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ハンムラビも鼻で笑うレベル7

 ――国家管理局局長室は暗い。局長が、明かりをつけることを嫌っているのだ。

 対して、多数の大きなモニターはちかちかと表示しながらあたりを照らしている。

 

 ふかふかとした座り心地の良い大きな回転椅子には、女が座っている。その後ろには、一人の少女。


「カンラク局長、ギアーズオリエンテーションは無事終わりました。これは期待大! です」


「……そう」


「私、頑張りますね」


「そうね……。


――ところで、どうしてあなたは招待状なんて手紙を作ったの? 電子メールでもよかったのに。その方が楽よ」


「……手紙は良いです。文字だけじゃなくて、自分の気持ちも一緒に届けることができます。ねえ局長、昔の人に『紙の本と手紙、どちらが最初に完全電子化すると思いますか?』なんてアンケートとったら、どうなると思いますか? ――まさか前者とは思わないだろうなあ」


「……そうね。…………『伝統』が『束縛』になってはダメなのよ」


「それって、雪平コトカが関係してますか? 確かに、『魔力指数の高い人間がギアーズになる』なんて縛り、ちょっとつまんないですもんねぇ」


「そうね……。



彼女のこと、お願いね。――イツミ」



「……もちろんです!」



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