第五十六話 デビュー戦
早朝である。
再挑戦である。
昨日の二の舞は避けたい、ヒヨッコ六人衆である。
「……と言うわけで、今日は村の人に案内を頼むことにした」
すっかりリーダーが板についた(方向音痴だけど)シエルが、整列する五人+マグノリアに、案内役の村人を紹介した。
「彼、カミロさんは猟師で、この森には詳しい。だけど魔獣相手に戦うことは出来ないから、討伐の際には彼の身を守らなければならない。その役割は、ハルトとラドクリフに任せたいけど、いいかな?」
「え、ボク?……別に、いいけど」
「そうですね……自分もどちらかと言えば、討伐より護衛の方が、ありがたいです」
討伐より護衛の方が簡単だと思っているラドクリフは迂闊だが、しかし性格的にその方が適任だろう。攻めるだけなら単細胞でも何とかなるが、守るとなると冷静な判断が不可欠になってくる。
さらに、ハルトを付ければ万が一の際にはマグノリアも動くことになるだろうと、シエルはそこまで計算に入れているようだ。
なるほどマグノリアが自発的に彼らに手を貸すことはなくても、ハルトを介して動かしてしまおう、というわけか。
マグノリアも自分をアテにするなと言いはしたが、使えるものは何でも利用する姿勢のシエルに悪い気はしない。彼は、遊撃士の何たるかを知っている。
「それじゃ、出発しようか」
シエルの号令で、八名は森の中へ。
今回は村の厚意で宿泊費が浮いているので助かるが、この程度の依頼であまり時間をかけていては儲けがなくなってしまう。
なんとか、今日中に終わらせたい一行だった。
「ええ…と、ここが、ブッシュウルフの目撃が多い地点なんですけど……」
三十分後。
あっさり、目的地に到着。
「え、もう?」
「すぐ着いてもたなぁ。昨日のアレは何やったん?」
然程歩くことなく、迷うこともなく、村人カミロさんが彼らを連れて行った先に、二股になっている大きな滝が。
「あ……そっか。滝なんだから、沢沿いに上がっていけばよかったのか……!」
今さらながらその事実に気付いているシエルだが、他の面々もツッコめる資格はない。
「それじゃ、二手に分かれよう。ハルトとラドクリフは、カミロさんの傍にいて。残りの四人で、ブッシュウルフの巣を探す」
シエル、パーシヴァル、リリアナ、クラリスの四人は、注意深く辺りを捜索し始めた。日中は巣穴で眠っているとは言え、相手は犬科魔獣。匂いや音で勘づかれて逃げ出されたり、背後から急襲されたりするのは困る。
「……なぁ、あそこの倒木んところ、なんか怪しゅうない?」
流石はエルフ、森の中でのクラリスの視界は広い。彼女が指す先に巨大な倒木があり、朽ちたその根元から地面にかけて狭い穴が開いている。
全体的に下草の多い森の中で、その周囲だけは土が露出していた。頻繁に踏み固められている証拠である。
「うん、確かにあれは怪しいな」
「どうする、シエル?」
「あれじゃ、私たち入れないわよ?」
声を潜めて遠巻きにその穴を見ながら、四人は簡易作戦会議。
さらに離れたところでそれを見守りながら、今さら作戦会議かよ…と呆れるマグノリアだったが、やっぱり口は出さない。
「…よし、燻し出そう」
シエルはほとんど即決だった。家族総出とやらの魔獣討伐で、似たようなパターンがあったのか。
「中にブッシュウルフがいれば、慌てて飛び出してくるはずだ。出口で待ち構えて、一匹ずつ確実に仕留めていく。……いいな?」
パーシヴァル、リリアナ、クラリスは無言で頷いた。初々しくも勇ましい、幼いながらも戦士の顔つきである。
リリアナは短槍を構え、パーシヴァルは弓を引き絞り、クラリスは詠唱を開始した。それを確認したシエルは、煙玉を取り出して火を付け、穴の中に放り込む。
