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あっとうてきてき!3

 ……崩れていく黄泉ヨミを見て、パルメザンが笑う。彼女の武器は、もう元に戻っていた。


「なるほどねえ、ああやって武器を動かせるんだ。面白いね! なあ?」



 沈黙。


 マスカルポーネの瞳に、憂いが映った。


 と、同時に。



 ――怒りともとれる鋭さが見えた。


「ねえ、パルメザン。……ここの局長にあった?」


「あ? いや、まだだね。一度も見てねーよ」



 轟


 雷のような音。その正体は、釘バットが地を殴る音。


 轟、轟、轟!


 ……持ち主が口を開く。その前にいるのは、怪訝な顔をした、少女。


「……なぁぁぁぁぁ、お前。


――オレと手を組め」


 マスカルポーネ。

 彼の美しさが、闇と、憎悪と、狂気を見せた。色素の薄い髪とは裏腹に、黒い。


 サイレンのような声が響く。



「オレはな、派遣されたんだ。いわゆる“スパイ”。カンラク局長は元はこっち側の人間だったんだよ! 


なあ、お前の強さに見込んで誘ってやる、オレと手を組めよ。それでこのクズみたいな魔法組織を、ぶっ壊す。世の中を語るのは科学! 科学でこと足りる!



――――オレは国家認定研究機関・葦原あしわら研究所の人間なんでよォ!!」



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