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勇者と魔王少女たち  作者: ぴよチキ
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-3- 俺、依頼に向かいました

自分にどんなスキルがあるのか?

その事が無事に分かったナラヤが依頼に向かいます。

さてさて、上手くいくのか?

ギルドにてダンデラ北東部の探索依頼を受けた俺は目的地であるダンデラ北東に行くために軽く準備をしていた。


「すみませーん、そこと…あとはそこの薬草をください。」


「はいよ、お兄さんいい眼してんね!どっちもこの中では品質のいいやつだよ」


「え?そうなんですか?」


「またまた、誤魔化しても無駄さね」


「あはは…でも、ここの薬草はどれも質が良いものばかりなのでどれを選んでも外れはないですよ」


「お、嬉しいこと言ってくれるねぇ。コイツをサービスしといてやるよ」


そう言って、薬草屋のおばちゃんは薬草と同じように束ねられた草を一束渡してきた。


「これは?」


「コイツは魔除け草だよ。コイツは大半の魔物が嫌う匂いを放ってるから魔物が寄り付かなくなるんだよ。」


「へぇ…そんなものがあるんですね」


「とはいえ、油断はしちゃダメだよ!スライムなどの一部のモンスターには効かないんだ、何しろ鼻がないからね!」


「なるほど、確かにそうですね!とにかくありがとうございます!」


「はいよ!これからもうちの薬草屋をよろしくね!」


そう言って、俺は薬草屋を出てきた。


……選別眼ってこんな感じなのか

実のところ、俺は薬草なんて買ったことがない

だから、どの薬草が品質が高いなんて当然分からないが、

でも、あの時ズラっと並んだ薬草を見た時に一部の薬草…

今回でいえば買った薬草、が線で囲まれて見えたのだ。


つまり、これが『選別』するといった感じなのだろう

自分の意識したことに対して、良い条件のものを選ぶ……そんな感じかな?

スキルのレベルが上がればまた何か変わるだろうが、現状はそうゆうことにしておこう。


あとは武器屋と防具屋によって一番安い片手剣と盾、革鎧を購入しておいた。



〜ダンデラ北東部〜


町からでで30分ほど歩くと目的地であるダンデラ北東に着いた。

今回の依頼は探索であるが、具体的にはのどのようであるか?


それはそこに住んでいる動植物の調査である。

予め渡されている希少種や危険な種の数・場所などを記録し、それをギルドに報告することによって達成となる。


また、リストにないものは基本的に自由にしていいものとなっている。つまりはやることをやればかなり自由に動くことのできる依頼だ。


それに、あくまで調査であるので、危険な種を見つけても戦う必要性がないため、比較的安全であると言える。

なるほど、ギルドでアイラがオススメしていた訳だ。


「お、これはリストにあるシニ草だな。それで、あの木の下にあるやつはこのツクラバってやつか…」


俺がリストを見ながら辺りを見渡すと、1時間ほどでリストに乗っている草やキノコなどを数種類見つけた。

どれも希少種となっており、一応これを報告したら依頼は達成となる。


「しっかし、選別眼って便利だな…」


特に意識して使っている訳では無いが、選別眼によって目的のものがあると線が見える。


しかも、一つ分かったことがある。この選別の対象は基本的に1つであるが、【このリストに載っているもの】のように複数の載ったものを指定してみると、大分見える線自体は薄くなるが、複数を指定することが出来た。


これを使う事によって、リストにある中でも隠れていて見つけにくいものまで探すことが出来た。

農家のレベルによって習得したスキルのはずなので前々から使えたはずなのだが、意識をしないと使えなかった…といったところなのだろうか?

とにかく、依頼は達成となったから町に戻る前に少しスキルの確認もしてみようかな…?


ということで、広場のように開けた場所にきた。

選別眼は既に大体把握したので、やっぱり次は魔法だ。

まずは、順番に各属性を試してみることにした。


「身体の中で魔力を火属性に変えるイメージ……そして手を前に出して技を放つ…うお!結構難しいな…これ…」


今まで魔法を使ったことがないため身体の魔力を変換するイメージがしづらい……これは慣れていかないとな…


「手の平に火の玉をイメージして…飛ばす、いくぞ!ファイヤーボール!」


俺が技名を言ったと同時に火の玉を飛ばすイメージをした。

すると、火の玉がヒュンっと飛んでいき10メートルほど離れた岩にぶつかって、玉は弾けて消滅した。

俺は初めての魔法のに興奮しながら岩に向かった…が、急に身体から力が抜け、膝を付いた。


「魔力切れ…?マジか……一発放っただけで限界かよ…」


魔力切れとは体内の魔力が最大値のおよそ1割となった時に起こる症状である。つまりこの状況から言えることは…


「もう俺の魔力は30くらいしか残ってないということか…」


俺の魔力の最大値は350くらいだった。

そこから魔力切れを起こすなら、残りはもうそのくらいだろう…。


しかしファイヤーボールは魔法の中でも初心者用に使われるほどの魔法であり、消費魔力はおよそ20ほどと言われている…のだが、今回は一発放つのに300くらいを消費してしまったようだ。そうだとすると消費魔力は15倍ほどになっている。


原因は魔力を必要以上に変換したこと?

それとも変換したものを留める時に大半が放出されていたか?

いや、恐らくそれらの原因や他の原因が重なり合った結果か…


俺は草地に寝転がりながらそんなことを考え始めた。

ナラヤ1人だと会話より文章が多くなりますので、細かく分けてみました。

見やすさを優先しましたが、見やすくなったかは分からないという…

次回、仲間が増える…かもしれない

さあ、誰がくるのか僕にも分かりません

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