「…おい、お前らは見てるだけでいいのか?」
マグノリアに指摘されて、ワタワタとラドクリフも詠唱を始め、ハルトもようやく剣を抜く。なんとも心許ない護衛二人が不安なのか、カミロさんは思わずマグノリアの陰に隠れてしまった。
穴の中から、何やらくぐもった唸り声が聞こえ始めた。一匹や二匹ではない。
「やっぱり、ここだったか………来るぞ!」
シエルが鋭く叫んだ瞬間、一匹が穴から飛び出してきた。安眠を妨害された怒りと警戒とで、目の前の侵入者に迷わず躍りかかる。
だが、その相手こそシエルだったので、一撃であえなく絶命した。
次々と、ブッシュウルフたちが姿を現す。
二匹目はリリアナが動きを止め、パーシヴァルの矢に眉間を撃ち抜かれて動かなくなった。三匹目、四匹目はこれまたあっさりとシエルが仕留める。
「……ボクたち、やることあるのかな?」
「なければないで、その方がいいでしょう」
一応はカミロさんの護衛として身構えているハルトとラドクリフだが、彼らのところまでブッシュウルフが到達する様子はない。
何しろ、穴の出入り口が小さくて一度に出てくる数が一、二匹な上に、それほど強力な魔獣ではないので、シエルたち四人で充分対応出来てしまっているのだ。まるでモグラたたきである。
しばらくして、穴からブッシュウルフが出てこなくなった。
「……これでもう終わり、かな?」
そう言いつつ用心深く構えを解かないシエルだが、なおも穴から煙がモクモクと立ち昇っているので、それに耐えて穴に籠っている個体があるとは思えない。
「そう、みたいね」
「あー、終わったーー!なーんだ、大したことなかったじゃねーか」
「初仕事やから、変に力んでしもうたわ」
討伐班の面々は緊張を解いた。戦力的にはとても余裕だったが、それでも初の実戦はひどく彼らを消耗させている。平気な顔をしているのはシエルくらいなものだ。
「……結局、ボクたちやることなかったね」
「まぁ、それはそれで……良かったのでは?」
活躍の場がなくてちょっと不満げなハルトと安堵した様子のラドクリフ。
「さ、魔晶石を回収して、戻ろうか」
シエルの呼びかけで、魔獣の死骸に向かうヒヨコたち。ハルトとラドクリフも、もう護衛の必要はないのでそれに加わる。
ブッシュウルフの死骸は、全部で十一体あった。事前情報の倍である。
「これさ、こいつらが穴で寝てたから良かったけど、そうじゃなかったら結構ヤバくなかった?」
リリアナが、安堵半分冷や汗半分で言った。
群れをつくる魔獣の場合、恐ろしいのは単体での攻撃力よりも寧ろチームワークである。そしてその恐ろしさは、数が増えるほどに飛躍的に上がっていく。
今回は、敵の寝込みを襲いしかも一匹ずつ対応出来た幸運があったが、仮にそうでなかったとしたら彼らだけでは対処出来なかっただろう。
魔晶石の回収は…すなわち魔獣の死骸の解体なので、これがまたなかなか大変なことである。
手慣れている遊撃士ならばいざ知らず、彼らはピヨピヨひよっこ。魔獣を殺すのも初めてなら、その解体も初めてというわけで。
討伐そのものは戦闘の興奮状態にあったのが、一度冷静になってしまうと自分たちがこれからやろうとしていること…魔獣の死体を切り裂いて中から石を取り出すというグロテスクかつスプラッタな行為…に尻込みしてしまうのも無理はない。
そんなわけで若干顔を背けつつ恐る恐る作業を続ける彼らだったが、この程度で音を上げていては遊撃士として話にならない。
だからマグノリアはただ見ているだけだったし、シエルも敢えて他の面々にほとんどを任せていた。
