彼の名はヒゲー
好きな展開だけどツッコミたいそんな事です。
作品によって違いはありますが、冒険者ギルドに登場するお約束キャラ第一位と言えば
主人公に絡んで、こてんぱんに打ちのめされる雑魚キャラです。
私が彼らに対するイメージとしては
1 ひげ面
2 冒険者ランクD~B
3 巨大な斧を愛用している
4 昼間から酒を飲んで管をまいている
5 極まれに新人冒険者が死なないように指導する教官役
6 ギルドの受付嬢からは嫌われている
このような感じでしょうか?
5以外の理由で登場する彼らの特徴を一言で言えば上には弱く下には強いまぁどこにでもいるチンピラですね。
まさにテンプレ
王道と言える存在です。
当然疑問があります。5のような存在ならわかります。
自主的に活動しており、ギルド側、又は彼によって育ててもらった若手冒険者から感謝される存在。
又はギルドの依頼により5のような活動している存在
それなら納得もできます。
ただ、5以外のテンプレの場合はどうでしょうか?
冒険者ギルドとは多くの新人を発掘し、優秀な冒険者を育て
依頼者からの得た金銭を中抜きし、残りを冒険者に与えるピンハネ業者です
当然 依頼者と冒険者両者にとって信頼される存在でなくてはなりません。
では話に戻りましょう。
もし彼らテンプレさん達が依頼者に絡んだとしたら?
面倒なのでこれからは彼らテンプレさんを ここではヒゲーと呼称します。
例えば依頼者が羽振りの良い商人や貴族(の家臣)だった場合は絡むような事はないかとは思います。
いかに彼らが低脳であったとしても強い存在に絡むほど愚かではありません。
がしかし、もし依頼者が遠方の村長(又はその依頼を受けた村民)だった場合はどうでしょうか?
もし依頼者が行商人であった場合どうでしょうか?
ヒゲー達が絡まないといえるでしょうか?
何より決まって、冒険者ギルドの受付嬢達は冒険者同士のいざこざにノータッチが基本です。
ヒゲー達は酒により思考停止の状態で絡んでくることが殆ど、そんな中
村長や行商人が絡まれたとしたら
どうでしょうか?
受付嬢以外に彼らを止めるような存在はいないことが殆どです。
間違いなく有無を言わさずにコテンパンされギルドの信用は地に落ちます。
村長や行商人は当然このことを冒険者ギルドに対し苦情を言うでしょうし、当然この問題は国中に広まるでしょう
殆どの場合受付嬢が無力または無能である事が多いです(規則?)
この事が一番の問題だと私は考えます。受付嬢にある程度の裁量が無い事、なにより暴力で他者を貶めようとする存在に対する対抗手段が無い事
何よりおかしいのは依頼者(お客さん)と冒険者(派遣従業員)両者の受付が一緒であることです。
決まって受付嬢はこういいますよね
「新規登録でしょうか? 依頼でしょうか? 」
とまぁ百歩譲って新規冒険者とヒゲーとのいざこざならわかりますが
ヒゲーさん、彼らの殆どは中堅です。そんな問題児を依頼者が来るであろう所で酒盛りさせる事じたい
納得ができません。
ええ折角のお客様を台無しにするような事を許せるでしょうか? いえ台無し所かギルドの信用すら失墜する問題です
依頼者が来るであろう場所で酒盛りをさせる冒険者ギルド
依頼者が来るであろう場所で武器を振り回すような輩を放置する冒険者ギルド
なぜ潰れないのでしょうか? なぜ信頼されているのでしょうか?
不思議でなりません。
なにより冒険者ギルドに護衛依頼なんて頼む商人がいること自体不思議でなりません。
護衛ギルドなどと言うものが存在してもいいような気がします
しかもcランク(護衛の依頼はcランクからが多い)の冒険者を雇う。王都で羽振りの良い商人とか自殺願望があるのではとすら思えます。
羽振りの良い商人であれば専属の護衛または人柄と実力ともに兼ね揃えたお気に入りの冒険者くらいはいるかと思うのですが?
もしかしたら物語の裏側で商人を排除しようとする第三者の存在があるのかもしれません。
最後に色々かきましたが
このような点に注意して書くとヒゲーの魅力が半減します。
ヒゲーの魅力がなくなるような小説は
決して書かないでください
お願いします。