1、貞潔さ
更新は不定期。気ままです〜
主人公フロンの堅実さ。
創世記39章7節~
7 さて,こうした事の後,主人の妻はヨセフに目をつけ,「わたしと寝なさい」と言うようになった。
8しかし彼はそれを拒んでは,主人の妻にこう言うのであった。「ご覧ください,ご主人様は,この家の中で私のもとに何があるかもご存じでありません。その持たれるすべてのものを私の手にゆだねておられるのです。
9この家に私より大いなる者はおりません。私に対しどんなものも差し控えてはおられません。ただしあなただけは別です。あなたは奥様だからです。ですから,どうしてわたしはこの大きな悪行を犯して,まさに神に対して罪をおかすことなどできるでしょうか」
10こうして,彼女が日ごとに言い寄っても,ヨセフは決してそれを聴き入れてかたわらに横になったりそのもとにとどまったりはしないのであった。
☆☆
アダムとエバを造った神は一夫一妻を良しとしています。そのため、夫婦以外の性関係は姦淫とみなしています。その事をよく知っているヨセフは、当時、まだ明確には律法で言われてない時に、神の考えを黙想して、主人の妻にきっぱりと断っているのは、とても素敵な模範です。
小説では「主人公は結末までヒロインに手を出さない! もし出すとしたら夫婦になってから」って縛りを主人公に課しましたw
さて、キスは手を出したことになるのか、両想いならセーフにするか悩みました。実際のクリスチャンはどうなるのか、敢えて訊かないので分からないです。各人の良心次第かな?
書く上でフィクションとは言え、私の良心も関わるので、ここは無難に行こうということで、キスもアウトにしときました。きびしーいw
仕方ないの。2011年の時に閉じ姫の元になったプロトタイプが、旦那様に隠れて主人公がヒロインにキスを迫ってる場面を書いて、抵抗あったので、今回書き直したのが発端なので。だって、旦那様の私物に手を出すのはさすがに、良くない!主人公、考えなすぎ!!キスしたら、ずるずる崩れ落ちるだけだ!
と言うわけで、今回の主人公は手を出さない方向にしたわけですが、問題はその信念をどう小説に出すか。宗教を全面に出せるほど、聖書に書いてあることを説明できないし、神がこう言ってるからそれに従った行動をしたい、って気持ちを小説にするのは、至難の業な気がして…
それに、パウロも言ってたけど、「従いたい気持ちもあるのに、欲望が出てきてしまって、二つの気持ちと戦っている」とあるように、従えるときと、聖書に反した行動を取ってしまうことだってある。完璧な人間はいないし、不完全な人間が書く小説は、キャラクターだって、完璧じゃない。聖書を押し出すと、まだまだ学びたて拙い私の考えが、間違って伝わってしまっても嫌だし、矛盾もでてきてしまうかもしれない…。
と言うわけで、表上は聖書を出さないスタンスで行くことにしました。
だとすると、フロンはなぜそんな信念を持つようになったのか裏付けないといけないのですが…
そこで両親には、手を出してしまった反面教師になってもらいました。書きながら、一歩間違えるとフロンも両親と同じ道を歩んでしまう可能性があるんだなって思います。
☆☆
エレミヤ書17章
9心はほかの何物にも勝って不実であり,必死になる。だれがこれを知りえようか
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気をつけていても、心は弱いので正しいことをしないことばかり。そして自分の欲望を叶えるために、何かを犠牲にして必死になる。正当化する。
……と言うわけで、堅実さがうりの主人公ですが、最後までそうかは分からないです(*´∀`*)