「うえーーー、ようやっと取れたわぁ。……これが魔晶石?初めて見たわ。まぁ、けっこう綺麗なもんやね」
クラリスが、死体の中に手を突っ込む感触に顔を顰めながら、石を取り出した。
黄味寄りの淡い朱の結晶が、彼女の手の中にある。色が薄いのは、低位魔獣だからか。
しかし手早く倒すことが出来たので、不純物や濁りが少なく良い状態だ。
…状態が良いのは、いいとして。
「………ん?」
「どうしたんですか、師匠?」
マグノリアが怪訝な声を漏らして、それを聞き止めたハルトが彼女を見上げた。ハルトの手にも、たった今取り出した朱色の魔晶石。
マグノリアは、他の面々にも視線を走らせた。
正しくは、彼らが握り締めるブッシュウルフの魔晶石に。
「……ブッシュウルフの魔晶石って、そんな色だったっけか?」
マグノリアは、自分の記憶を手繰る。彼女がブッシュウルフを狩っていたのなんてそれこそ十年くらい前の話で、正直よく覚えていない。
が、幼心に、森の中に住んでるから魔晶石もこんな色になるのかなー…なんて他愛もないことを考えたような記憶があるようなないような……。
なお、生息地域と魔晶石には関連性はない(属性との関連性はあるが)。なので幼いマグノリアの考えは子供らしい短絡的な結び付けでしかなかったのだが、しかしそう思ったことは確か。
そして、朱という色彩は、森から連想されるものではない…はずだ。
――――いや、よく考えろ。確か、赤系の魔晶石を持つ犬型魔獣が他にいたような……ああ、そうだ、確か何年か前にやりあったことがある。……けど、アレはもっとデカいヤツじゃなかったっけ……
そこまで考えて、マグノリアは再び視線を巡らせる。今度は、転がっている計十一体の魔獣の死骸。
大きさは、大きめの中型犬もしくは小柄な大型犬…程度。ブッシュウルフの平均的なサイズである。
が、全体的なフォルムが……
ブッシュウルフの口吻は、もっとシュッとしてなかったっけ。
体毛も、尾も、なんだか短いような気がする。
それに、全身のサイズの割には、やけに脚が太くないか?
……………………。
しばらく考えて。
「これ……違うかも」
マグノリアは、別の魔獣に思い当たった。
「シエル、一旦森を出るぞ!」
「え?急にどうしたんですかフォールズさん?」
まだ魔晶石の回収は半分くらいしか終わっていない。依頼は達成したのだしせっかくの小遣い稼ぎにもなるのだし、このまま放置はいくらなんでも勿体ないではないか。
「いや…多分だけど、これブッシュウルフじゃない」
「………へ?」
「こいつは、多分…………………あ」
「あ?」
言葉の途中で動きを止めたマグノリアの、後方へ固定された視線を追うシエル。
「…………あ」
そしてそれを見て、同じように呆けた声を上げた。
「シーやん?フォールズさん?どないしたんそないに固まって………ってえぇええ何やあれぇ!?」
二人の様子に気付いたクラリスも、それを見て素っ頓狂な叫び声を上げた。
「おい、どうし………え…?」
「え、ちょっと、何よあれ!」
「ひぃっ……ば、化け物!!」
魔晶石の回収に夢中になっていた面々も、流石に異変に気付いた。気付かない方がおかしい。
彼らの目の前に、怒り狂った巨大な狼が、唸り声をあげていたのだから。
それは、ブッシュウルフなんて仔犬にしか見えないくらいの、体高だけで三メートルは超えそうな巨大な獣。
同じ犬型魔獣ではあるが、迫力から何から何まで、違いすぎる。
「…ちっ、そういうことかよ……シエル、そいつらを下がらせろ!」
マグノリアはすかさず前に出ると、その巨大狼に斬りかかった。狼は彼女の攻撃を躱すと、後ろへ大きく飛び退る。
「フォールズさん、あれは?」
