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黎明の魔導姫  作者:
冒険の始まり
9/9

8、慈愛の祈り

 旅を続ける三人――エリシア、カイル、セラ。

 春の香りが混じる草原を歩いていたが、遠くの村から悲鳴が響いた。


 「助けを……!」

 声の方向に走ると、村は魔獣に襲われ、家々が炎に包まれていた。

 子どもや老人が逃げ惑う。カイルは剣を抜き、エリシアも右手の紋章を光らせる。

 セラは魔導書を広げ、詠唱の準備をした。


 その時、光の渦が村の中央に現れた。

 白いローブに金の装飾、手には杖。

 柔らかくも力強い声が響く。


 「皆、落ち着いて。傷ついた者は私に任せなさい。」


 現れたのは僧侶――リアン・セラフィムだった。

 祈りの言葉が空気に溶け、魔力の光が傷ついた村人を包む。

 魔獣の攻撃も、光の壁に阻まれて止まった。


 カイルは目を丸くする。

 「おお……マジで救世主ってこういうことか!」

 エリシアもじっと見つめた。

 胸の奥に、温かさと安心感が広がる。

 これが――守られるという感覚なのか。


 リアンは静かにエリシアに目を向けた。

 「あなた……その紋章、特別な力を持っているわね。

 旅の仲間として、私も同行させてもらおう。」

 エリシアは小さく頷く。

 “人を信じて共に歩む”初めての決意だった。


 こうして、四人の冒険者がそろった。

 凍てついた心に光を差し込む少女エリシア

 陽気で勇敢な剣士カイル

 知識と理性の魔導学者セラ

 慈愛と癒しの僧侶リアン


 その日から、旅はさらに色を増して進んでいく――。

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