さなくても,羊の群れが全くおりから絶え,囲いの中に牛の群れがいなくなっても,
18それでもわたしは,ただエホバにあって歓喜し,わたしの救いの神にあって喜びにあふれます。
19 主権者なる主,エホバはわたしの活力です。わたしの足を雌鹿の足のようにしてくださり,わたしの高い所を踏み進ませてくださるのです。
☆☆
多くのものを失い、傷つけられ、望みが見えなくなったとしても、いずれなんらかの形で報いて下さることを知っているので、この最悪な状況の中でも神の希望によって喜びを抱いていられるのです。
ーーというわけで、何が言いたいのか分からないエッセイになってしまった!!
閉じ姫の結末は言えないので、フロンとライアはどうなるのかお楽しみに!w私自身、ギリギリまでどうさせるか悩みながら書こうかなって思います。
とりあえず、主人公とヒロインには「罪を犯させない」って話でした!