「ブッシュウルフじゃない。あれは、黒魔犬だ。お前らが狩ったのは、黒魔犬の幼体だったってわけだ」
黒魔犬。
脅威度6の魔獣である。それなりの高位であり、通常は第四から第五等級遊撃士が六、七名でパーティーを組んで討伐する相手だ。
当然、第九等級のピヨピヨひよっこたちでは到底勝ち目のない敵ではあるのだが、第二等級であるマグノリアと第五等級ではあるがおそらくそれ以上の実力の持ち主であるシエルならば、充分に対処出来る。
ただし、足手まといがいないことが、前提である。
パーシヴァルたちは初めて見た大型魔獣に完全に気圧されていて、戦うなんてどころではない。
が、下手に戦闘に参加されて余計なことをされるよりは大人しくしていてもらったほうがずっとマシなので、とにかく安全な距離まで後退させる。
「フォールズさん、何なんですかあの化け物は?勝てるんですか?あんな化け物相手に、どうすればいいんですか?」
「だから、黒魔犬だっつったろ。心配しなくても、お前らが余計な真似をしなけりゃアタシとシエルで大丈夫だよ」
特に震え上がっている真面目メガネを落ち着かせると、マグノリアはハルトに指示を出す。
「ハルト、こいつらを見てろ。で、お前も変に動くなよ!絶対に絶対に勝手に動くなよ!!」
一番心配な弟子に強調し、パーシヴァルたちと村人カミロさんが安全な岩陰に身を隠したのを確認してマグノリアは再び黒魔犬のところへ。
と言っても、ほとんどシエルだけで問題なさそうだった。
改めて見ると、彼の動きには目を見張るものがある。
剣筋も、足さばきも、フェイントも、見切りも、かなり熟達したものだ。これが彼の言う「家族総出の魔獣討伐」で培われたものだとすれば、一体どれだけ幼い頃からそんなことをし続けてきたのか。
……否、そうではないだろう。
彼の動きは、家族の手伝いなどという範疇を遥かに超えている。明らかに、戦いを生業としそれだけを積み重ねてきた戦士の動きだ。
さて、自分とこいつと、どちらが強いのだろうか。
攻撃に加わりながら、マグノリアは考える。
今のシエルならば、上位遊撃士と言っても全く不自然はない。まともに戦って負ける気はしないが、しかし未だに力を隠しているような風にも見える。
そんな余所事を考えながらでも、マグノリアとシエルは然程苦戦することはなかった。黒魔犬は非常に敏捷で物理攻撃力も高いが、特殊攻撃をしてくるタイプの魔獣ではない。剣士には相性のいい相手なのだ。
ヒヨッコたちがブッシュウルフ…と思い込んでいた黒魔犬の幼体を倒し終えるよりも短い時間で、二人は黒魔犬にとどめを刺した。
「……ふぅ、驚かせやがって」
「まさか、黒魔犬だったとは思いませんでした…油断は禁物ですね」
倒れた黒魔犬の死骸…ほとんど小さな山である…を前に、二人は安堵の息をつく。突然のアクシデントだったが、ヒヨッコたちに被害が出なかったのは何よりだ。
「それじゃ、ついでだからこいつの魔晶石も貰っときましょうか」
当然のことだが、親個体の魔晶石も回収である。幼体のものとは違い、それなりの値が付くことだろう。最早、小遣い稼ぎとは言えないレベルだ。
だがそのとき、作業を続けるシエルとマグノリアの意識の隙間をつくように、忍び寄る影があった。
それは、強敵である二人ではなく、ひ弱そうな五人のヒヨッコたちに狙いを定める。
そう、黒魔犬の成体は、もう一頭いたのだ。
マグノリアとシエルがほぼ同時にそれの存在に気付いたときには既に、ヒヨッコたちはそれの射程圏内に捉えられていた。
突如背後に現れたもう一頭の黒魔犬の牙が襲い来るのに、ヒヨッコたちはただ硬直して立ち竦むほかない。
――――まずい、ここからじゃ間に合わない…!
