表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/253

きっとたぶんはじめてのともだち5

〈育児日記7〉

 今日はコトカの保育園最後のお遊戯会だった。演目は「因幡の白兎」。コトカはなんと、ウサギの役だった。主役レベルだ。もちろんとても可愛かった。

 秋のイベントが終わるとなんだか寂しくなってしまう。コトカは卒園し、来年から小学生だ。嬉しいことには変わらないのだけど、一緒にいられる時間がきっと今よりも少なくなってしまうだろう。学童にも申し込まないと。


           ・     ・     ・


 ――――……って、


「ななな、ななななんで……!」


「はいはーい、じゃあ今日は南区をロックフォールさんとスティルトンさん、北区をエメンタールさんと……チェダーさん! よろしくお願いしますね!」



 ――――よりによって局津さんと……!



 博物館ミュージアムには、五人の少女がいた。

 五味うずら、【ロックフォール】、【スティルトン】、【エメンタール】、そして【チェダー】。今日の当番のメンバーだ。  

 博物館でうずらに説明を受けた後、それぞれが担当する地域で敵の襲来のために見張りをするのだ。


「それじゃ、行きましょ?」


 二手に分かれ、彼女らは空虚と闘いに出る。



「ねえ」


「!」


 チェダー……局津つぼねづおつがエメンタールに声をかけたのだ。


 他のメンバーは先に行ってしまったため、広い博物館には、たった二人だけ。……その空間の中で、乙の声が響く。


「あのさ……、



同じクラスだよね? アンタ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