少なくとも、誰か一人は犠牲になる。それを覚悟し、手前勝手とは思うがそれがハルトではないことを心の奥で願うマグノリアは、その直後目を見張った。
彼女と同じように、シエルもまたその場所からはハルトたちのところへ救援に向かうのは間に合わないと思ったのだろう。
しかし、彼にはまだ、手立てがあった。
「…風精!」
シエルの呼びかけに応え、虚空から現れたのは一頭の獣。獅子にも似たそれはしかし、実体を持たずその姿は背後の風景が透けて見えるほどに淡く揺らめいている。
唖然とするマグノリアの脇をすり抜けて、風の獣は黒魔犬へ躍りかかった。
そのとき丁度パーシヴァルの頭に食らいつこうとしていた黒魔犬だったが、まさしく突風と化した風精は、その頭を切り飛ばした。
血しぶきを飛び散らかしながら、放物線を描いて地面へボトリ、と落ちる魔獣の首。首を失った体は、重い地響きを立てて崩れ落ちた。あわや押しつぶされそうになって、クラリスが這う這うの体で逃げ出した。
「…………今の、精霊……か?」
マグノリアは、ちょっとばかり自分の目が信じられなかった。
それほど、シエルのしでかしたことが、現実離れしていたからだ。
精霊。
それは、自然現象が精神生命体へと昇華した存在である。
性質として、意思は持つが感情を持たず、自我が希薄。
魔導は術式によって理に働きかけ任意の現象を引き起こすものだが、現象そのものである精霊にはその必要がない。上位精霊であれば、それだけで下手な魔導よりも遥かに大きな力を持つ。
しかし自我を持たないという性質のため、それを任意に扱うことは出来ない…本来ならば。
その点を解決するのが、精霊召喚である。
召喚陣を用いて精霊を呼び出し、式によって指向性を与えることにより、完全とは言わないまでも術者の意に沿うようにそれを操る。
魔導よりも技術・時間そして手間が多大にかかるのが欠点で、大規模な戦くらいでしか効果的な使い道がない。
要するに、とにかく強力だが使い勝手が悪い。それが、精霊召喚である。
しかし、今のシエルが使ったのは、どう考えても精霊召喚ではない。召喚陣もなければ、儀式も詠唱もなく、しかも術士一人でなしうる召喚だなんてあるはずがない。
「おい、シエル……お前、今何をした?」
マグノリアの問いに、シエルは気まずそうな顔をした。どうやら、あまり吹聴したことではないらしい。
「ああ…えっと、まぁその……シルフィは、オレの…………友達?」
いやいや無理があるから。自分で言ってて最後疑問形になってるから。
精霊と友達とかありえない。だって精霊ってのは自我を持ってなくて……
……友達、と言われた風獅子が、心なしか嬉しそうな顔をした……ような気がした。
「いや、お前、精霊は動物じゃないんだから、友達ってんな馬鹿な」
「あはははは、そうですよね。まぁ、友達っていうのは言葉のあやみたいなもので…」
シエルはそう言って笑うが、風獅子はまるでペットのようにシエルのもとへ来ると親し気に身を沿わせた。
マグノリアを始め、全員が茫然としていた。
マグノリアはシエルが精霊を使役した、という事実が信じられなくて。
パーシヴァルたちヒヨッコは巨大な魔獣の頭を一撃で切り飛ばした風獅子の強さを目の当たりにして。
多分、村人カミロさんは何が何だか分からない心境だろう。
そしてハルトは、初めて見た不思議な術に目と心を奪われていた。
シエルのイメージは、前世の記憶と能力で無双しちゃう転生モノの主人公、です。マグノリアは自分といい勝負かと思ってますが、実力的に第一等級以上のものを持ってます。パーシヴァルたちは冒頭部の引き立て役ですね(非道い…)。実際シエル君、前世持ちです。前作にもその名前だけチラッと出てたりしますが多分誰も気付いて…というか気にしてくれてないでしょう。




